第23回東京フィルメックス  ラインナップが発表されました

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第23回東京フィルメックス / TOKYO FILMeX 2022
会期:2022年10月29日(土)~11月5日(日) (全8日間)*10月4日現在予定
会場:有楽町朝日ホール(10/29-11/5)
公式サイト:https://filmex.jp/2022/

神谷直希プログラム・ディレクター2年目となる第23回東京フィルメックスの上映作品が発表されました。

上映スケジュール&チケット販売方法 ★10月12日発表されました
*チケット販売は10月16日(日)10am開始

◆東京フィルメックス・コンペティション
アジアの新進作家が2021年から2022年にかけて製作した作品の中から、9作品を上映。
3名の国際審査員が、最優秀作品賞と審査員特別賞を選び、11/5(土)に行われる授賞式で発表します。

【国際審査員】
審査委員長:リティ・パン(Rithy PANH)フランス・カンボジア / 映画監督
キキ・ファン(Kiki FUNG)香港 / 映画プログラマー
キム・ヒジョン(KIM Hee-Jung)韓国 / 映画監督

(日本語タイトル横の★=長編監督デビュー作)

『地中海熱』 Mediterranean Fever
パレスチナ、ドイツ、フランス、キプロス、カタール / 2022 / 108分 /
監督:マハ・ハジ( Maha HAJ )
占領下に置かれたパレスチナ人のアイデンティティの問題を背景に、二人の中年男の思いがけない友情の帰結を皮肉たっぷりに描く、マハ・ハジの長編第2作。
カンヌ映画祭「ある視点」部門でプレミア上映。最優秀脚本賞受賞。

『ダム』★ The Dam
フランス、スーダン、レバノン、ドイツ、セルビア、カタール / 2022 / 80分 /
監督:アリ・チェリ( Ali CHERRI )
ナイル川の大規模ダムのほとりの村で、川で生まれた泥と水でレンガを作る職人の男。やがて彼が作り続ける不思議な泥の建造物が独自の生命を獲得していく。レバノン出身のビジュアル・アーティスト、アリ・チェリの長編デビュー作は魅惑的な寓話である。

『ソウルに帰る』Return to Soul
ドイツ、フランス、ベルギー、カタール / 2022 / 116分 /
監督:ダヴィ・シュー ( Davy CHOU )
韓国で生まれ、フランスで養父母に育てられた25歳のフレディが初めて韓国に降り立ち、実の両親を探し始める。エレガントな撮影と編集で、瞬間を生きるフレディの存在そのものが力強く迫りくる作品。カンヌ映画祭「ある視点」部門で上映。

『自叙伝』★ Autobiography
インドネシア、フランス、シンガポール、ポーランド、フィリピン、ドイツ、カタール / 2022 / 116分
監督:マクバル・ムバラク ( Makbul MUBARAK )
青年Rakibは地元の首長選挙に立候補を表明した家主の選挙キャンペーンを手伝うことになるが…。父親的存在からの承認を求める一人の青年を通じ、暴力と欺瞞に満ちたインドネシアの近過去を寓話的に描く。
ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。国際映画批評家連盟賞受賞。

『アーノルドは模範生』★ Arnold is a Model Student
タイ、シンガポール、フランス、オランダ、フィリピン / 2022 /
監督:ソラヨス・プラパパン ( Sorayos PRAPAPAN )
数学オリンピックでメダルを獲得したアーノルド。だがある日、彼は大学入試で学生のカンニングを助ける地下ビジネスに加担してしまう。ソラヨス・プラパパンの長編デビュー作。
ロカルノ映画祭新進監督コンペティション部門でワールドプレミア上映。

『石門』Stonewalling
日本 / 2022 / 148分 /
監督:ホワン・ジー&大塚竜治 ( HUANG Ji & OTSUKA Ryuji )
妊娠に気づいたものの、今子供を持つことも中絶も望まなかった20歳のリンは、診療所で死産の医療訴訟に巻き込まれている両親を助けるために、自分の赤ん坊を提供しようとする。
ヴェネチア映画祭ヴェニス・デイズ部門でワールドプレミア上映。

『再生の朝に -ある裁判官の選択-』撮影監督 大塚竜治さんインタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2011/saiseinoasani/index.html


