横浜フランス映画祭 2024 ラインアップ発表されました

横浜フランス映画祭 2024
Festival du film français de Yokohama 2024


期間:3月20日(水・祝)~3月24日(日)
会場:横浜みなとみらい21地区を中心に開催
主催:ユニフランス
共催:横浜市、在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ
特別協賛:日産自動車株式会社
協賛:TITRA FILM
特別協力:ウェスティンホテル横浜 フランス政府 CNC PROCIREP
協力: ビオセボン
後援: 公立大学法人横浜市立大学

公式サイト::https://www.unifrance.jp/festival/2024/
公式X: @unifrance_jp  公式 Instagram: @unifrance_jp
公式 FaceBook: https://www.facebook.com/unifrance.tokyo/

ラインアップ発表記者会見に特別アンバサダー役所広司さん(カンヌ映画祭 最優秀男優賞)登壇!
https://unifrance.jp/festival/2024/news/2378/

上映作品 13作品
Àma Gloria(原題)
監督:マリー・アマシュケリ
キャスト:ルイーズ・モーロワ=パンザニ、イルサ・モレノ

アニマル ぼくたちと動物のこと  原題:Animal
監督:シリル・ディオン 
キャスト:ベラ・ラック、ヴィプラン・プハネスワラン、ジェーン・グドール、アンソニー・バルノスキー

Bâtiment 5(原題)
監督:ラジ・リ
キャスト:アンタ・ディアウ、アレクシス・マネンティ、アリストート・ルインドゥラ、スティーヴ・ティアンチュー

美しき仕事 4Kレストア版  原題:Beau travail
監督:クレール・ドゥニ
キャスト:ドニ・ラヴァン、ミシェル・シュボール、グレゴワール・コラン、リシャール・クルセ

画家ボナール ピエールとマルト  原題:Bonnard, Pierre et Marthe
監督:マルタン・プロヴォ
キャスト:セシル・ドゥ・フランス、ヴァンサン・マケーニュ、ステイシー・マーティン、アヌーク・グランベ

カネと血  原題:D'argent et de sang
監督:グザヴィエ・ジャノリ
キャスト:ヴァンサン・ランドン、ニールス・シュナイダー、ラムジー・ベディア、ジュディット・シュムラ
*テレビシリーズ

けもの  原題:La Bête
監督:ベルトラン・ボネロ
キャスト:レア・セドゥ、ジョージ・マッケイ、ガスラジー・マランダ、ダーシャ・ネクラソワ

コンセント/同意  原題:Le Consentement
監督:ヴァネッサ・フィロ
キャスト:キム・イジュラン、ジャン=ポール・ルーヴ、レティシア・カスタ、エロディ・ブシェーズ

愛する時  原題:Le Temps d'aimer
監督:カテル・キレヴェレ
キャスト:アナイス・ドゥムースティエ、ヴァンサン・ラコスト

Neneh Superstar(原題)
監督:ラムジ・ベン・スリマン
キャスト:オウミ・ブルーニ・ギャレル、マイウェン、アイッサ・メガ、スティーブ・チャンシュー

めくらやなぎと眠る女  原題:Saules aveugles, femme endormie
監督・脚本:ピエール・フォルデス
*アニメーション

日本のシドニー(仮題)  原題:Sidonie au Japon
監督:エリーズ・ジラール
キャスト:イザベル・ユペール、伊原剛志、アウグスト・ディール

Vermines (原題)
監督:セバスチャン・ヴァニセック
キャスト:テオ・クリスティーヌ、ソフィア・レサフル、ジェローム・ニール、リサ・ニャルコ



第14回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)

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第14回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)
オンラインのフランス映画祭


2024年1月19日〜2月19日
主催:ユニフランス
https://www.myfrenchfilmfestival.com/

◆ラインアップ
切ないヒューマンストーリーからドタバタコメディ、息もつかせぬスリラー、心ゆさぶる作品、絶対に外せない名作、胸を打つドキュメンタリー、詩的な表現が際立つ個性的なアニメーション作品まで、コンペティション部門長編9作品・短編9作品他。

長編
「スペアキー」
「のら犬」
「イヌとイタリア人、お断り!」
「ジャングルのけもの」
「緑の香水」
「楽園」
「北極星」
「ふたりだけのロデオ」
「ジャヌスとサムの酔っ払い道中」
「裸のマノン」※国内配信なし
「アニエス・Vによるジェーン・B」※国内配信なし

短編
「私に触れた手」
「ジャンヌと七面鳥」
「新凱旋門」
「女と犬」
「戦いとは終わりである」
「フェアプレー」
「カナダでの暮らし」
「夏休み」
「スピード」
「オアシス」
「Charbon」※国内配信なし
「ダンスの中に」
「2匹は友だち」
「ふたりは姉妹」
「アトミック・チキン」


