香港映画祭2024 Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力

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香港映画祭2024 メイキングウェーブ

【開催日程・会場】
東京 2024年11月1日(金)~11月4日(月・祝)
   YEBISU GARDEN CINEMA
大阪 2024年11月9日(土)~11月11日(月) テアトル梅田
福岡 2024年11月15日(金)~11月17日(日) 
   ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13

オープニング作品
ラスト・ダンス
破・地獄/THE LAST DANCE/2024年/広東語/127分
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©️2024 Emperor Film Production Company Limited. All Rights Reserved.

▶ 監督:アンセルム・チャン(陳茂賢)
▶ 出演:ダヨ・ウォン(黄子華)、マイケル・ホイ(許冠文)、ミシェル・ワイ(衛詩雅)、チュー・パクホン(朱栢康)

疫病が猛威をふるい経済が低迷するなか、葬儀社に転職したダオシェン(ダヨ・ウォン)。当初は先輩のマン(マイケル・ホイ)と衝突するダオシェンだったが、彼と仕事をするうちに人生観に変化が生まれていく。ダヨ・ウォンとマイケル・ホイ、香港映画界の二大コメディアンが『マジック・タッチ』(1992)以来32年ぶりに共演とあって、撮影時から大きな話題となっている注目作。「破地獄」とは、故人の霊を地獄から救い出すための道教の儀式を意味している。

東京 11月 1日(金)18:30〜
大阪 11月11日(月)15:40~
予告編

日本初上陸 臨時強盗
臨時劫案/ROB N ROLL/2024年/広東語/98分
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©Entertaining Power Co. Limited. All Rights Reserved

▶ 監督:アルバート・マック(麥啟光)
▶ 出演:アーロン・クォック(郭富城)、ラム・カートン(林家棟)、リッチー・レン(任賢齊)、マギー・チョン(張可頤)

身重の妻と母親の嫁姑問題や住宅事情に悩まされるタクシー運転手(ラム・カートン)と、老人ホームを営むシングルファーザーのファイ(リッチー・レン)の兄弟は、人生を変えるべく強盗を企む。だが、強盗用の拳銃の入手に失敗し、さらに元レスリング選手のプロの強盗(アーロン・クォック)が奪った大金を兄弟が手違いで手に入れてしまったことから、3人は思いがけずチームを組む羽目に……。今年2024年の旧正月に公開された軽妙な犯罪アクション。

東京 11月 4日(月・祝)13:30〜
大阪 11月10日(日)18:30〜
福岡 11月15日(金)20:30〜
予告編はこちら

ラブ・ライズ
我談的那場戀愛/LOVE LIES/2024年/広東語/116分
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©2024 Head Office Film Limited All Rights Reserved
▶ 監督:ホー・ミウケイ(何妙祺)
▶ 出演:サンドラ・ン(呉君如)、マイケル・チャン(張天賦)、チャン・ファイフォン(陳輝虹)、ステフィー・タン(鄧麗欣)

夫と死別した婦人科医ベロニカ(サンドラ・ン)は、25歳と偽ってマッチング・アプリに登録し、55歳のフランス人・アランと出会いSNSで愛を育むが、彼の正体はロマンス詐欺集団の一員だった! サンドラ・ンが恋の高揚感、愛の喪失と孤独を熟練の演技で魅せる、コミカルで後味爽やかな再生の物語。人気アーティスト、「MC」ことマイケル・チャンが詐欺師を好演。チャウ・シンチーの『人魚姫』(2016)の脚本を務めたホー・ミウケイの初監督作。

東京 11月 3日(日)13:50〜
大阪 11月 9日(土)18:15〜
福岡 11月17日(日)17:30〜
予告編はこちら

贖罪の悪夢
贖夢/PEG O’ MY HEART/2024年/広東語/97分
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©United Filmmakers Organization Limited / The Government of the Hong Kong Special Administrative Region 2024 All Rights Reserved

▶ 監督:ニック・チョン(張家輝)
▶ 出演:ニック・チョン(張家輝)、テレンス・ラウ(劉俊謙)、ファラ・チャン(陳法拉)、ベン・ユエン(袁富華)