『同じ下着を着るふたりの女(原題)』★The Apartment with Two Women
韓国 / 2021 / 140分 / 配給:Foggy
監督:キム・セイン ( KIM Se-in )
中年シングルマザーの母親と20代の娘の、暴力と依存の悪循環に陥った親子関係を描く。2021年10月に初上映された釜山映画祭でニューカレンツ賞を受賞し、その後はベルリンを始めとする多くの国際映画祭で紹介されてきた新鋭キム・セインの驚くべき長編デビュー作。

『Next Sohee(英題)』Next Sohee
韓国 / 2022 / 138分 / 配給:株式会社ライツキューブ
監督:チョン・ジュリ ( JUNG July )
プロバイダーにサービスを提供するコールセンターの職に就いたソヒは、仕事に意欲的に取り組んでいたが……。韓国で実際に起きた10代の若者の自殺事件から着想を得たというチョン・ジュリ監督の待望の長編第2作。カンヌ映画祭批評家週間クロージング上映作品。

『遠いところ』A Far Shore
日本 / 2022 / 128分 / 配給:ラビットハウス
監督:工藤将亮 ( KUDO Masaaki )
沖縄の地で、貧困に晒され、暴力と隣り合わせで暮らす若い母親が、依存と自立との狭間で葛藤しながらも、自分の足で歩いていこうとする様を描く。カルロヴィヴァリ国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映された工藤将亮監督の長編第3作。


◆特別招待作品

★オープニング作品★
『ノー・ベアーズ(英題)』 No Bears
イラン / 2022 / 107分 / 配給:アンプラグド
監督:ジャファル・パナヒ ( Jafar PANAHI )
映画監督ジャファル・パナヒの目を通して並行して語られる2つの愛と抵抗の物語。ここ十数年、芸術的自由に関する自己言及的作品を作り続けてきたパナヒの最新作。パナヒがイラン当局に拘束される中、ヴェネチア映画祭でプレミア上映され、特別審査員賞を受賞した。

★クロージング作品★
『すべては大丈夫』Everything Will be OK
フランス、カンボジア / 2022 / 98分 /
監督:リティ・パン ( Rithy PANH )
カリスマ的なイノシシの将軍に率いられた動物たちが人間たちを奴隷として支配するディストピアの世界。カンボジアの大虐殺から、近年は一般的な専制政治や虐殺をテーマにしつつあるリティ・パンの最新作。ベルリン映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞。

2015年6月 『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』上映の折のリティ・パン監督トーク
http://www.cinemajournal.net/special/2015/cambodia/index.html


『ホテル』The Hotel
香港 / 2022 / 112分 /
監督:ワン・シャオシュアイ( WANG Xiaoshuai )
COVID-19の影響でチェンマイのホテルに足止めされた宿泊客たちの間に次第に巻き起こる波紋。『在りし日の歌』のワン・シャオシュアイ監督が実際に2020年の旧正月を過ごしたホテルを舞台に描く人間模様。トロント映画祭でワールドプレミア上映。

『ナナ』Before, Now & Then
インドネシア / 2022 / 103分 /
監督:カミラ・アンディニ( Kamila ANDINI )
1960年代のインドネシアで紛争に巻き込まれ、親族や家族を失ったナナが、思いがけない友情を通して自分自身を解放し、自由な人生を再び希求し始める姿を描くカミラ・アンディニの長編第4作。
ベルリン映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映。銀熊賞(最優秀助演賞)受賞。

『見えるもの、見えざるもの』が、2017年の東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞した折のカミラ・アンディニ監督のコメントと写真はこちらで!
http://www.cinemajournal.net/special/2017/filmex/index.html


■メイド・イン・ジャパン
『彼女はなぜ、猿を逃したか?』Why Did She Let the Monkeys Loose?
日本 / 2022 / 98分 /
監督:高橋泉( TAKAHASHI Izumi )
動物園の檻を壊して猿を逃がし、逮捕された女子高生・未唯の取材を始めるルポライターの優子。だが誹謗中傷に晒される未唯の中の真実を探ろうとするうち、徐々に彼女の精神の均衡は崩れていく。高橋泉と廣末哲万による映像制作ユニット「群青いろ」の最新作。

