ひろしまアニメーションシーズン2024

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「ひろしまアニメーションシーズン」は、「ひろしま国際平和文化祭」メディア芸術部門のメイン事業です。環太平洋・アジア地域を中心に全世界のアニメーションが集う映画祭を開催し、広島の夏を世界中の多彩なアニメーションを体験できる季節にしたいという思いを込めて、「ひろしまアニメションシーズン」と名付けました。アニメーション映画祭としては日本で唯一、アカデミー賞公認映画祭となります。

会期:2024年8月14日(水)〜18日(日)
会場:
●JMSアステールプラザ
〒730-0812 広島県広島市中区加古町4−17
http://h-culture.jp/
●横川シネマ
〒733-0011 広島県広島市西区横川町3-1-12 横川商店街ビルA棟 1F
https://yokogawa-cine.jugem.jp/
公式サイト:https://animation.hiroshimafest.org/
上映作品:
短編コンペティション
短編1/社会への眼差し 短編2/寓話の現在 短編3/虚構世界 短編4/光の詩
長編コンペティション
『アダムが変わるとき』(Joël Vaudreuil)2023年/カナダ/93分30秒
『シロッコと風の王国(Benoit Chieux)2023年/フランス=ベルギー/80分00秒
『プラスティックの白い空』(Tibor Bánóczki / Sarolta Szabó)2023年/ハンガリー=スロベニア/111分00秒
『ガラス職人』(Usman Riaz)2024年/パキスタン/90分00秒
環太平洋アジアユースコンペティション
 環太平洋アジアユース1
 環太平洋アジアユース2
日本依頼作品コンペティション

スケジュール 
https://animation.hiroshimafest.org/schedule/
PDFはこちらから
チケット
https://animation.hiroshimafest.org/tickets/
★RCCオンラインチケット、セブンチケット、ローソンチケット、チケットぴあ、
エディオン広島本店東館9Fプレイガイド(10時~20時)
JMSアステールプラザ情報交流ラウンジ(9時~21時)

東京学生映画祭

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会期:2024年8月16日〜18日
会場:渋谷ユーロライブ
チケット:7月20日よりパスマーケットにて発売中


★クラウドファンディングも募集中です!
 こちらから

上映作品:コンペティション、企画上映
●【実写短編部門

Aプログラム
『I AM NOT INVISIBLE』わたしはここで生きている
『ザ映画ウーマン』道はどこだ?
『GIVE ME BACK MY PRECIOUS』歩く歩く歩く

Fプログラム
『By The End Of Summer』完璧な風俗女と恋に落ちた
『翔のいた夏』見えない
『とあるふたり』やさしくて、気休めじゃなくて、手に負えるくらいの、小さな映画
『So this is what it feels like.…』そんな感じなんだ

●【実写長編部門】

Bプログラム
『パパママ卒業』22歳、未だパパママ呼び。
『都会のリュウ』恋すら誤解だった

Cプログラム
『オキシトシン』本当は、人と触れ合いたいんでしょ?
『分離の予感』君の目から、いつも離れてる予感が見える

Dプログラム
『ECCE』見よ、この人だ

●【アニメーション部門】

Eプログラム
『Crevice』南国の孤島の謎を巡った原住民と文明人の愛憎劇。
『私は、私と、私が、私を、』ある日突然自分の姿が奇妙なものに変わってしまった「私」
『サバ人間』鮮度抜群のラブレター!
『にわとりはじめてとやにつく』止まった時間を、再び動かすということ。

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公式HP:https://tougakusai.jp/
上映映画:https://tougakusai.jp/35th/program/
公式X:https://twitter.com/tougakusai

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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024 受賞結果

“若手映像クリエイターの登竜門”として次代を担う新たな才能の発掘を目指し、これまでに数多くのクリエイターを輩出してきたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。
7月21日(日)のクロージング・セレモニーにてグランプリほか各賞が発表されました。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024 受賞結果一覧