精神科医のマン(テレンス・ラウ)のもとにやってくる患者は、自身の不安やトラウマからくる悪夢に苛まれていた。患者の一人、不眠症で事故を起こしたタクシー運転手のチョイ(ニック・チョン)をカウンセリングしたマンは、チョイの悪夢は、金融危機時代、友を裏切った罪悪感によるものだと分析する。“怖い夢”を視覚化したショッキングな映像の数々が強烈な印象を残すスリラー。俳優として数多くの香港映画に出演するニック・チョン監督・主演作。

東京 11月 2日(土)16:40〜
大阪 11月 9日(土)15:40〜
福岡 11月16日(土)20:30〜
予告編はこちら

スタントマン
武替道/STUNTMAN/2024年/広東語/113分
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©2024 Entertaining Power Co. Limited. All Rights Reserved

▶ 監督:アルバート・レオン(梁冠堯)、ハーバート・レオン(梁冠舜)
▶ 出演:テレンス・ラウ(劉俊謙)、トン・ワイ(董瑋)、フィリップ・ン(伍允龍)、セシリア・チョイ(蔡思韵)

香港アクション映画に不可欠なスタントマンたちの血と汗と涙の物語を、共にアクション俳優であるアルバート・レオン&ハーバート・レオンの二人が初監督。『トワイライト・ウォリアーズ』で人気が爆発したテレンス・ラウ、フィリップ・ンが競演するほか、『燃えよドラゴン』(1973)にも出演した俳優で、現在はベテランアクション監督として知られるアクション界のレジェンド、トン・ワイの久々の映画出演も大きな話題となっている。

東京 11月 2日(土)13:50〜
大阪 11月10日(日)15:40〜
福岡 11月16日(土)17:30〜
予告編はこちら

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
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©2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co.Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.
九龍城寨之圍城/TWILIGHT OF THE WARRIORS: WALLED IN/2024年/広東語/125分
配給:クロックワークス

▶ 監督:ソイ・チェン(鄭保瑞)
▶ 出演:ルイス・クー(古天樂)、サモ・ハン(洪金寶)、リッチー・レン(任賢齊)、レイモンド・ラム(林峯)

2025年1月17日(金)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
80年代の香港。“悪の巣窟”と呼ばれる無法地帯、九龍城砦を取り仕切るロンギュンフォン(ルイス・クー)は、黒社会とトラブルを起こした不法移民のチャン(レイモンド・ラム)を匿い、その結果九龍城砦は激戦の場となる。ベテランから若手まで多彩なキャストと彼らが織りなす情と義理のドラマ、アクション監督・谷垣健治によるダイナミックで流麗なアクション、壮大なセット美術など見どころ満載。香港映画歴代動員数第1位(※2024年9月現在)に輝いた大ヒット作。

東京 11月 2日(土)10:40〜
予告編はこちら

離れていても
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©The Flow Of Words Limited.
但願人長久/FLY ME TO THE MOON/2023年/北京語、広東語、湘語/113分
協力:東京国際映画祭

▶ 監督:サーシャ・チョク(祝紫嫣)
▶ 出演:ウー・カンレン(呉慷仁)、サーシャ・チョク(祝紫嫣)、  アンジェラ・ユン(袁澧林)、ヨーヨー・ツェー(謝咏欣)

湖南省から香港に渡ってきたユェンとチュエの姉妹とその家族の物語を、香港が中国に返還された1997年、2007年、2017年の3部に分けて描く。移民家族の20年に香港社会の変遷を映した感動作。監督・脚本のサーシャ・チョクは、2017年のユェン役として出演もしている。2007年のユェンを演じたヨーヨー・ツェーは本作の演技により第42回香港電影金像奨など数々の映画賞で最優秀新人賞に輝いた。

東京 11月3日(日)11:00〜
予告編はこちら

バイタル・サイン
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©Leading PR and Promotion Limited
送院途中/VITAL SIGN/2023年/広東語/98分
字幕協力:アジア・フィルム・アワード・アカデミー、東京国際映画祭

▶ 監督:ヴィンシー・チェク(卓韻芝)
▶ 出演:ルイス・クー(古天樂)、ネオ・ヤウ(游學修)、アンジェラ・ユン(袁澧林)

出世を望まない現場主義の救命士のマー(ルイス・クー)は、幼い娘をもつシングルファーザー。義父母の勧めもありカナダへの移住を考えているが、持病がある彼には申請がおりていない。それでも粛々と仕事に向き合い、マニュアルを無視してでも人命を救おうするマーの姿は、出世至上主義の後輩(ネオ・ヤウ)の心を動かしていく――。香港の救命士たちへのリスペクトをこめつつ、主人公マーと彼をとりまく人たちの人間模様を綴ったドラマ。