『石がある』There is a Stone
日本 / 2022 / 104分 /
監督:太田達成( OTA Tatsunari )
見知らぬ街を訪れた女性が河原で水切り遊びをしている男と出会い、他愛のない遊びの時間から、物語に静かなさざ波が引き起こされていく。ジャック・ロジエのヴァカンス映画を想起させもする、太田達成監督の『ブンデスリーガ』(16)以来となる2作目の長編。


■ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集
台北中日経済文化代表処台湾文化センター、東京国際映画祭との共催で今年監督デビュー30周年を迎えるツァイ・ミンリャン監督の作品を特集上映。

『ふたつの時、ふたりの時間』What Time is it There?
台湾、フランス / 2001 / 116分

『西瓜』The Wayward Cloud
台湾 / 2005 / 114分 /

『ヴィザージュ』Face
フランス、台湾 / 2008 / 141分 /

山形国際ドキュメンタリー映画祭2021(6) 10月7日~10月14日『丸八やたら漬 Komian』『武漢、わたしはここにいる』『理大囲城』『異国での生活から』(暁)

シネマジャーナル本誌105号に掲載した記事を元に転載します。
宮崎 暁美

2020年に始まった新型コロナウイルスの流行は2022年4月現在も続いていて、17回目の「2021山形国際ドキュメンタリー映画祭」は、史上初となるオンラインでの開催になった。この状況下、仕方ないとは思ったけど、オンラインが苦手な私は、ちゃんと観ることができるだろうかと心配だった。案の定、なかなかアクセスできず、やっと観ることができたのは最後の3日間だけ。ウインドウズ7でWiMAXーMAX使用の私は動画を観ることがなかなか難しかった(動画が止まってしまう)。3日間で10GBまでしか使えないので、結局、観ることができたのは4作品だけ。ほんとは、あと4本くらい観たかったけど、それでも初めてオンラインを使えたので満足。3日で10GBまでで観ることができるのは4作品くらいとわかったし、以後オンライン試写も使えるようになった。
もう一つ、映画祭にとって悲しい出来事が。映画祭期間中、映画関係者と映画ファンがボーダーレスに語り合える空間だった「香味庵」こと、老舗漬物店「丸八やたら漬」が新型コロナウイルスの影響で135年もの歴史に幕を閉じたこと。私は2015年から山形に通っているけど、夜遅くからの開店だったので1回も行ったことがない。毎回、次回こそと思っていたのに行けなかったので、2021年こそと思っていたら、まさかの閉店。その「丸八やたら漬」を描いたドキュメンタリー作品が上映されたのでこの作品から紹介します。

『丸八やたら漬 Komian』 やまがたと映画 日本 2021 
 監督:佐藤広一 プロデューサー:髙橋卓也 
 企画:里見優 ナレーション:田中麗奈

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2020年春、山形市の老舗漬物店「丸八やたら漬」が惜しまれつつ閉店した。山形の台所ともいわれた漬物店で地域の食文化を担い、山形国際ドキュメンタリー映画祭では自由な交流空間として映画祭を支えた。親しまれてきたこの場所はなぜ消えていかざるを得なかったのか。
地域や映画祭に関わる人たちにいかに親しまれていたかを描いたドキュメンタリー。
山形市の旅篭町に根付いた蔵文化を受け継いだ建物は大正時代に建築され、国の登録有形文化財に指定されていた。また同店の蔵座敷は映画祭期間「香味庵クラブ」になり、立場や国籍を超えた交流拠点として世界中の映画関係者が集い、夜明け近くまで映画を語り合う映画祭のシンボル的なスポットとして国内外の多くの映画人から愛されていた。「香味庵で会いましょう」が映画祭に来た人の合言葉にもなっている。
新関芳則社長、地元民、映画祭スタッフ、香味庵に通う映画監督など関係者が思いを語る。生活の変化で漬物への需要が減り、コロナ禍でさらに追い打ちがかかった。大事なものがいつの間にか無くなってしまう移りゆく時代を描き、失われる悲しみや思い出を引き出す。
 製作委員会の里見優会長は「地方の漬物店の廃業ということだけでなく、全国各地の街で起こり得る文化と歴史の消失だ。継承について考えるきっかけにしてほしい」と語る。