◆視聴方法
MyFrenchFilmFestival.com公式サイトから
アカウントを作成すれば、お住まいの国で視聴可能な作品をオンラインにて視聴可能。

提携配信サイトから
配信サイト*:公式サイト、U-NEXT、Amazon Prime Video、MBS動画イズム、ぷれシネ、ビデオマーケット、ビデックスJP、DMM、 music.jp、Dice+ 、ミレール、Rakuten TV ほか
提携配信サイトはこちらをチェック。
https://myfrenchfilmfestival.okast.tv/smartlists/retrouvez-jap


◆無料?有料?
MyFFF公式サイト(MyFrenchFilmFestival.com)から、すべての短編作品が世界中どこの国でも無料で視聴可能。

長編作品:
無料視聴可能な地域・国:スペイン語圏のラテンアメリカ、アフリカ、中近東、ロシア・CIS、東南アジア、バルト三国(ラトビアを除く)、ウクライナ。

その他の国・地域の視聴料
長編 1作品:1.99ユーロ
フリーパス(全作品視聴可能):7.99ユーロ*
*ご利用の国・地域によっては視聴できない作品もあり。


◆スクリーンで見よう!マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2024

https://culture.institutfrancais.jp/event/cinema20240125

2024年1月25日~1月28日
会場:東京日仏学院エスパス・イマージュ

一律:1,100円(全席自由席・整理券番号順)
*チケットはPeatixにて1/17(水)12:00より発売

MyFFF2024 セレクション
・緑色の香水(ニコラ・パリゼール)
・スペアキー(ジャンヌ・アスラン&ポール・サンティラン)
・のら犬(ジャン=バティスト・デュラ)
・ジャングルのけもの(パトリック・シハ)

過去の人気作品 
・アヴァ(レア・ミシウス、2017年)
・私たち(アリス・ディオップ、2021年)

ソフィー・フィリエール監督 追悼上映
・女と犬(1991年)*MyFFF2024配信短編作品
・20年後の私も美しい(2018年)

フランス映画祭2022 横浜 『フルタイム』 エリック・グラベル監督インタビュー

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『フルタイム』 À PLEIN TEMPS
監督:エリック・グラベル
出演:ロール・カラミー、アンヌ・スアレス、ジュヌヴィエーヴ・ムニシュ
2021年/フランス/フランス語/スコープ 2.39:1/87分

*物語*
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パリ郊外の田舎町で暮らすジュリーは、離婚して二人の子供たちを育てながら、パリの高級ホテルでハウスキーパーの仕事に就いている。公共交通機関のストが続いていて、仕事場にたどり着くのも大変な日々だ。経済学修士号を持ち、かつて市場調査の仕事をしていたが4年前に会社が倒産。またマーケティングの仕事がしたいとあちこち履歴書を出し、やっと1社から面接の通知をもらう。シフトをなんとか代わってもらって面接に行く。その後、最終面接にこぎつけるが、シフトの代わりが見つからない・・・
(物語のロング・バージョンを末尾に掲載しています。)


監督:エリック・グラベル
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20年前からフランスを拠点とするカナダ出身の監督、脚本家。モントリオールで始まった国際映画運動キノに賛同し、多くの短編映画を監督した後、2017年に『クラッシュ・テスト』で長編デビュー。本作『フルタイム』が長編2作目となる。


◎エリック・グラベル監督インタビュー

◆時間に追われながら働く人たちに思いを寄せた
― 目覚ましの音で始まる息もつけないジュリーの一日に、私自身、かつて郊外の家から毎日2時間近くかけて会社に通っていた頃のことを思い出しました。
多くの方の共感を呼ぶのではないかと思います。監督ご自身の経験も、映画の背景になっているのでしょうか?


監督:私自身、パリから1時間半位の舞台になったジュリーの住む田舎町で10数年暮らしています。郊外で暮らす決心をした時には、週に1日か2日、パリに行けばいいからと思っていました。パリに行くうちに、毎日通勤している人たちに気づきました。大変な思いをしているのを感じました。子育てしながらの方も身近にたくさんいたので、そういう人たちのことを映画で描きたいと思いました。私自身は、パリに行く回数を少しずつ減らしていきました。

― ジュリーは、自分に合ったより良い仕事を求めて頑張っています。一方で、子どものためを思って近くのスーパーで働くことも考えます。履歴書に書きかけた経済学修士号を消したところに、諦めのような気持ちを感じました。

監督:履歴書を書いている時に、学歴はあるけれど、スーパーで働くのに経験を満たしていないことに気づいて修士号の学歴を消したのです。どんな仕事も、それ相応のキャリアが必要だということを伝えたかったのです

◆男性にも共感してもらえたのが嬉しい
― 子育てしながら働くのは大変なことだと思います。インタビュー記事で、監督のお父さまがシングルファーザーだったと知りました。お父さまへの思いも込めて作られたのでしょうか?

