11/2 TIFF(白)

昨日5本詰め込んだので、今日は洗濯、お昼支度をすませて午後から。

『トゥルーノース』(日本、インドネシア)
アニメーション。北朝鮮から亡命した男性が、聴衆を前に「政治の話はしません。僕の家族の話をします」と語り出します。
最初に少年の父が捉えられ、すぐ後に母と妹と少年が連れて行かれたのは、政治犯収容所。想像を絶するような過酷の日々、残忍極まりない看視者たち、そんな地獄のような10年間のお話。暗い背景に荒い木彫りのような人物、これだけでも十分な描写だった。

『チャンケ:よそ者』(台湾)
韓国に住む男子高校生のクァンヤン。母は韓国人、父と自分は韓国生まれなのに、国籍は台湾で外国人パスポート。華人の学校から韓国の普通高校に転校してから、優等生で学級委員だけれど「チャンケ」と呼ばれ、いじめに遭っている。初めて好きな女の子に出会うが…。
クァンヤンのTシャツは前に「幹」背中に「看三小」と書いてありました。台湾語では罵り言葉で悪い意味になるらしいですが、韓国ではこの漢字では通じないのかな?カラオケで歌う懐メロは何だろう?と松岡さんと話していたら、姜育恆 「驛動的心」 (1987)と教えてくださった方がいました。松岡さんが葉蒨文 Sally Yeh(サリー・イップ)も歌っていたのを思い出してくれました。聞いたことがあった!
https://www.youtube.com/watch?v=SlTB40sBbVk 「驛動的心 」國語版
https://www.youtube.com/watch?v=38z14fHkayw 「祝福」粵語版

この後少し時間が空いたので、カフェでのんびり食べていたら『海辺の彼女たち』が満席になってしまっていました。あうう。3日の一般上映は売り切れ、9日最終日の最前列しか残っていませんでした。『僕の帰る場所』の藤元監督でサンセバチャン映画祭だったからか。人気でめでたいことです。
思い切り時間が空いたので、日比谷へフィルメックスのパンフを買いに行ってきました。メトロの24時間券(100円安いシニア券も限定発売中)だったし良かった。


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『赦し』(トルコ)
父に厳しくあたられ、可愛がられる弟メリクが妬ましい兄のアジズ。メリクの持ち出した銃でアジズは弟を死なせてしまった。アジズは苦しみ悪夢にうなされ、母は病院に連れていきアジズを抱きしめるが、父は怒りでアジズを見ようともしない。
子どものうちは、親はどの子にも分け隔てなく愛情を。子どもには唯一人の父と母だもの。親は子供のおかげで親になっていく。一緒に成長しなくちゃ。この映画のように一時激しい憎しみにかられることがあるかもしれない、それでも本当に引き金を引いたり殴りつけたりしない理性は働くはず。働かせて。

後もう1本観られたけれど、ちょうど同じ試写を観ていた(咲)さん、(美)さん、イスラーム映画祭主催の藤本さんと1Fの中華やさんで晩御飯。香港に行くと必ず食べていたエビワンタンメンにしました。美味しかった。(白)

11/1 TIFF(白)

本日より参加
P&I上映(プレス向け試写)に並び、1年ぶりに会う方に手を振ったり、情報交換したり。


『スレート』(韓国)
タイトルのスレートとは、撮影開始時「用意、スタート!」と鳴らす「カチンコ」のこと。ナンバーワンのアクションスターを夢見る現代の女の子が、スタントの仕事で撮影場所に行くと寂れたロケセットが。そこはパラレルワールドの入り口、群盗が跋扈し冷酷な独裁者が支配する戦国時代だった。

『ファン・ガール』(フィリピン)
女子高生が大好きなスターの車にまんまと潜り込み、自宅に忍び込むのに成功するが、スターの顔と全く違う実像に愕然。
アイドルに熱をあげるきゃぴきゃぴの甘い話かと思いきや、だんだん辛口に。女子高生にも今を忘れて夢見ていたい理由がありました。スターは虚像と思いたくないファン心理はよっくわかります。スターなら、それなりの人間でいてほしい。