『武漢、わたしはここにいる』 特別招待作品
 中国 2021 監督:蘭波(ラン・ボー)

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新型コロナウイルスが世界的流行しているこの2年を象徴する作品として上映された。劇映画撮影のため武漢に入ったクルーは、突然の都市封鎖(ロックダウン)に遭遇し、目の前で起こる出来事を記録しようと、路上に出て撮影を始めた。
物資の配布に動くボランティア、検査のために行った病院の前で待たされる人たち。目まぐるしく変わる状況に翻弄される人たちが映し出される。高齢者世帯などへネットで集めた物資を無料配布するボランティアに一緒に携わり、車で街を走りながら密着取材。スマートフォンが位置情報の連絡、そして撮影と大活躍。物資の供給が足りない場合は、SNSで発信し、他の地域からの救援に結びつけた。
ロックダウンで、病院では非感染の病人が退院を余儀なくされるなか、クルーたちは何とか新しい入院先をと奔走する。彼らが一般市民と行動を共にしたのは、武漢で起きているすべてのことを撮るということだったのだが、いつのまにか市民に協力して活動を手伝っていた。
ボランティアたちの信頼を得て、クルーが撮影できない所では、誰かが撮影し、映像が記録として残った。監督が求めたのは公の映像には出てこない封鎖中の武漢の様子や、援助が必要な人にどう対処しているか、また市民ボランティアの活躍。新型コロナ発祥の地と言われている武漢での状況を伝える貴重な一本だった。

『理大囲城』 香港 2020
 インターナショナル・コンペティション 大賞!
 監督:香港ドキュメンタリー映画工作者 

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一国二制度が急速に揺らぐ香港。「犯罪容疑者を中国本土に引き渡せるようにする」という逃亡犯条例改正に反対する運動と香港当局との衝突が激化を極めた2019年11月、民主化を求めるデモ隊は重装備の警官隊よって包囲され、理工大学キャンパス内に、11日間に及ぶ籠城を余儀なくされた。それを内部から捉えた映像。
警棒でたたいたり、催涙弾や水を浴びせたり、粗暴な警官隊に力ずくでねじ伏せられる若者たちの憔悴や不安。どういう方法で突破するか、救援隊を待つのか。退路を絶たれた学生たちが日ごとに憔悴してゆく姿を克明に捉えている。
防護マスクやモザイク処理によって顔を隠された学生たちだが、不安や恐怖が伝わってくる。
監督たちも安全上身元を明かすことのできないので匿名である。身の安全を理由に監督が氏名を明かせないのは異例のこと。
 私は劉徳華(アンディ・ラウ)の紅磡(ホンハム)コロシアムでのコンサートに行ったことがあり、理工大横の歩道橋を通って行ったので、理工大を見たことがある。その大学で起こったことなので観ていてとても心が重かった。私が通っていた歩道橋が何度も映し出されたし、紅磡コロシアムも映像の中に出てきた。
2017年山形で上映された『乱世備忘 ― 僕らの雨傘運動』(陳梓桓チャン・ジーウン監督)から数年しかたっていないし、2015年製作の『十年』から10年たたずに香港の自治が踏みにじられてしまった。香港はどうなっていくのだろう。監督たちは「これからも撮影を継続し、アクションを起こし続ける」と語っている。その言葉は心強いけど、香港ではデモや、民主化を求める行動自体が制限され、その機会自体がなくなってしまうのではないかとも思う。東琢磨審査員長は「最も大事なことは、世界が彼らのことから目を離さずにいることだ」と述べている。

『異国での生活から』 アジア千波万波
台湾 2020 監督:曾文珍(ツォン・ウェンチェン)

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過酷な労働や医療保障のない状態などから、雇用先を逃亡し、不法滞在で職業を転々として生活しているベトナム人出稼ぎ労働者たち。
台湾でも『海辺の彼女たち』(藤元明緒監督)と同じような状況があると知った。外国人が働く条件は日本とどう違うのかはわからないけど、やはり台湾でも3年間は働けるけど、それ以上の契約更新はなくて自動的に帰国しなければならないようだ。子供の成長を見守れないまま10年以上台湾に滞在した女性の、帰国を決断した姿にホロリとした。帰国した彼女の姿も映される。彼女の明るい笑顔がまぶしかった。
台湾で働く外国人労働者は2019年に71万人位。そのうち5万人が逃亡労働者とのこと。