東京 11月 3日(日)16:40〜
予告編はこちら

流水落花
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©2022 Flowing Water Production Limited. All Rights Reserved.
流水落花/LOST LOVE/2022年/広東語/92分
協力:大阪アジアン映画祭

▶ 監督:カー・シンフォン(賈勝楓)
▶ 出演:サミー・チェン(鄭秀文)、アラン・ロク(陸駿光)、ヘドウィグ・タム(談善言)

ティンメイ(サミー・チェン)とバン(アラン・ロク)夫妻は、引き取り先が決まるまでの一時的な里親としてさまざまな子どもを受け入れ養育している。実の我が子を幼くして失い、夫婦の関係性は壊れかけていたが、里子たちとの触れ合いのなかで2人が再生していくさまを描く。新人発掘プロジェクト「オリジナル処女作支援プログラム」入選の脚本に惚れ込んだサミー・チェンは本作にノーギャラで出演、香港電影金像奨最優秀主演女優賞を受賞した。

東京 11月 4日(月・祝)11:00〜
予告編はこちら

ブルー・ムーン
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©Emperor Film Production Company Limited. All Rights Reserved.
望月/ONCE IN A BLUE MOON/2023年/広東語/103分

▶ 監督:アンディ・ロー(羅耀輝)
▶ 出演:グラディス・リー(李靖筠)、ピーター・チャン(陳湛文)、ロレッタ・リー(李麗珍)

コンビニで働く娘、妻との別居を隠している息子と彼らの母。それぞれに秘密を抱える家族の再生を描く。アーティストとしても活躍するグラディス・リーと、記録的な大ヒットとなった『6人の食卓』(2022)で一躍人気俳優となったピーター・チャン演じる兄妹を女手一つで育ててきた母親役に、『最後勝利』(1987)など80〜90年代の香港映画で活躍したアイドル出身の俳優ロレッタ・リーが扮し、中年の諦念をにじませて好演。

福岡 11月17日(日)20:00〜
予告編はこちら

フルムーン・イン・ニューヨーク
デジタルリマスター版 日本初上映
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人在紐約/FULL MOON IN NEW YORK/1989年/広東語・北京語・英語/89分

▶ 監督:スタンリー・クワン(關錦鵬)
▶ 出演:マギー・チャン(張曼玉)、シルヴィア・チャン(張艾嘉)、スーチン・ガオワー(斯琴高娃)

舞台はニューヨーク。この街に長く暮らす台湾出身の女優(シルヴィア・チャン)、レストラン経営や投資など仕事では成功するも恋愛には縁が無い香港出身のビジネスウーマン(マギー・チャン)、結婚のため中国からやってきた花嫁(スーチン・ガオワー)。それぞれ立場の異なる3人が偶然出会い、異国での疎外感や孤独を共有する。女性の心理を繊細に、巧みに描写することに定評のあるスタンリー・クワン監督によるシスターフッド映画の名作。
東京 11月 4日(月・祝)16:10〜

【ゲスト一覧(予定)】
◎東京会場
11月1日(金) 『ラスト・ダンス』 マイケル・ホイ(出演)、ダヨ・ウォン(出演)、ミシェル・ワイ(出演)、チュー・パクホン(出演)、アンセルム・チャン監督
11月2日(土) 『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』 フィリップ・ン(出演)、谷垣健治(アクション監督)
11月2日(土) 『スタントマン』 フィリップ・ン(出演)、アルバート・レオン&ハーバート・レオン監督
11月2日(土) 『贖罪の悪夢』 テレンス・ラウ(出演)
11月3日(日) 『離れていても』 サーシャ・チョク監督(兼出演)
11月3日(日) 『ラブ・ライズ』 ホー・ミウケイ監督、チャン・ヒンカ(プロデューサー)
11月3日(日) 『バイタル・サイン』 ネオ・ヤウ(出演)、ヴィンシー・チェク監督
11月4日(月) 『流水落花』 カー・シンフォン監督
11月4日(月) 『臨時強盗』 ラム・カートン(出演)