『遺灰との旅』(インド)
家を継いだ長男が亡くなり、残された妻子と、4人の弟妹はそれぞれ思惑を抱いて葬儀に参列する。遺灰を故人の希望通りの3ヵ所にまいた後、遺言書を開く約束だった。ところが車の旅はトラブル続きのうえ、みんなの秘密が一つずつ明らかになり…。
インド映画らしいダンス場面もありませんが、リアルな問題もちゃんと織り込んだ悲喜こもごものストーリー。

『バイク泥棒 』(イギリス)
ルーマニアからイギリスに移民してきた家族。夫はバイクでデリバリーの掛け持ち、妻は子連れで掃除の仕事に出ている。家計を支え、家族の送り迎えにも必要なバイクが盗まれてしまった。夫は妻に本当のことを話せない。
移民のかつかつの暮らし、生きていくことの辛さがひしひしと迫ってきます。

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『カム・アンド・ゴー』(日本、マレーシア)
大阪・梅田には、アジア各地からやってきた人々が働いたり、学んだりしている。彼らと周りの人々との関わりを、パッチワークのようにつないで生き生きと見せる。7つの言語が飛び交い、様々なエピソードがつまった2時間40分、見事に収束させました。

東京・EXシアター六本木にて『カム・アンド・ゴー』
渡辺真起子、桂雀々、兎丸愛美、尚玄、望月オーソン、リム・カーワイ監督が舞台挨拶に登壇。だいたい一人2日間くらい、全部を撮り終えるまで20日間。構成は監督がしっかり作ったそうですが、俳優には台本もなく、その場その場で説明を受けて作っていったそうです。みなさん自分のパートがどこでどのように使われているのか想像もつかず、「今日初めて観ます」と上映前の舞台挨拶(写真)。
上映後は渡辺真起子、桂雀々、兎丸愛美、リム・カーワイ監督の4人が、制作現場での様子を語りました。
俳優の宿泊先、集合場所の手配・連絡などリム監督自らが担っていたそうで、渡辺真起子さんからは「スタッフに任せて、監督の仕事をしてください」とマメすぎる監督へ(笑)。
2月に『ソン・ランの響き』のリエン・ビン・ファットさんのインタビューの際、「リム・カーワイ監督の映画に出ます」とおっしゃっていたのは、この作品でした。ベトナムから来日して、印刷工場で働く青年役で、最初にもラストにも登場します。「おかあさん、びよき(病気)」の言い方が可愛かった。(白)

10/31 TIFF(白)

10月31日(土)オープニング
この日は出かけず、動画を見ながら作品紹介ブログを書いていました。

ご挨拶が次々と進み、ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ノーラン監督、カンヌ映画祭総代表ほかからお祝いコメント映像に思わず「お~!」
ゲストは女性少ない、黒い衣裳が多い、が見た目の印象です。例年もっと華やかでしたが、これもコロナのせい(涙)。
この状況下、細心の注意をはらって開催にこぎつけた関係者のみなさまへ感謝。

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©2020 TIFF

「深田監督特集」の深田監督、森崎ウィン、筒井真理子、オープニング作品の『アンダードッグ』の北村匠海、瀧内公美、脚本の足立 紳、武 正晴監督、佐藤 現プロデューサーが登壇。公演で欠席した主演の森山未來は生中継で参加。それぞれに司会からのQ&Aがありました。

★オープニングセレモニーは公式チャンネルで観られます。
https://www.youtube.com/watch?v=XOjss4yTgNk

第33回 東京国際映画祭

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3つの目標を掲げていよいよ開幕!
①映画を観る喜びを再認識し、映画の未来への希望の光を灯す
②映画を通じて国際的な連帯を強める
③コロナ後の映像文化についての考察を深める

期間:2020年10月31日(土)~11月9日(月)
会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木、ミッドタウン日比谷、日比谷ステップ広場(千代田区)、東京国際フォーラム(千代田区)ほか、都内の各劇場及び施設・ホールを使用
チケット:インターネット販売10/24(土)~11/9(月)
 TIFF公式サイト 作品の紹介ページから24時間いつでも購入可能
 TIFFチケットセンター【営業日時】10/31(土)〜11/9(月)
 各日AM9:30〜六本木会場での最終上映開始後20分まで
 詳細はこちら
主催:公益財団法人ユニジャパン(第33回東京国際映画祭実行委員会)
共催:経済産業省、 国際交流基金アジアセンター(アジア映画交流事業)。 東京都 (TOKYOプレミア2020部門、ユース部門)