あいち国際女性映画祭2022 受賞作

9月8日(木)から9月11日(日)の4日間開催された「あいち国際女性映画祭2022」、今年で27回目でした。1回目から参加し、20回くらいは東京から通っていますが、この新型コロナ騒動のため、持病持ちの私は2020、2021、2022と、3回も名古屋に行けませんでした。来年こそ行けるといいのですが…。行くことはできませんでしたが受賞作を記しておきます(暁)。

■グランプリ

【アニメーション部門】

『MARE』(日本) 監督:石田 たまき

【実写部門】

『MY HOMETOWN』(日本) 監督:古川 葵


■観客賞

【アニメーション部門】(得票同数、2作品)

『ジョディ』(日本) 監督:袴田 くるみ

『おしらさま』(日本) 監督:嵯峨 孝子

【実写部門】

『虹色 はちみつ』(日本) 監督:梅木 佳子 

第25回SHINTOKU空想の森映画祭 Final

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9月17日~19日 16日前夜祭
とき:2022年9月17日(土)~19日(月・休)
ところ:新内ホール(新得町新内 旧新内小学校)
主催:SHINTOKU空想の森映画祭実行委員会
共催:北海道新聞帯広支社
協力:新得町、新得町教育委員会

チラシPDF
http://www.kuusounomori.com/blog/archives/2022/06/post_1608.html

【9月16日(金) 前夜祭】
18:30~ 
・オープニング上映
 「ホシッパアンナ-先祖の魂 故郷へ還る」(27分/製作著作・浦幌アイヌ協会)
・ゲスト紹介
・ミニライブ 宇井ひろし・川本真理
・オープニングパーティ

【9月17日(土) アイヌ特集】
10:00 藤野知明監督作品「八十五年ぶりの帰還 アイヌ遺骨 杵臼コタンへ」(25分)
    藤野知明監督作品「アイヌプリ埋葬 二〇一九 トエペッコタン」(64分)
    終了後、藤野監督とゲストの葛野次雄さんによるトークとQ&A

13:30 藤野知明監督作品「カムイチェップ~サケ漁と先住権~」(93分)上映
    終了後、藤野監督トークとQ&A

17:00 小川早苗さん「ピリカ・スウオプ(大切なものを入れる箱)」ファッションショー

20:00 【nin cup(ニンチュプ)】ライブ

【9月18日(日) 原一男監督特集】
10:00 『極私的エロス 恋歌1974』 (1974年/98分)
    原一男監督 Q&A (~12:15)

13:30 『ニッポン国 VS 泉南石綿村』(2017年/215分)
    原一男監督 Q&A (~18:00)

19:30 『ゆきゆきて、神軍』(1987年/122分)
    原一男監督 Q&A (~22:00)

【9月19日(月・休) 
午前:小池照男特集+午後:沖縄特集】

10:00  小池照男さん追悼上映(~12:00)

10:00~13:00 今岡良子ワークショップ
「ミルクの物性からつながるモンゴル・世界の家畜文化圏 ―あなたも家に帰ったら作る人!バター、クリームチーズ、ホエイシチュウ―」

13:00  講演「戦争と平和の最前線―宮古島からのレポート」
     お話:清水早子(ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会)

15:30  影山あさ子・藤本幸久、映像レポート「沖縄の戦後」
ゲスト:山城善勝(映画の出演者、漁師で三線の名手)
ゲストトーク「沖縄の戦後を生きて」+三線ミニライブ
       
19:00 さよならパーティー
    新得・十勝の美味しいもの、いっぱい!食べて、飲んで、歌って、踊って・・・

*******************

【料 金】1プログラム券   1500円
     1日通し券     2000円
     3日間通し券    3000円
     前夜祭      1000円(1ドリンク、軽食付)
     さよならパーティー 1000円(1ドリンク、軽食付)
高校生以下     無  料(パーティーは別料金)
【実行委員会連絡先】
〒081-0035 北海道上川郡新得町上佐幌基線84-4 藤本幸久
℡,090-8278-6839(藤本)