監督:台本を書いている時には、あまり考えなかったのですが、あとからシングルで子育てをしている人たちに話を聞いてみました。私にはパートナーがいますが、私の住んでいる村にも、シングルで子育てしながら働いていてクタクタになっている人たちが多くいます。この映画を観た人から、自分自身や身近な人の人生のある時期を重ねたといわれることが多かったです。中でも、男性から共感したと言われたのは嬉しかったです。女性ならではの苦しみはあるけれど、男性も同じ悩みを抱えているのだと言われました。

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― 人はとかく時間に追われて暮らしているのを感じるのですが、本作を観て、ふっと思ったことがあります。 ジュリーがホテルの新入りのリディアに腕時計をしてという場面がありました。丸く文字が並んだ時計だと、何時まで15分とか、あと何時間とか、はっきりわかります。デジタルが主流になった今、時間に関する感覚が違ってきているような気がするのですが、いかがですか?

監督:メイドさんの仕事にとっては、今も腕時計が必要だということを描きたかったのです。メイドに限らず、アナログの時計は労働には必要だと思います。デジタルの時代になっても、やっていることは変わっていないのですから。

◆日本のハイテクトイレは想像を超えてました!
― チャーチルスイートのヨシダさん、日本の自動洗浄のトイレと、日本人にとっては、ちょっと嬉しい日本の登場でした。監督にとって日本はどんな存在でしょうか?

監督:(すごく笑う)  ヨシダさんのことは、すっかり忘れてました。 日本にハイテクトイレがあるのは知っていたし、いろいろ読んではいたのですが、日本には今回初めて来ましたので、真っ先にスーパーハイテクトイレを確認しました。想像を超えました! こんなものが実際にあるのだということを、初めてこの目で確認することができました。すごくおもしろかったです。
ヨシダさんは忘れてましたが、それよりも、部屋を糞尿で滅茶苦茶にしたスコットランドの歌手については、話を聞いたことがあって、インパクトが強くて、映画に入れてみました。スコットランドの方から具体的に誰だ?とよく聞かれます。 映画の中では、「ボビー・サンズ(Bobby Sands),が部屋を汚した」と合言葉で言っています。ボビー・サンズは、アイルランドの政治犯で、刑務所を糞尿で滅茶苦茶にしたと同時に革命で世の中をぐちゃぐちゃにしたので隠語にしているのです。彼については、映画『ハンガー(Hunger)』(2008年、監督:Steve McQueen)で描かれています。
ホテルのメイドさんたちに話を聞いたのですが、部屋を汚されることは日常的によくあることで、現実です。

― 理想の仕事に就ける人は幸せだと思います。いつごろから映画監督になりたいと思っていましたか?

監督:父を見ていて、意に沿わない仕事をしていて、人としてバランスが悪いと子供のころから感じていました。あんな風にはなりたくないなと思っていました。映画監督という仕事を選びましたが、自由に時間を決めることができて、生活リズムもバランスがとれていいので素晴らしい仕事だと思っています。

― 次の映画も楽しみにしています。

監督:今、頑張って作っているところです。

― 今日はありがとうございました。


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***★☆★☆★***

最初の挨拶の時に、シネマジャーナルは女性たちで作っていて、特に女性監督や女性の生き方を描いた映画に注目していますとお伝えしたところ、「女性監督じゃなくてすみません」と言われました。前知識なしに映画を観ていると、もしかして監督は女性?と思われる方もいることと思います。女性に限らず、弱者に寄り添った映画でした。
取材:景山咲子



フランス映画祭2022 横浜 公式サイト
12/3(土)『フルタイム』上映後Q&Aレポート
https://unifrance.jp/festival/2022/news/1514/



*物語 ロング・バージョン*
アラームが鳴る。
「朝から350キロの渋滞、公共交通機関 6日目のスト」とのニュースが流れる。
ジュリーは子供たちに大急ぎで朝ご飯を食べさせ、子供たちを預けて、走って列車に飛び乗る。まだ薄暗い町。
人身事故で途中で降ろされ、バスで振り替え輸送。
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サン・ラザール駅到着。ホテルに走る途中で銀行から、「住宅ローンが遅れてる」と督促の電話。
同僚の女性に明日4時からのシフト変わってもらう。
診療に行くと言ったが、「面接ね」とお見通し。

「チャーチルスィートにヨシダさんが泊まる」と連絡。
部屋のセッティングが終わって皆でおしゃべりしながらランチ。
「日本の自動洗浄のトイレ、お尻も洗ってくれるって」
「それじゃ私たちの仕事なくなる」
「乾燥機能もついてて、最高よ!」

新人リディア。これまで、三ツ星、四つ星のホテル。 五つ星は初めて。
「腕時計をつけて。携帯は禁止」とリディアに伝えるジュリー。
ヨシダさん到着というのに、リディアが花瓶を落とす。