《国際コンペティション》

最優秀作品賞(グランプリ)
『日曜日』 (ウズベキスタン)  監督:ショキール・コリコヴ 

監督賞
『連れ去り児(ご)』(インド)  監督:カラン・テージパル

審査員特別賞
『嬉々な生活』(日本) 監督:谷口慈彦

SKIPシティアワード
『嬉々な生活』(日本) 監督:谷口慈彦

観客賞
『連れ去り児(ご)』(インド)  監督:カラン・テージパル


《国内コンペティション》

優秀作品賞(長編部門
『折にふれて』 監督:村田陽奈

優秀作品賞(短編部門)
『はなとこと』 監督:田之上裕美

観客賞(長編部門)
『雨花蓮歌』 監督:朴正一

観客賞(短編部門)
『立てば転ぶ』 監督:細井じゅん


★授賞式の様子は、YouTubeで生配信され、アーカイブ配信で観ることができます。
受賞者の喜びの声、授賞理由など、ぜひご覧ください。
https://yohttps://youtube.com/live/5qRGEk-Q_iY?feature=shareutu.be/KLNLwJrIUzE


★オンライン配信 24日(水)23:00まで!
ぜひ、お家でお楽しみください。

配信期間:2024年7月20日(土)10:00 ~ 7月24日(水)23:00
https://www.skipcity-dcf.jp/online.html

国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門) 1作品300円(税込)
国内コンペティション(短編部門) 1作品100円(税込)

見放題プラン 1,480円(税込)

第7回東京イラン映画祭

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イラン・イスラム共和国大使館文化部(イラン文化センター)より、恒例のイラン映画祭のご案内をいただきました。 

会期:2024年8月9日(金)~11日(日)

★予約不要  参加無料
★言語:ペルシャ語音声・日本語字幕
★7作品が上映されます(うち2作品が今回初上映)

会場:
港区立男女平等参画センター、リーブラホール
東京都港区芝浦1丁目16−1 みなとパーク芝浦1階
最寄り駅:JR山手線田町駅から徒歩5分
https://www.minatolibra.jp/access/

主催:イラン・イスラム共和国大使館文化部(イラン文化センター)
共催:港区国際交流協会

お問合せ先:
イラン文化センター
品川区東五反田5−7−9
pr@icro-jp.org

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第7回東京イラン映画祭 スケジュール

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8月9日(金)
10:00〜『ゴラームレザー・タフティ』
13:00~『ペインティングプール』
15:20~『ヤドゥ』
オープニング式典18:00〜18:30
18:30~『ティティ』 ★初上映

8月10日(土)
10:00〜『ジャスト6.5 闘いの証』
13:00~『ティティ』 ★初上映
15:20~『No Prior Appointment』 ★初上映
18:00~『ゴラームレザー・タフティ』

8月11日(日)
10:00〜『No Prior Appointment』 ★初上映
13:00~『ヤドゥ』
15:20~『古代遺跡シャフレ・スーフテ』
上映後 トークショー(30分程度を予定)
 ゴドラットラー・ザーケリー氏(2021年にイランで「イランと日本の映画」を出版)、鈴木均氏
18:00~『ジャスト6.5 闘いの証』


上映作品について 補足
◆『ティティ』 原題:TiTi
監督:アイダ・パナハンデ
2020年/イラン/102分/カラー/ペルシャ語

2020年に東京国際映画祭で上映された折に、アイダ・パナハンデ監督に、ZOOMでインタビューした懐かしい作品です。
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東京国際映画祭『ティティ』アイダ・パナハンデ監督インタビュー
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/478549886.html

TIFFトークサロン『ティティ』
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/478550368.html

◆『ジャスト6.5 闘いの証』
2019年/131分
監督:サイード・ルースターイー
公式サイト:http://just6.5andwarden.onlyhearts.co.jp/
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東京国際映画祭『ジャスト 6.5』監督&俳優インタビュー
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/471579541.html

台湾映画上映会2024 『春行』上映会トークイベント

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3監督 左から工藤将亮、ポン・ツーホイ、ワン・ピンウェン

「台湾文化センター 台湾映画上映会2024」映画『春行』上映会トークイベントが、5月24日(金)に台北駐日経済文化代表処台湾文化センターにて開催された。本上映会は2016年より台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが開催する、台湾の今を描いた名作、意欲作を紹介する人気企画。本年度よりキュレーターに映画監督のリム・カーワイを迎え開催されている。