詳細はこちら


『シャンカラーバラナム 不滅のメロディ』★インディアンムービーウィーク2022リターンズ

『シャンカラーバラナム 不滅のメロディ』
原題:Sankarabharanam 原語題:சங்கராபரணம்
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©️Poornodaya Art Creations


監督:K・ヴィシュワナート
出演:J・V・ソーマヤージュル、マンジュ・バールガヴィ、トゥラシ・シヴァマニ
音楽:K・V・マハーデーヴァン
※2015年にデジタルリマスターされたタミル語吹替版。
1979年(2015年リマスター版)/ タミル語/136分
映倫区分:G
「IMW2022パート1」上映の人気作品。

*物語*
南インド古典声楽の巨匠シャンカラ・シャーストリと、彼を崇拝する女性トゥラシの物語。
河辺の町。トゥラシは息子を連れて、10年ぶりに船で帰郷する。河岸で、敬愛する古典音楽の声楽家シャンカラが沐浴しているのを見かけ、過去に思いを馳せる。
満席のコンサートで彼の歌う「シャンカラーバラナム」を聴いたトゥラシは、彼の歌に合わせて踊りたいと願う。ある日、河辺で娘のシャーラダに歌を教えているシャンカラを見かけ、トゥラシは思わず踊りだす。実はトゥラシは娼婦の娘。シャンカラはトゥラシの見事な踊りに、身分の違いを知りながら優しく接してくれる。
母親から地主に水揚げすることを決めたと言われ、トゥラシは家を飛び出し、汽車に乗る。そこには演奏会に行くシャンカラが乗っていた。シャンカラは周りの目も気にせず、トゥラシを旅先に連れ歩く。その噂が母の耳にも入り、トゥラシは家に連れ戻される。
シャンカラのレコードを聴きながら歌っているところに地主が現れ、トゥラシは手籠めにされる。事が終わると、地主はシャンカラの写真を蹴り、額が割れる。トゥラシはガラスの破片で地主の背中を刺す。手を血に染めたままシャンカラのもとに助けを求めていく。
シャンカラの友人の弁護士が、悪いのは母親だとトゥラシの無罪を勝ち取ってくれる。シャンカラはトゥラシを家に連れ帰るが、使用人の女性は「バラモンの伝統を守る家だから、今までいたのに」と怒って出ていく。
寺での歌の奉納の時にも、トゥラシが楽器のそばに座ると、演奏家たちは皆、席を立ってしまう。一人で歌いきるシャンカラの姿に、トゥラシは自分の存在が師のためにならないと悟って、町を去る。たどり着いた町で、妊娠していることに気づく。生まれてきた男の子に師の名前をつけるトゥラシ。
それから10年。故郷に戻ったトゥラシは、時が移ろい古典音楽も現代風にアレンジされる中、頑なに伝統を守っているシャンカラが生活にも困窮していることを知る。トゥラシは、なんとか師を手助けできればと、歌の上手な息子に「孤児だというのよ」と言い聞かせて師の家に行かせる・・・

カーストなど関係ないと、崇高なシャンカラですが、古典音楽がないがしろにされていくのと逆に、カーストの壁はなかなか崩れない様子が見てとれました。
さて、トゥラシが師と同じ名前を付けた息子は師を助けることができるのか・・・が見どころです。
下記のサイトに詳しい解説や、物語が掲載されています。 ぜひ鑑賞の手引きにご覧ください。(咲)


シャンカラーバラナム 不滅のメロディ 作品トリヴィア
https://note.com/india_film/n/ncdb564df01d0
*インディアンムービーウィーク主催のSPACEBOXさんによる詳細解説です。

インド映画に首ったけ☆ Sankarabharanam (シャンカラーバラナム ~魅惑のメロディ)
https://munmun.moo.jp/movies/sankarabharanam-telugu-1979-story
*推しが高じて、『響け! 情熱のムリダンガム』(2022年10月1日公開)を買い付けるため配給会社テンドラルを立ち上げた南インド料理店なんどりの紀子さんによる解説です。