元夫アレックスの留守電に養育費を入れてと残す。
帰りの交通機関も乱れている。子どもたちに電話すると、騒いでいる。
振り替え輸送でやっと家にたどり着く。
子どもたちが寝て、翌日の面接の準備。

アラーム。子どもたちを預ける。  
車で行こうとするも、動かなくて困っていたら、黒人男性に声をかけられる。 
村に住む男性。仕事は引退していてパリにデモに行くという。
「元軍人?」
「当たり!」
「確率ね。マーケティングを勉強してたの」
メトロの駅で降ろしてもらうが、メトロが動いてない。 走ってホテルへ。
学生、電車運転士、警察官もスト。

ホテル。
「ボビー・サンズが部屋を汚した」
アイルランドの政治犯 刑務所を糞尿でめちゃくちゃにした人物。
実は、汚したのはスコットランドの歌手。
高圧洗浄機で清掃する。あとから、高級タイルなのにと叱られる。

面接時間が迫る。タクシーを呼ぶが無理といわれる。
ホテルの玄関係のボビーに無理をいって車を頼む。
面接時間に間に合い、なんとか終える。
元夫アレックスに電話。また留守電・「休暇をどうするか相談したい」

翌日、遅刻して、同僚のイネスが一人だったと怒ってる。
昨日の面接官から、最終面接の連絡。 
最終面接の時間のシフトを誰も代わってくれない。
リディアにパスを渡して、退勤の時に記録してくれと頼む。
昼休みに2部屋の清掃を済ませ、面接に行く。

最終面接。女性の部長から、4年前に前職を辞めてからのことを聞かれる。
前職は会社が閉鎖だった。子育てに専念したかったのですぐに再就職しなかったと。
(ホテルで働いていることは伝えない)
「以前のポストより下のポストを希望しているのは?」
「前は背伸びしてた」
「調査担当は窮屈では?」
「私のスキルと興味に合ってます」
「残業もあるけど子どもたちは大丈夫?」とあれこれ質問される。

帰り、小型のバンを借りたいのに大型しかない。
息子の誕生日会用に分割で買ったトランポリンの入った箱をおろす。
子どもたちを迎えに行くと、預かっている老婦人から、「近くで働いたら? スーパーに知り合いがいるから紹介する」といわれる。

翌朝、ホテルで上司のシルヴィアから「あなたをかばえば私がクビ。協議解雇にすれば転職活動もできる」と言われる。
とりあえず今回は目をつぶるとシルヴィア。
面接結果、電話するもわからない。

やっと村にたどり着く。
翌日の息子の誕生日パーティのために、暗い中、トランポリンをセットする。
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誕生日パーティ。かつて車に乗せてくれた元軍人の黒人。同級生のレオのパパだった。
給湯器を直してもらう。思わずキスしてしまう。

元夫アレックス。また留守電。「もう機械相手に話すのはうんざり。今日は息子の誕生日」とメッセージを入れる。
アレックスから留守電。「国外にいて電話がつながりにくい。帰国したら電話する」と。

アラーム。
ニュース。「朝刊の見出しが状況を物語っている。大惨事、抗議者と暴徒の衝突、車は焼かれ、店は放火。パリで287人逮捕」

車に分乗させてもらってパリへ。
ようやくホテルに着くが、自分のパスをタッチしても入れない。
ついにクビになってしまった。
面接した会社に電話する。合否はもう電話したはずといわれる。

履歴書を作成する。
市場調査担当、経済学修士号と打ったのを消す。
紹介されたスーパーに行き履歴書を渡す。
「レジの経験は?」と聞かれ、「お客の対応はできる」と答えるしかないジュリー。

子どもたちには「少し疲れたから仕事を休むの」と言う。
遊園地に行きたいと娘にせがまれ、「遠いから無理」といいながら子どもたちを連れていく・・・・


フランス映画祭 祝! 30回! 3年ぶりにゲストを迎えた盛大なオープニング

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1993年、当時のユニフランス会長で映画プロデューサーのダニエル・トスカン・デュ・プランティエにより横浜で始まったフランス映画祭。 2006年に会場が東京に移されましたが、2018年に13年ぶりに横浜に戻ってきました。
30回の節目を迎えた今年のフランス映画祭には、コロナ禍で叶わなかったフランスからの来日ゲストも3年ぶりに駆け付け、盛大なオープニングセレモニーが開かれました。
また、みなとみらいホールでのオープニングセレモニーの後には、コロナ禍での産物ともいえるドライブインシアターでのイベントも開かれました。