公式サイト https://2020.tiff-jp.net/ja/

■ 上映作品
TOKYO プレミア 2020部門
ワールド・プレミアやアジアン・プレミアの作品を中心とした、国内外の個性豊かな監督による新作のショーケース部門。日本、アジア、欧米といった地域のバランスを保ちながら、従来のコンペ3部門の選定視点も残したプログラム32本上映。
特別招待作品
日本公開前の最新作をいち早く上映
ワールド・フォーカス
世界各国・地域の映画祭出品作や、日本公開が未決定の外国作品、そして海外映画祭に出品されて賞を獲った作品が並びます。今年は台湾特集「台湾電影ルネッサンス2020」を実施し、昨年開始したラテンビート映画祭とのコラボ企画も継続。
日本映画クラシックス
国際交流基金の協力のもと修復された天才・山中貞雄の現存する3作品、そして巨匠・稲垣浩の不朽の名作を上映。
ジャパニーズ・アニメーション
日本で生まれ、世界に羽ばたいたアニメ/特撮のキャラクター。その歩みを特集で振り返ります。さらに「アニメが描く風景」などの特集も。
Japan Now 気鋭の表現者 深田晃司
日本映画の今を俯瞰する今年のJapan Nowは、深田晃司監督を特集します。現実に生きる私達と世界との関係性を、スクリ ーンと観客の関係性として表現する稀有な監督の初期作品から最新作まで上映。
ユース
チルドレンやティーンズに映画の素晴らしさを体験してもらう部門です。今年の「TIFFティーンズ映画教室2020」は、中学生たちがリモートで映画を作りました。また「TIFFチルドレン」は、今年も山崎バニラさんが登場します!
トークシリーズ「アジア交流ラウンジ」
アジア各国・地域を代表する映画監督と、第一線で活躍する日本の映画人とのオンライン・トークを毎日発信します。今回の新たな取り組みは、世界的に活躍する是枝裕和監督が発案し、検討会議メンバーとともに企画しました。
共催:国際交流基金アジアセンター

■ 第 33 回東京国際映画祭 作品選定コミッティメンバー
 安藤紘平(あんどうこうへい )早稲田大学名誉教授
 石坂健治(いしざかけんじ)東京国際映画祭シニア・プログラマー
 市山尚三(いちやましょうぞう)映画プロデューサー
 金原由佳(きんばらゆか)映画ジャーナリスト
 関口裕子(せきぐちゆうこ)映画ジャーナリスト
 矢田部吉彦(やたべよしひこ)東京国際映画祭シニア・プログラマー

■ 観客賞について
「TOKYO プレミア 2020」部門の全作品を対象に、観客の皆さまから投票を募り、最も多くの支持を得た1作品を表彰いたします。 
*東京グランプリをはじめとした従来の各賞の審査・表彰はありません。

スケジュール https://2020.tiff-jp.net/ja/schedule/list/2020-10-31(一日ずつ見られます)
ガイドのダウンロードはこちら

東京国際映画祭「TIFFトークサロン」 オンラインでのQ&A 

映画祭の醍醐味は、なんといっても監督や俳優との触れ合い。鑑賞したばかりの映画について、いろいろと知ることのできる貴重な機会です。
今年は、コロナ禍で来日が叶わない外国映画の監督たちをオンラインでつないで、鑑賞者からの質問を受け付けるという形での交流となります。
従来、上映後に行われていたQ&Aに代わるものですが、上映後に会場内のスクリーンと繋ぐ形ではなく、別の時間を設けて、ZOOMにアクセスする形となります。

参加可能者は、当該作品チケット購入者。事前に各作品詳細ページからチケットの購入番号などを記入して申込み。映画祭事務局にて照合した上で、アクセスリンクが送られてきます。ZoomシステムのQ&A機能を使用して質問を送ることが可能です。
なお、鑑賞のみ(質問をしない)の場合は、同時刻に配信される映画祭公式YouTubeチャンネルでもご覧いただけます。

対象作品:「TOKYOプレミア2020」「ワールド・フォーカス」「ユース(ティーンズ)」部門中心に、約40作品。

実施が決まったものが下記に掲載されています。 順次更新。
鑑賞される映画のトークサロンにぜひご参加ください。
https://2020.tiff-jp.net/news/ja/?p=55073