◎大阪会場
11月9日(土) 『贖罪の悪夢』 ジュリアス・ブライアン・シスウォジョ(出演)
11月9日(土) 『ラブ・ライズ』 ホー・ミウケイ監督
11月10日(日) 『スタントマン』 アルバート・レオン&ハーバート・レオン監督

◎福岡会場
11月16日(土) 『スタントマン』 アルバート・レオン&ハーバート・レオン監督
11月16日(土) 『贖罪の悪夢』 ジュリアス・ブライアン・シスウォジョ(出演)

★チケット情報はこちらから 
https://makingwaves.oaff.jp/ticket.html#price
東京会場はすべての作品が売り切れ

主催:香港国際映画祭協会
協力:大阪アジアン映画祭
後援:香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部
助成:香港特別行政区政府 文創產業發展處

【問い合わせ先】
大阪アジアン映画祭事務局 
makingwaves[at]oaff.jp(※お手数ですが[at]を@に書き換えて使用)
06-4301-3092
まとめ (暁)

香港映画祭2023「Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」

日程 2023年11月2日~5日
会場 YEBISU GARDEN CINEMA

(公式HPより)
香港映画祭 Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema は香港特别行政区政府 創意香港の財政支援を受け、香港国際映画祭協会が主催する巡回プログラムです。2022年に始まり、これまで世界20都市以上で開催されてきた本プログラムは、映画の美意識を変え、多元的な社会意識をかつてないレベルで映し出した香港映画を上映してきました。
本プログラムは香港映画の進化を紹介し、過去の成功を祝うと同時に、適応力と創造的革新の上に築かれた新たな夜明けへの洞察を提供しようとするものです。

公式HP 
https://makingwaves.oaff.jp/ticket.html

予告編
https://makingwaves.oaff.jp/

風再起時
風再起時/Where the Wind Blows/2022年/144分

▶ 監督:フィリップ・ユン(翁子光)
▶ 出演:アーロン・クォック(郭富城)、トニー・レオン(梁朝偉)、パトリック・タム(譚耀文)、リチャード・ン(呉耀漢)、マイケル・ホイ(許冠文)

1960~70年代、汚職が横行していた暗黒時代の香港を舞台に、実在した汚職警察官を描いたクライム・サスペンス。「四大天王」アーロン・クォックと、香港が世界に誇る俳優トニー・レオンの初共演が大きな話題となった。本作でトニー・レオンが2023年アジア・フィルム・アワード最優秀主演男優賞を受賞したほか、『Mr.BOO!』シリーズで知られるベテラン俳優マイケル・ホイが汚職捜査機関「廉政公署(ICAC)」の委員を演じ、2023年香港電影金像奨最優秀助演男優賞を受賞。

11月2日(木)19:20〜 | 11月4日(土)19:20~

ブルー・ムーン
望月/Once in a Blue Moon/2023年/103分


▶ 監督:アンディ・ロー(羅耀輝)
▶ 出演:グラディス・リー(李靖筠)、ピーター・チャン(陳湛文)、ロレッタ・リー(李麗珍)


コンビニで働く娘、妻との別居を隠している息子、そして彼らの母。それぞれに秘密を抱える家族の再生を描く。2023年大阪アジアン映画祭で上映された『深夜のドッジボール』(2022)でヒロインを演じたグラディス・リーと、昨年香港で大ヒットを記録した『6人の食卓』で三男ルン役を演じたピーター・チャンによる兄妹を女手一つで育ててきた母親役に『最後勝利』(87)など80〜90年代の香港映画で活躍したアイドル出身の俳優ロレッタ・リーが扮し、中年の諦念をにじませて好演。

11月4日(土)16:30〜

7月に帰る
七月返歸/Back Home/2023年/102分

▶監督:ネイト・キー(謝家祺)
▶ 出演:アンソン・コン(江𤒹生)、バイ・リン(白靈)


香港の人気ボーイズグループ「MIRROR」のサブリーダーAKことアンソン・コンが主演を務めた、サスペンス色豊かなホラー映画。幼い頃から陰と陽の目を持ち、幽霊を見ることができるウィンは、ある日母親が自殺未遂をしたという知らせを受け、かつて暮らした家に戻る。慣れ親しんだ場所に帰ってきた彼に、次々と奇妙な出来事が起こる――。ホラー小説家でもあるネイト・キーが、映画製作会社「MM2」による新進監督プロジェクト賞を受賞し、本作で長編監督デビュー、脚本も手がけている。