☆フランス映画祭2022 横浜 オープニングセレモニー☆

2022年12月1日(木)18:30~19:30
会場:横浜みなとみらいホール

5時半の開場を待ち構えたお客様たちが続々入場。満席の会場で、まずは30周年映画祭VTRが上映されました。
続いて、真っ暗な会場で舞台の袖のグランドピアノにスポットライトが当たり、映画音楽作曲家でシンガー・ソングライターの世武裕子さんによるピアノ演奏。フランス映画『軽蔑』『愛人/ラマン』『アメリ』『ぼくの伯父さん』のサントラに続き、間奏に『ロシュフォールの恋人たち』のメロディーを挟みんだあと、世武さんオリジナル作品の「みらいのこども」が歌唱付きで演奏されました。力強い演奏に圧倒され、会場から大きな拍手がおくられました。
ここで、MCの矢田部吉彦さんが登場。日本語とフランス語の両方で会場に語りかけました。さすが、流暢なフランス語です。先ほどの選曲について、世武さんから、フランス映画の中から思い出の名曲を少しずつと、みなとみらいホールでの開催なので、未来に向けて「みらいのこども」を組み合わせたことが語られました。
矢田部さんから、1993年に始まったフランス映画祭が30回を迎えたこと、2020年からコロナの影響で、それまでしばらく6月に開催していたのを、12月に変更したこと、ゲストを迎えられなかったのが、3年ぶりに大勢のゲストをお迎えできたことが説明されました。

ユニフランス代表ダニエラ・エルストナーさん挨拶
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「関係者の皆さま、会場の皆さま、大きくて美しいみなとみらいホールでお会いできたことに感動しています。30回目を祝うためにいらして下ったことに感謝します。日本の観客の皆さまにこそある映画祭です。開催のために多大な協力をしてくださったパートナーの方たちに、ユニフランスを代表して感謝申しあげます。これからアーティストがご挨拶に登壇します。初めて日本に来た者もいます。大半はパリから参りましたが、ブルターニュなど地方から来た者もいますし、ニューヨークの映画祭を終えて駆け付けた『あのこと』のメンバーもいます。オードレイ・ディヴァン監督、おめでとうございます! 
多彩なフランス映画を楽しんでいただき、ゲストと交流をはかってください。観客賞にはエールフランスが協力してパリ行の航空券も当たります。オープニングに上映する『EIFFEL(原題)』ではパリの姿をご覧いただけます。ロマン・デュリス演じる主人公の愛とロマン溢れる作品です。フランス映画祭は、日本とフランスの交流の場です。この映画祭は、作品を通して過去と現在のフランスの姿を映し出します。そこには常に映画監督の視点があります。彼らの巧みな演出で衝撃を受けたり、感動したり、喜びを味わうこともできます。映画祭の成功を祈りつつ、わたしの映画への愛を語りたいと思います。(日本語で)映画バンザイ! アリガトウゴザイマス」

山中竹春横浜市長
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「ようこそ、横浜へ。記念すべき30回目となるフランス映画祭、フェスティバルミューズに石田ゆり子さんをお迎えして開催いたしますこと、横浜市長として大変光栄に、嬉しく思っています。ユニフランス、日産自動車の皆さまにも感謝いたします。3年ぶりにゲストが来日してくださいました。交流も楽しみです。横浜では、12月をフランス月間としています。夜はイルミネーションで、みなとみらい全体で心ゆくまでご堪能ください。」

フィリップ・セトン駐日フランス大使
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「今回、30回目となるフランス映画祭で横浜に伺うことができて嬉しく思います。日仏間の文化事業の中で、映画祭は最も大きなイベントです。同時に日仏間の交流において、横浜が占める位置が大きいことを皆さんもご理解いただけているのではないかと思っております。12月はフランス月間で、時期に多くの催し物が行われているからです。フランス映画祭が30回目を迎えたのも、日本の皆さんが変わることなくフランス映画を愛してくださっていることを証明しています。今季あの開催に合わせ、3年ぶりにゲストの来日が果たせたことも嬉しく思っております。30回目となり、これまで支えてきてくださったことを感謝します。特に横浜市と日産自動車、そしてユニフランス、ミューズを務めてくださる石田さんに感謝申しあげます。何より、映画を輸入し配給してくださる方々にも感謝します。私の願いは、これからの30年も続きます様、それが横浜で行われますことです。」

日産自動車株式会社 田川丈二専務執行役員チーフサステナビリティオフィサー
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「ここ横浜は日産自動車発祥の地であり、このホームタウンでフランス映画祭が開催されますこと、心より嬉しく思っております。電気自動車に限定したドライブインシアターも、ユニークな取り組みだと思っております。映画祭をどうぞ楽しんでください。」


幕下から賑やかな声がして、いよいよゲストが登壇。矢田部さんが一人一人のお名前を呼び、壇上に4列になって並びました。

☆フランス映画祭代表団 登壇ゲスト☆
マルタン・ブルブロン(監督) 『EIFFEL(原題)』
ロマン・デュリス(俳優) 『EIFFEL(原題)』
エリック・グラヴェル (監督) 『フルタイム 』
バンジャマン・ヴォワザン(俳優) 『幻滅』
アラン・ウゲット(監督) 『イヌとイタリア人、お断り!』

