第33回東京国際映画祭『鈴木さん』舞台挨拶報告 2020.11.02

映画初主演のいとうあさこ「あんまり笑ってないけど」『鈴木さん』舞台挨拶
(まとめ&写真:大瀧幸恵)


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舞台挨拶に登壇したいとうあさこら

第33回東京国際映画祭「東京プレミア2020」に選出された『鈴木さん』。11月2日、TOHOシネマズ六本木ヒルズでの上映前に舞台挨拶があった。登壇したのは佐々木想監督をはじめ、主演のお笑い芸人いとうあさこ、佃典彦、大方斐紗子、保永奈緒、宍戸開ら主要キャストの6人。
映画は、少子化対策のため未婚者徴兵制が敷かれた世界を舞台にしたSFダークファンタジー。45歳の未婚女性役で映画初主演のいとうは「45歳独身で攻めていけるから、役づくりは必要なかった。根にあった奥の闇を出した感じ。映像はチェコスロバキアみたいな映画(笑)。あんまり笑っていないので、そんな顔を見てほしい」と、すかさず笑いをとった。

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いとうあさこ


佃はこの日、東京国際映画祭での上映とは知らされず名古屋から上京した。「監督が口下手だから何も聞かされていなくて、ここに来て初めて聞いた」と焦った様子。いとうが「知っていたらネクタイしてたよね。でも、監督の口下手と関係なくない?」とツッコみ、会場が沸いた。
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佃典彦


宍戸も「僕も同じですよ」と言い、撮影から2年以上を経ての晴れ舞台に「低予算でみんなの力を合わせて作った作品が、世界の方にご覧頂ける機会。映画は普通、撮影から1年くらいで公開されるけど、音沙汰がなかったのでポシャッたと思っていたら、今日ですよ!こんなに嬉しいことはない」と喜びを表した。
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宍戸開


保永は「非日常を描いているけれど、もしかしたら未来には本当に起こり得ること。そんな視点で楽しんでほしい」と映画の内容を語り、「一番いいことを言ってるぅ」と周囲から讃えられ、照れる場面もあった。
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保永奈緒


いとうは、「確かにSFだけれど、精神的には今に近いものがあるかもしれない」と同意。撮影中はロケ地となった廃墟のラブホテルで寝泊まりしていたそう。「夜中に、気球が浮かぶような映像が見えるんですよ」とホラーな体験を告白。司会者からそこが見どころですか?と問われると「違う違う、そこじゃない!」と打消し、会場は笑いに包まれた。

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大方斐紗子 、 佐々木想監督


”あんまり笑っていない”役柄とは真逆に、終始笑顔で腰の低いいとうはテレビで見る通り、気遣いのできる人だった。公開が決まると、いとうの別な顔が見られるかもしれない。

作品情報
少子化解決のために、未婚者徴兵制が敷かれた街で45歳になる未婚のヨシコは徴兵から逃れる為に婚活を始めるが…。社会に翻弄され追いつめられる中年男女を描くディストピアSF。
90分/カラー/日本語・英語字幕/2020年/日本/長編1作目の監督作品


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(C)映画「鈴木さん」製作委員会


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