11月2日(木)16:30〜

マッド・フェイト
命案/Mad Fate/2023年/108分

▶ 監督:ソイ・チェン(鄭保瑞)
▶ 出演:ラム・カートン(林家棟)、ヨン・ロッマン(楊樂文)、ン・ティンイップ(呉玉壽)、ピーター・チャン(陳湛文)


「運命」をキーワードに描かれる、残虐で重厚なサスペンス。東京国際映画祭をはじめ世界各国で絶賛された『リンボ』(2021)のソイ・チェン監督が、『リンボ』に続いてラム・カートンを主演に迎え、ジョニー・トープロデュースで放つ最新作。今年2023年のベルリン国際映画祭でプレミア上映され、第47回香港国際映画祭のオープニングを飾った。占い師を演じるラム・カートンはもちろん、サイコパスを演じる、香港の人気ボーイズグループ「MIRROR」のリーダー、ヨン・ロッマンの演技も見どころ。

11月3日(金・祝)16:30〜

ホワイト・ストーム 世界の涯て
掃毒3:人在天涯/The White Storm 3: Heaven or Hell/2023年/125分

▶ 監督:ハーマン・ヤウ(邱禮濤)
▶ 出演:ルイス・クー(古天樂)、ラウ・チンワン(劉青雲)、アーロン・クォック(郭富城)、ラム・シュー(林雪)、ロー・ガーリョン(羅嘉良)


アウ(ルイス・クー)は潜入捜査官チョン(アーロン・クォック)とともに麻薬王カン(ラウ・チンワン)の組織で働いており、3人は兄弟の絆で結ばれている。香港警察に追われたカンはタイに逃亡するが……。2013年『レクイエム 最後の銃弾』(原題:掃毒)、2019年『ホワイト・ストーム』(原題:掃毒2 天地對決)に続く「掃毒」シリーズ第3弾だが、続編としてストーリーの関連性はなく、麻薬捜査班と麻薬組織の激闘を描くというテーマのみを引き継いだ最新作。爆発連続のど派手なアクションが壮大なスケールで繰り広げられる。

11月5日(日)16:30〜

毒舌弁護人〜正義への戦い〜
毒舌大狀/A Guilty Conscience/2023年/133分

▶ 監督:ジャック・ン(吳煒倫)
▶ 出演:ダヨ・ウォン(黃子華)、ツェー・クワンホウ(謝君豪)、ルイーズ・ウォン(王丹妮)、フィッシュ・リウ(廖子妤)、マイケル・ウォン(王敏德)、ホー・カイワ(何啟華)
▶ 提供・配給:楽天グループ株式会社
10月20日より劇場公開 公式サイト


2023年の旧正月に公開され、香港映画史上初の1億香港ドルを突破し、歴代興収第1位(※2023年9月1日)に輝いた法廷ドラマ。昨年香港で大ヒットした『6人の食卓』でも主演を務めた国民的スター、ダヨ・ウォンが人々のため、香港のために法廷で戦う“毒舌弁護人”を熱演するほか、『アニタ』のルイーズ・ウォン、『リンボ』のフィッシュ・リウら豪華キャストが顔を揃える。監督のジャック・ンは、ダンテ・ラム監督『クリミナル・アフェア 魔警』(14)などの脚本家として知られ、本作で監督デビューをはたした。

11月3日(金・祝)19:20〜

夢翔る人 色情男女
[2Kデジタル・レストア版]
色情男女/Viva Erotica/1996年/99分

▶ 監督:イー・トンシン(爾冬陞)
▶ 出演:レスリー・チャン(張國榮)、スー・チー(舒淇)、カレン・モク(莫文蔚)、ラウ・チンワン(劉青雲)


低予算のポルノ映画の制作を依頼された、売れない映画監督のシン。だが、主演の新人女優モニクは我がままな大根役者で、映画作りは空回りする一方……。映画業界の内幕を描いた、香港版『アメリカの夜』とも呼ぶべき映画愛溢れる傑作コメディ。劇中のワンシーンをレスリー自身が監督したことも話題に。美しい肢体を大胆に披露しモニクを演じたスー・チーは、本作で香港電影金像奨新人賞と助演女優賞をダブル受賞し大ブレイクした。公開当時「出演作中最も好きな映画」とレスリーが公言していた愛すべき作品がスクリーンに蘇る!