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オードレイ・ディヴァン(監督) 『あのこと』 写真:右
アナマリア・ヴァルトロメイ(俳優)『あのこと』 写真:左
ミカエル・アース(監督) 『The Passengers of the Night (英題)』
ローラ・キヴォロン(監督) 『ロデオ』
パスカル・グレゴリー(俳優) 『ワン・ファイン・モーニング(仮)』
メルヴィル・プポー(俳優) 『ワン・ファイン・モーニング(仮)』
エロイーズ・フェルレ(監督) 短編『くすんだ海』『風の娘たち』
クロエ・アリエズ(監督) 短編『崩れる関係』
ヴィオレット・デルヴォワ(監督)短編『崩れる関係』
ブリュノ・コレ(監督) 短編『記憶』
サラ・ヴァン=デン=ブーム(監督)短編『レイモンド、もしくは縦への逃避』
ルイーズ・メルカディエ(監督) 短編『姉妹』
フレデリック・エヴァン(監督) 短編『姉妹』

来日ゲストの最後に、『EIFFEL(原題)』マルタン・ブルブロン監督と主演のロマン・デュリスが登壇した後、石田ゆり子さんが登壇。

フェスティバル・ミューズ 石田ゆり子さん
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「皆さんこんばんは。下手くそですが、フランス語のあいさつを用意してきましたので、これからフランス語でご挨拶したいと思います。間違えっていたら許してください。
(ここからフランス語で) 紳士、淑女の皆さま。横浜の皆さま、そしてフランスの皆さま、こんばんは。フランス映画祭、30周年おめでとうございます。私にとってフランスは、世界のどこよりも感銘を受ける国です。ですので、こうして皆さんと一緒にいられて本当に幸せです。フランスから来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。日本での日々を堪能してください。ありがとうございました」

この後、マルタン・ブルブロン監督とロマン・デュリスさんの簡単なスピーチの後、石田ゆり子さんと共に開幕宣言。
ロマン・デュリスさんの口から、日本語の「腹、へった」が聞こえたのですが、訳した矢田部さん、「覚えた日本語も」と愛を込められていました。

フランス映画祭横浜2022の大きなパネルが運び込まれ、全員でフォトセッション

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正面真ん中にいた公式カメラマンの方からは、お顔が重ならないよう立ち位置を調整されたのですが、舞台に向かって右端にいた私からは見えない方々も。


◆オープニング作品『EIFFEL(原題)』舞台挨拶
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矢田部さんより物語の説明と、ロマン・デュリスさんの出演作について最新作『キャメラを止めるな!、』や『真夜中のピアニスト』、マルタン・ブルブロン監督については、コロナ後の大作『三銃士』の監督に抜擢されたことが紹介されました。

ロマン・デュリスさんの「モシモシ」という第一声に、矢田部さん、「あらためて挨拶をお願いします。そして、エッフェルさんがどのような人なのかもお話ください」と促しました。
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ロマン・デュリスさん「エッフェルは何も恐れない人。エッフェル塔を建てるという果てしない夢を着実に実現した革命家です。彼は合理主義で天才ですが、好きな女性の前では弱いところを見せてしまう人間的な感情も持っています。とても魅力的な人物です」

続いて、矢田部さん、ブルブロン監督には、エッフェルを描くきっかけや、魅力を尋ねました。
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「この企画は数年前から温めてきたものです。誰もが知っているエッフェル塔について語ることに野心を持ちました。エッフェルの人間的な部分も一緒に見せたいと思いました。。気に入っていただければ嬉しいです」とこれから観る方たちに語りました。


★ドライブインシアター 『EIFFEL(原題)』舞台挨拶★
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オープニングセレモニーの後、みなとみらいホールから歩いて5分ほどのところにあるパシフィコ横浜 国際交流ゾーン プラザ広場にドライブインシアターが設置され、ここでもオープニング作品『EIFFEL(原題)』が上映されました。こちらは電気自動車(EV)でご来場いただける方を応募し招待して行われました。電気自動車なら、日産自動車に限らず応募できたとのことです。

まずは、駐車場の後ろの入り口からレッドカーペットを歩いて、脇にあるイルミネーションライトの下でフォトコール。
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左から、フィリップ・セトン駐日フランス大使、ユニフランス代表ダニエラ・エルストナーさん、マルタン・ブルブロン監督、石田ゆり子さん、ロマン・デュリスさん、日産自動車株式会社 田川丈二氏、山中竹春横浜市長

最後の「ありがとうございました」の声に、「ドウイタシマシテ」と応えるロマン・デュリスさんでした。

次に、正面スクリーンの下で舞台挨拶。
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MCは、オープニングセレモニーと同じく矢田部吉彦さん。
ゲスト登壇前に、EV車で来場された方たちに、ハザードランプでの拍手の練習。
「先ほど、華やかにフランス映画祭は開幕しました。ゲストの来日は3年ぶりです。コロナ禍でもできるドライブインシアターが企画されました」と紹介。