『春行』はポン・ツーホイとワン・ピンウェンという新人監督による低予算のインディペンデント映画だが、世界4大映画祭のひとつサン・セバスティアン国際映画祭2023にて最優秀監督賞を受賞し、近年盛り上がりをみせる“台湾映画の力”を世界的な映画祭において改めて証明した。日本では2024年3月、大阪アジアン映画祭にてプレミア上映された。今回、「台湾映画上映会2024」にて東京初上映、 上映後トークイベントが行われ、ワン・ピンウェン監督、ポン・ズーフェイ監督(台湾からオンライン)× 工藤将亮監督(映画『遠いところ』)上映会場でのトークイベントが開催された。

『春行』 原題:春行/英題:A JOURNEY IN SPRING
 2023年/93分/台湾  
監督:彭紫恵(ポン・ツーホイ)、王品文(ワン・ピンウェン)
出演:喜翔(シー・シアン)、楊貴媚(ヤン・クイメイ)

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©️今日影像藝術

今年の大阪アジアン映画祭でも上映され、すでに観ていたけど、今回監督とのオンライントークがあるとのことで参加した。
台北の郊外に暮らす熟年夫婦。台北(迪化街あたり?)に買い物に行くシーンがあり、鉄道の駅から、さらにバスに乗って山間地で降り、そこからかなり上にのぼっていく場所に住む夫婦の日常が描かれる。
冒頭から言い争いをしていて、二人一緒に行動するときは、いつも言い争いをしていて、いかに仲が悪いのかがアピールされる。実を言うとこの部分で嫌気がさしてしまい、観に来なければよかったと思ったぐらい。でもその後、言い争いばかりしている夫婦の、見えない絆、思いやりが、そろっと出てくる。妻を突っ放してばかりの夫だけど、妻が転んで足を怪我したりすればおろおろするんだけど、優しく手助けはしない。そんな日常の中で、妻が突然死してしまう。しかし、葬儀をするわけではなく、なんと冷凍保存してしまう。そこの所も、最初、よくわからなかったけど、妻と離れたくないといことの現れだったのか。息子が母親と連絡が取れないとやってきて、そのことが発覚。

上映会&トークイベント
(ここからは、文章を台湾文化センターのレポートから転載)   

「台湾映画は活き活きした“サシミ”のよう!」

台湾ニューシネマの新たな継承者、女性監督たちが切り拓く新しい台湾映画の魅力とは─

「大阪アジアン映画祭で上映されましたが、今日が東京初上映です。今日、工藤監督とみなさんとお会いできてうれしいです。」と、オンライン登壇したワン・ピンウェン監督とポン・ズーフェイ監督が挨拶すると、会場から大きな拍手が起きた。ベルリン国際映画祭でワン監督とポン監督と知り合ったという工藤将亮監督は「台湾とは映画を通しての縁が多くあり、昔、台湾映画に助監督として参加したこともあります。いまは自分の映画の編集を台湾の方が担当して下さっています。台湾映画も大好きなので、今日はポン監督、ワン監督とオンラインで再会して交流することができてうれしいです。」と、再会を喜んだ。

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左から ワン・ピンウェン監督とポン・ズーフェイ監督

「『春行』からは、日本映画が忘れてしまった風景や音の使い方が感じられました。何よりも滝、雨、蛇口という、水というモチーフは、ツァイ・ミンリャン監督の『愛情萬歳』『河』に通じるものを感じました」と工藤監督が自身もファンであるという、ツァイ・ミンリャン監督の作品に絡めた感想を述べた。ワン監督もポン監督もツァイ・ミンリャン監督は大好きだとし、「脚本は彫刻を削るようにそぎ落としながら、脚本家と3人で作りました。現場はとても流動的で、水のモチーフのシーンは、その場でその場で様々な要素取り入れていきました。冒頭の滝のシーンは、脚本の段階で宜蘭にある滝の写真を見せてもらって、取り入れたものです。撮影が冬の終わりから春にかけてという、雨の多い時期で、撮影の時に雨が降っていたら、そのまま雨のシーンにすることもありました。」と、余韻を残す印象的なシーンの数々の秘話を語った。