11月5日(日)19:20〜

香港映画祭2022

ファンの熱い声援に支えられ、今年も全国5都市にて開催決定!!
2022年11月26日(土)から12月28日(水)まで、全国5都市にて「香港映画祭2022」が開催されます。

■期間・会場
11月26日(土)~12月2日(金) シネ・ヌーヴォ(大阪) 
12月2日(金)~12月8日(木) 出町座(京都)
12月10日(土)~12月16日(金) 元町映画館(兵庫)
12月17日(土)~12月23日(金) シネマスコーレ(愛知)
12月27日(火)、28日(水) ユーロライブ(東京)
※上映スケジュールは各劇場HPをご参照ください。
※ユーロライブのみ12月19日(月)0:00よりLive Pocketにてチケット発売予定。詳細は公式HPをご確認ください。本映画祭について、ユーロライブへのお問合せはお控え下さい。

■プログラム
香港を知る、香港を楽しむ、いま観るべき、日本初公開となる珠玉の19作品をラインナップ!
全国5都市にて開催!上映スケジュール等詳細は、公式HPをご覧ください。

主催:香港映画祭実行委員会
共催:シネ・ヌーヴォ、出町座、元町映画館、シネマスコーレ、シネフィルム、Cinema Drifters
助成:文化庁、ARTS for the future!2
宣伝:大福

公式サイト: https://hkfilm2021.wixsite.com/2022

2022年を締めくくる香港映画祭は日本初公開19作品をラインナップ!

2022年11月26日(土)から12月28日(水)まで、シネ・ヌーヴォ(大阪)を皮切りに、出町座(京都)、元町映画館(兵庫)、名古屋シネマスコーレ(愛知)、ユーロライブ(東京)にて開催されます。
日本ではなかなか観る機会のない貴重な日本初上映作品をラインナップ。日本初上映19作品(短編を含む)が上映されます。
2022年は、映画『男たち挽歌 4Kリマスター版』、ウォン・カーウァイ監督の『WKW4K ウォン・カーワイ4K』、カンヌ国際映画祭でサプライズ上映された『時代革命』、香港が誇る七人の監督による『七人樂隊』、デビュー作で台湾アカデミー賞を席捲した『少年たちの時代革命』、山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞を受賞した『理大囲城』、「Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」開催など、新旧多くの香港映画が公開され話題を呼びました。
香港映画に沸いた2022年の総決算として「香港映画祭2022」は、ここでしか観られないインディペンデント映画から、海外映画祭を席捲した大ヒット映画まで幅広くラインナップ! 新人監督の作品から、トップスターが出演する作品まで幅広いラインナップになっています。香港トップスター故アニタ・ムイの伝記映画『アニタ』で香港アカデミー賞(香港電影金像奨) 最優秀女優助演賞を受賞したフィッシュ・リュウが出演する『風景』、ジャッキー・チェン映画でもお馴染みの名バイプレーヤーの太保(タイポー)が優秀男優賞受賞した『ソク・ソク』(原題:叔・叔)。90年代を代表する女優・李麗珍(ロレッタ・リー)の久しぶりのカムバック作であり、香港映画を代表する呉鎮宇(フランシス・ン)が主演する、実際の事件をベースにした『香港の流れ者たち』(原題:濁水漂流)は、香港映画ファンならずとも見逃せない作品です。
またデビュー作の映画『少年たちの時代革命』(12月よりポレポレ東中野にて公開)で台湾アカデミー賞を席捲した、レックス・レン監督とラム・サム監督の短編集も上映される貴重な機会です。