スクリーンの枠は、ビニールを膨らませたような素材。(ゴムボートのイメージ?)
スクリーンの脇から登壇したロマン・デュリスさん、珍しそうに思わず触ってみます。続いて入ってきた石田ゆり子さんも、真似て触っていました。

日産自動車株式会社の田川丈二氏、「今日はこんなにたくさんのEV車が来てくださって、カーボンニュートラルを進める日産としてはうれしい限りです。いつもの劇場ではなく、ぜひ車の中のプライベート空間でフランス映画を楽しんでいただければと思います」

石田ゆりこさん「私もはじめてこのような経験をして、ビックリしています。今の時代ならではの、すてきな発明だなと思います、私も車から映画を観たいです」

ユニフランスのエルストナー代表「ハザードランプで迎えていただいてとても感動しました。震えているのは感動なのか寒さなのか・・・ 」
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ロマン・デュリスさん「日本に来られたのは夢のようです。車の中で、しかもEV車の中でフランス映画を観てくださることに、監督と一緒にびっくりしています」

ブルブロン監督「日本は本当に大好きな国。来られて幸せです。車の中で楽しんでください」

この後、エッフェルについて、矢田部さんより問われ、ロマン・デュリスさん:エッフェルは天才的なクリエーター。エッフェル塔や世界中の橋を作り、カリスマ的な人物だけど、監督から自由に演じていいよ、人間的な部分も出していいよと言われました。観に来てよかったという映画になっていると思います」
監督からは「二つの映画のジャンルを結び付けることができると思いました。エッフェル塔の建設と、エッフェルという人物を語ることで人間臭い部分も出せると思いました。」

最後に、矢田部さんが石田ゆり子さんに、「いつか二人とのお仕事もあるかもしれないですね」と言うと、「そんなそんな」と謙そんしつつも、「フランスが大好きで、フランスの文化、歴史、芸術、本当にすべて大好きですので、今日、こうして皆さんにお会いできるだけで夢のようです。共演の機会がありましたらよろしくお願いします」と石田ゆり子さん。
ブルブロン監督も「僕もそう願っています」と笑顔を見せました。その様子に、ハザードランプで拍手を送る観客の皆さん。
ロマン・デュリスさんの「じゃ、また」の日本語でドライブインシアターでの舞台挨拶は終了しました。

★『EIFFEL(原題)』は、『エッフェル塔〜創造者の愛〜』のタイトルで2023 年3 月 3 日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
作品紹介: http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/498339020.html


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上から眺めたドライブインシアター

★Facebookに アルバム「フランス映画祭2022 横浜 オープニングセレモニー&・ドライブインシアター」をアップしています
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.589442023183387&type=3

報告:景山咲子


祝・30周年記念回! フランス映画祭2022 横浜 

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1993年に始まり、今年で記念すべき30回目を迎えるフランス映画祭。
今年は12月1日(木)から4日(日)の4日間、クリスマスシーズンの祝祭感溢れる冬の横浜で開催されます。

フランス映画祭2022 横浜   
Festival du film français au Japon 2022      

期間:2022年12月1日(木)~12月4日(日) 全4日間

会場:みなとみらい21地区を中心に開催

主催:ユニフランス
共催:横浜市、在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
特別協賛:日産自動車株式会社
公式サイト:https://www.unifrance.jp/festival/2022/
★チケット発売中★ https://unifrance.jp/festival/2022/ticket/


11月7日、フランス大使館 大使公邸で行われた記者会見には、ユニフランス代表のダニエラ・エルストナーをはじめ、フィリップ・セトン駐日フランス大使、山中竹春横浜市長、日産自動車の田川丈二専務執行役員 チーフサステナビリティオフィサーらが出席。フランス映画祭2022 横浜の作品ラインアップが発表されました。
今年のフェスティバル・ミューズに決定した石田ゆり子さんも登壇し、「ボンジュール。石田ゆりこです」と、心を込めたフランス語で挨拶。好きなフランス映画のことや、2018年に『マチネの終わりに』という映画の撮影で3週間モンパルナスに滞在した思い出などを語られました。

記者会見の模様はこちらで!
https://unifrance.jp/festival/2022/news/info/1218/


◆上映作品◆

『フルタイム』À PLEIN TEMPS
監督:エリック・グラベル
出演:ロール・カラミー、アンヌ・スアレス、ジュヌヴィエーヴ・ムニシュ

『EIFFEL(原題)』EIFFEL
監督:マルタン・ブルブロン
出演:ロマン・デュリス、エマ・マッキー、ピエール・ドゥラドンシャン、アルマンド・ブーランジェ

『幻滅』Illusions Perdues
監督:グザヴィエ・ジャノリ
出演:バンジャマン・ヴォワザン、セシル・ド・フランス、ヴァンサン・ラコスト、グザヴィエ・ドラン