「以前、ホウ・シャオシェン監督が「映画は監督の人格に由来することがある。理論的というより抽象的に表現されるのが映画」と話していましたが、そうしたパーソナルな部分を表現しながら、共同監督することになった経緯が気になります。」と工藤監督。「私はジャーナリズムを学んだ後、アメリカで映画の勉強をしました。商業映画がメインでしたが、私はアート映画に興味があり、その時に芸術を専攻していたスペインから帰国したポンに出会いました。すぐに意気投合し、『春行』を一緒に撮ることになりました。いままでは製作の際にストーリーを重視していましたが、ポンの影響もあり、精神性を重視した作りになったと思います。」と、ワン監督が共同監督をした経緯を説明し、背景がちがうふたりだからこそ、奥行きのある作品ができたと語った。

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左からポン・ツーホイ監督、ワン・ピンウェン監督、工藤将亮監督、通訳中山大樹さん、リム・カーワイ監督

Q&Aでは「台湾語を使用しているのはなぜか」との問いに、「本作は16 mmフイルム撮影も含め、時代と共に失われていくものを撮りたかったのです。私たちが子どもの頃は、両親の世代は台湾語を使っていましたが、戒厳令下において台湾語は学校で使用は禁止されており、いまは台湾語を使う人は少なくなっています。」と、失われていく記憶をフィルム撮影に収めたとポン監督が語った。「夫ではなく妻が突然亡くなる設定にした理由」については、「この家庭は感情的にも関係が崩れていたが、それを母親が中心的に繋ぎとめていました。父と息子の関係もあまりありません。それが母の死で父と息子の関係が絶たれてしまい、父親と息子、息子の彼氏との関係がどう紡がれていくのかも描きたかったのです。」とし、「父親役のシー・シアンはホウ・シャオシェン監督作品、母親役ヤン・クイメイはツァイ・ミンリャン監督やアン・リー監督作品にも出演しており、台湾ニューシネマを代表する俳優です。私たちは彼らを通して、台湾ニューシネマの作り手たちとの対話、連続性を示したかったのです。」と、ポン監督が台湾ニューシネマへの思いを述べた。

最後に台湾映画の魅力を問われると、「台湾映画の魅力は語り尽くせいないものがあります。アートの本質とは「問い」にある。作り手が観客に問いを投げかけ、それが深ければ深いほど、観客の心に刺さる。ジャーナリズムは社会の動き、人間を観察することからはじまり、真実を曲げずにシンプルに伝えることが根本にある。ワン監督、ポン監督の『春行』には、これらの観客の心に突き刺さり、読後感をもたらすものがありました。本当に台 湾映画が好きでたまらない」と、工藤監督が台湾映画への熱い思いを語った。

ワン監督は「台湾映画には命の哲学のようなものが描かれている」と述べると、ポン監督が「台湾映画は活き活きとしていて、人を惹きつける、まるでサシミよう!」と言うと、会場は大きな笑いと拍手に包まれた。

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©️今日影像藝術

まとめ&写真撮影 宮﨑暁美


*シネマジャーナルHP スタッフ日記
台湾映画・台湾関連映画を5本も観た1週間(暁)
『春行』『中村地平』『狼が羊に恋をするとき』『村と爆弾』『郷愁鉄路』
http://cinemajournal.seesaa.net/article/503671145.html

*「台湾文化センター 台湾映画上映会2024」
・6月の上映会&トークイベント『逃亡者狂騒曲デジタルリマスター版』
日 時:2024年6月29日(土)
13時30分 開場、14時00分開演(上映時間83分)
上映後、トークイベント(16時30分終了予定)
場 所:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
(港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2階) 
登壇者:ワン・チャイシアン監督(オンライン)、荒木啓子(ぴあフィルムフェスティバル ディレクター)
※ゲスト・イベント内容は予告なく変更となる場合があります
申し込みは満席ですでに締め切り

・7月の上映会とトークイベント『少年と少女』
2024年7月21日(日)13:00 開場 13:30 上映開始
TUFS Cinema 台湾文化センター 台湾映画上映会2024『少年と少女』
上映会場 東京外語大学 事前登録制
https://www.tufs.ac.jp/event/2024/240721_c01.html

シネマジャーナルお薦め映画コーナー
http://cineja4bestfilm.seesaa.net/article/503734566.html