■香港映画祭2022キュレーター林家威(リム・カーワイ)監督より
香港映画祭2022開催に寄せて(公式HP)
2021年年末に初開催された「香港映画祭2021」は、日本未公開の香港映画7作品を、大阪・京都・神戸・名古屋・東京の全国五大都市のミニシアターで巡回上映し、大盛況のうちに閉幕した。そして今年も香港映画祭がやってくる!
そもそも香港映画祭をはじめたのは、香港の社会と政治の変化を反映した香港映画が多く制作されているにも関わらず、日本の映画祭や配給興行の傾向と合わず、日本に紹介されない作品が多くあったことが大きな理由であった。そうした香港映画の多様性と魅力をもっと沢山の日本の映画ファンに届けたいという思いから、本映画祭ははじまった。今年も同じ趣旨で開催するつもりだったが、1年も経たないうちに日本における香港映画の受容状況に変化があることに気づいた。
エンターテイメント映画やインディ映画、香港では上映禁止となった映画、黄金期の香港映画など、多くの香港映画が日本では次々と劇場公開されており、リバイバル上映や特集上映なども大変賑わっている。そこに配信を含めると、今の日本はおそらく世界中で一番香港映画を観ることができる国である。この映画鑑賞状況は実に健全で素晴らしいことだ。それでも日本に紹介されていない素晴らしい香港映画がまだ数多くあるはずだ。作品の選考から、配給会社や監督たちとの交渉の結果、短篇映画を含め昨年よりも多くの未公開作品(なんと19本!)を本年の映画祭で上映することとなった。

香港特別行政区設立25周年記念映画祭 「香港映画の新しい力」

香港特別行政区設立25周年記念映画祭
「Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」

2022年11月9日(水)〜13日(日)
会場:Bunkamuraル・シネマ
料金:800円 均一(税込)
公式サイト:https://makingwaves.oaff.jp/

*上映作品* 

『黄昏をぶっ殺せ』
TIME/殺出個黄昏/2021年/広東語/99分
監督:リッキー・コー(高子彬)
出演:パトリック・ツェー(謝賢)、フォン・ボーボー(馮寶寶)、ラム・シュー(林雪)、  チョン・シューイン(鍾雪瑩)、サム・リー(李燦森)
11月9日(水) 19:00〜


『リンボ』
LIMBO/智齒/2021年/広東語・日本語・英語/118分 協力:東京国際映画祭
監督:ソイ・チェン(鄭保瑞)
出演:ラム・カートン(林家棟)、リウ・ヤースー(劉雅瑟)、メイソン・リー(李淳)、フィッシュ・リウ(廖子妤)、池内博之
11月10日(木) 19:00〜


『ワン セカンド チャンピオン』
ONE SECOND CHAMPION/一秒拳王/2021年/広東語/98分 
配給:ライツキューブ
監督・原作・出演:チウ・シンハン(趙善恆)
出演: エンディ・ザーウグヲクイン(周國賢)、チャーノン・サンティナトーンクン、リン・ミンチェン(林明禎)
11月11日(金) 16:00〜


『同じ空の下』
LOOK UP/一樣的天空/2022年/広東語/117分
監督・脚本:ダニエル・チャン(陳翊恆)、ティム・プーン(潘梓然)、エルビス・ハウ(侯楚峰)、サニー・イップ(葉正恆)
出演:イヴァナ・ウォン(王菀之)、セッ・ソウ(石修)、チュウ・パッヒム(朱栢謙)、ケビン・チュウ(朱鑑然)
11月11日(金) 19:00〜


『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』
A CHINESE GHOST STORY/倩女幽魂/1987年/広東語/96分 配給:ツイン
監督:チン・シウトン(程小東)
出演:レスリー・チャン(張國榮)、ジョイ・ウォン(王祖賢)、ウー・マ(午馬)
11月12日(土) 16:00〜


『サンシャイン・オブ・マイ・ライフ』
SUNSHINE OF MY LIFE/一路瞳行/2022年/広東語/96分
監督:ジュディ・チュウ(朱鳳嫻)
出演:カラ・ワイ(惠英紅)、カリーナ・ン(吳千語)、ヒューゴ・ン(吳岱融)
11月12日(土) 19:00〜


『6人の食卓』
TABLE FOR SIX/飯戲攻心/2022年/広東語/116分
監督:サニー・チャン(陳詠燊)
出演: ダヨ・ウォン(黃子華)、ルイス・チョン(張繼聰)、ステフィー・タン(鄧麗欣)、 イヴァナ・ウォン(王菀之)、リン・ミンチェン(林明禎)
11月13日(日) 16:00〜


『神探大戦』
DETECTIVE VS. SLEUTHS/神探大戦/2022年/広東語/101分
協力:東京国際映画祭
監督:ワイ・カーファイ(韋家輝)
出演:ラウ・チンワン(劉青雲)、シャーリーン・チョイ(蔡卓妍)、レイモンド・ラム(林峯)、カルメン・リー(李若彤)
11月13日(日) 19:00〜