『イヌとイタリア人、お断り!』Interdit aux chiens et aux Italiens
監督:アラン・ウゲット

『The Passengers of the Night (英題)』LES PASSAGERS DE LA NUIT
監督:ミカエル・アース
出演:シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、エマニュエル・ベアール

『あのこと』L'événement
監督:オードレイ・ディヴァン
出演:アナマリア・ヴァルトロメイ、ケイシー・モッテ・クライン、ルアナ・バイラミ、ルイーズ・オリー=ディケロ

『メグレ(仮)』MAIGRET
監督:パトリス・ルコント
出演:ジェラール・ドパルデュー、メラニー・ベルニエロデオ

『ロデオ』Rodeo
監督:ローラ・キヴォロン
出演:ジュリー・ルドルー、ヤニス・ラフキ、アントニア・ブレシ、コディ・シュローダー

『ワン・ファイン・モーニング(仮)』UN BEAU MATIN
監督:ミア・ハンセン=ラブ
出演:レア・セドゥ、パスカル・グレゴリー、メルヴィル・プポー

『VORTEX』VORTEX
監督:ギャスパー・ノエ
出演:ダリオ・アルジェント、フランソワーズ・ルブラン、アレックス・ルッツ、キリアン・デレ

フランスのストップモーション・アニメーションの世界
短編映画6作品
『くすんだ海』À la mer poussière
『風の娘たち』Les Filles du vent
『崩れる関係』Les Liaisons Foireuses
『記憶』Mémorable
『レイモンド、もしくは縦への逃避』Raymonde ou l’évasion verticale
『姉妹』Sororelle


◆来日ゲスト一覧(予定)◆
マルタン・ブルブロン(監督) 『EIFFEL(原題)』
ロマン・デュリス(俳優) 『EIFFEL(原題)』
エリック・グラヴェル (監督) 『フルタイム 』
バンジャマン・ヴォワザン(俳優) 『幻滅』
アラン・ウゲット(監督) 『イヌとイタリア人、お断り!』
オードレイ・ディヴァン(監督) 『あのこと』
アナマリア・ヴァルトロメイ(俳優)『あのこと』
ミカエル・アース(監督) 『The Passengers of the Night (英題)』
パトリス・ルコント(監督) 『メグレ(仮)』
ローラ・キヴォロン(監督) 『ロデオ』
パスカル・グレゴリー(俳優) 『ワン・ファイン・モーニング(仮)』
メルヴィル・プポー(俳優) 『ワン・ファイン・モーニング(仮)』
ギャスパー・ノエ(監督) 『VORTEX』
エロイーズ・フェルレ(監督) 短編『くすんだ海』『風の娘たち』
クロエ・アリエズ(監督) 短編『崩れる関係』
ヴィオレット・デルヴォワ(監督)短編『崩れる関係』
ブリュノ・コレ(監督) 短編『記憶』
サラ・ヴァン=デン=ブーム(監督)短編『レイモンド、もしくは縦への逃避』
ルイーズ・メルカディエ(監督) 短編『姉妹』
フレデリック・エヴァン(監督) 短編『姉妹』



◆フランス映画祭の変遷◆
1993年、当時のユニフランス会長で映画プロデューサーのダニエル・トスカン・デュ・プランティエにより横浜で誕生。2006年に会場を東京に移し、2011年より2016年まで、有楽町朝日ホール及びTOHOシネマズ日劇で開催。2012年からは、アンスティチュ・フランセ日本の協力により、地方での開催を実施。
第25回の2017年には、フランスを代表する女優のカトリーヌ・ドヌーヴが団長として来日。フランスでも人気の高い北野武監督が親善大使を務めた。
2018年に13年ぶりに横浜へ場所を移した。

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★これまでにWeb版シネマジャーナルに掲載したフランス映画祭関連記事★

第12回 フランス映画祭横浜2004
〜華麗に軽やかに♪〜
http://www.cinemajournal.net/special/2004/france/index.html

フランス映画祭2009 記者会見&オープニングレポート
http://www.cinemajournal.net/special/2009/france/index.html

フランス映画祭2010 オープニングイベントレポート
http://www.cinemajournal.net/special/2010/fffj2010/index.html

フランス映画祭2011『セヴァンの地球のなおし方』
ジャン=ポール・ジョー監督、古野隆雄さん 舞台挨拶レポート
http://www.cinemajournal.net/special/2011/severn/index.html

フランス映画祭2019 横浜
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/466890900.html

フランス映画祭2019横浜 『カブールのツバメ』 ザブー・ブライトマン監督&エレア・ゴべ・メヴェレック監督インタビュー
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/467418249.html

フランス映画祭2019横浜 『マイ・レボリューション』ジュディス・デイビス監督 インタビュー
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/467414956.html

フランス映画祭2019横浜  『シノニムズ』
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/467418028.html

フランス映画祭2020 横浜
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/478862399.html

フランス映画祭 2020 横浜 中東絡みの作品たち  (咲)
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/478868949.html