会場:山形市中央公民館(アズ七日町)、山形市民会館、フォーラム山形、ソラリス、山形美術館、山形まなび館 ほか
開会式[日時]10月10日[木]
[会場]山形市中央公民館ホール
オープニング上映:『富士山への道すがら、わたしが見たものは…』
監督:ジョナス・メカス/1996/24分
16回目を迎える山形国際ドキュメンタリー映画祭2019が10月10日から始まりました。隔年開催なので、今年は30周年。
開会式は山形市中央公民館ホール(アズ七日町)にて行われ、たくさんの国から集まった来日ゲストや映画関係者、観客合わせて400人を超える人たちが集まり開会式がおこなわれた。
山形交響楽団金管8重奏の演奏とともに、これまでこの映画祭に来場した世界各国の監督たちの映像をスライドショー上映。映画祭創始者の小川伸介監督の姿も。フレデリック・ワイズマン、佐藤真、王兵など、世界のドキュメンタリー映画作家をはじめ、この映画祭から巣立った監督たちの姿が映し出され、山形国際ドキュメンタリー映画祭30年の歩みを振り返ることができた。
開会式後のオープニング上映は、今年1月(2019)に死去した詩人で映画監督であるジョナス・メカス監督の作品『富士山への道すがら、わたしが見たものは…』(16ミリフィルム)が追悼上映された。この中には、1991年にメカス監督が山形を訪れた時の映像も収められている。
*この作品は10月15日に再上映あり
山形市民会館小ホール18:00~20:04
この時には『メカスの難民日記』も併映される
上映前に、メカス監督が山形を訪れた時に案内役をつとめた農民詩人の木村迪夫(みちお)さんが登場。藤岡朝子さん司会兼英語通訳で、メカス監督、来日当時に行われたシンポジウムでのエピソードが語られた。
*原村政樹監督の『無音の叫び声 農民詩人・木村迪夫の牧野物語』は木村迪夫さんのこと描いた作品で、2015年のこの映画祭で上映され、公開もされている。同作は第31回農業ジャーナリスト賞を受賞。
また、この映画祭創始者の一人、小川紳介監督を山形牧野村に導いた人でもある。
参考 シネマジャーナル『無音の叫び声』原村政樹監督 記者会見
山形国際ドキュメンタリー映画祭2019では、下記部門の上映が行われる
インターナショナル・コンペティション
世界各地より応募された中から15作品を上映。
•アジア千波万波
アジアの新進ドキュメンタリー作家の作品を紹介。
特集プログラム
•AM/NESIAアムネシア:オセアニアの忘れられた「群島」
•リアリティとリアリズム:イラン60s-80s
•Double Shadows/二重の影 2
•「現実の創造的劇化」:戦時期日本ドキュメンタリー再考
•日本プログラム
•ともにある Cinema with Us
•やまがたと映画
•春の気配、火薬の匂い:インド北東部より
•特別招待作品
•YIDFFネットワーク特別上映
•フィンランドサウナ × 映画
•ヤマガタ・ラフカット!
•ヤマガタ映画批評ワークショップ
表彰式[日時]10月16日[水]17:00
[会場]山形市中央公民館ホール(6F)
クロージング上映作品:『アンジェラの日記 ― 我ら二人の映画作家』
監督:イェルヴァン・ジャニキアン、アンジェラ・リッチ・ルッキ/2018/125分
受賞作品上映[日時]10月17日[木]
上映スケジュールは表彰式後に発表される
公式HP https://www.yidff.jp/home.html