あいち国際女性映画祭2019案内(暁)

今年も9月4日(水)から9月8日(日)までの5日間で「あいち国際女性映画祭」が名古屋市のウィルあいちを主会場に、開催されます。
24回目を迎える今回は、国内外で活躍する女性監督による作品、女性に注目した作品を集め、日本初公開1作品、愛知初公開9作品を含む全33作品が上映されます。
吉行和子さんを13年ぶりにゲストで迎え、主演作『雪子さんの足音』が上映されます。この作品では浜野佐知監督、菜葉菜さんも参加します。また、5月に逝去された俳優の京マチ子さん追悼企画として、山田洋次監督の『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』を上映し、ゲストに倍賞千恵子さんが参加予定です。
また、名古屋を舞台に制作した、はるな愛さんの初監督作品『mama』が上映されます。

主催:公益財団法人あいち男女共同参画財団、あいち国際女性映画祭2019運営委員会
共催:弥富市、蟹江町
日 程:2019年9月4日(水)から9月8日(日)まで 
会 場
 愛知県女性総合センター(ウィルあいち) 名古屋市東区上竪杉町1
 ミッドランドスクエアシネマ 名古屋市中村区名駅4-7-1
共催会場
 富市総合社会教育センター9月7日(土)弥富市前ケ須町野方802-20
 蟹江町産業文化会館9月7日(土)海部郡蟹江町城1-214

上映作品 全33作品 ※フィルム・コンペティション作品は、実写部門・アニメーション部門ノミネート13作品及びニューヨーク・ジャパン・シネフェスト招待作品1作品

国内外から11人の女性監督、プロデューサーが来場予定。
【海外】
・リウ・ミアオミアオ監督『紅花緑葉(原題)』(中国映画)
・アビー・ギンツバーグ監督
『And Then They Came for Us(そしてわたしたちの番が来た)』(アメリカ映画)
・ミミ・ウォンプロデューサー『女は女である』(香港映画)
【国内】
・浜野佐知監督『雪子さんの足音』 
・熊谷博子監督『作兵衛さんと日本を掘る』
・吉峯美和監督『この星は、私の星じゃない』
・平松恵美子監督『あの日のオルガン』
・橋本真理子監督『イーちゃんの白い杖』
・山田火砂子監督『一粒の麦 荻野吟子の生涯』
・常井(美幸監督『空と、木の実と。』
【国内(短編)】
・はるな愛監督『mama』

上映作品

『紅花緑葉(原題)』 英題:Red Flowers and Green Leaves
9月4日(水) 10:00/ウィルホール
9月5日(木) 18:30/ミッドランドスクエアシネマ
中国/2018年/97分
監督:リウ・ミアオミアオ
出演:ロー・クーワン、マー・スーチ
日本初公開/監督来場予定

あらすじ 幼いころから病気のために結婚をあきらめていたグー・ボ。家族の取り決めにより、聡明で美しいアー・シーイェとの結婚が決まる。ゆっくりと距離を縮める二人だが、やがて互いの隠し事が明らかになっていく。二人は互いを受け入れることができるのか。中国ムスリムが暮らす農村を舞台に紡ぐ愛の物語。

『And Then They Came for Us (そして私たちの番がきた)』
9月4日(水) 18:30/ミッドランドスクエアシネマ
9月5日(木) 10:00/大会議室
アメリカ/2017年/50分
監督:アビー・ギンツバーグ
出演:ジョージ・タケイ、サツキ・イナ
監督、サツキ・イナさん来場予定
アメリカ法曹協会2018 Silver Gavel Awards受賞

あらすじ 1942年に当時の米大統領ルーズベルトが発令した大統領令9066号は、第二次世界大戦中、約12万人の日系アメリカ人の強制収容への道を開くことになった。収容の様子を撮ったドロシア・ラングの未発表写真などから歴史を振り返るとともに、現在の移民政策に対し声を上げる日系人たちの姿を映す。

『過ぎた春』 英題:The Crossing
9月7日(土) 10:00/ウィルホール
中国/2018年/99分
監督:バイ・シュエ
出演:ホアン・ヤオ、スン・ヤン
協力:大阪アジアン映画祭
2018平遥国際映画祭Fei Mu Awards最優秀作品賞受賞
第14回大阪アジアン映画祭来るべき才能賞受賞(監督)

あらすじ 香港人の父と中国人の母を持つペイペイは、毎日深圳から国境を越えて香港の高校に通っている。父は香港で別の家庭を持ち、母は家で友人と麻雀に興じるばかり。孤独なペイペイは、ある日親友と参加した船上パーティーで出会った青年にスマートフォンの密輸団を紹介され、危険な裏仕事に手を染める。

『女は女である』 英題:A Woman Is A Woman
9月7日(土) 14:30/ウィルホール
香港/2018年/93分
監督:メイジー・グーシー・シュン
出演:アマンダ・リー、トモ・ケリー
協力:大阪アジアン映画祭
愛知初公開/ミミ・ウォン プロデューサー、トモ・ケリーさん来場予定
香港国際映画祭2018出品

あらすじ 男子高校生のリンフォンは、自分の性別に違和感を覚え思い悩んでいる。一方で、性別適合手術を受けて女性になったジーユーは、結婚して幸せな生活を送っていたが、その事実を知った夫は娘を連れて家を出てしまう。自分らしく生きたいと願う二人のトランスジェンダー女性が抱える戸惑いや葛藤をリアルに描く。

『ワーキング・ウーマン』 英題:Working Woman
9月7日(土) 18:00/ウィルホール
イスラエル/2018年/94分
監督:ミハル・アヴィアド
出演:リロン・ベン・シュルシュ、メナシェ・ノイ
協力:東京国際映画祭
愛知初公開
エルサレム国際映画祭2018出品、トロント国際映画祭2018出品、カルガリー国際映画祭2018出品

あらすじ オルナは、3人の子どもの母親。夫は開業したばかりのレストランの経営に苦労している。家計を助けるために働き始めたオルナだが、仕事と家庭の両立に苦しむ。オルナを高く評価した上司は彼女を昇進させるが、同時に、執拗なセクハラを始める。彼女は、このまま泣き寝入りするのか。

『雪子さんの足音』 英題:THE LANDLADY 
9月4日(水) 13:00/ウィルホール
日本/2019年/112分
監督:浜野佐知
出演:吉行和子、菜葉菜
配給:旦々舎
愛知初公開/監督、吉行和子さん、菜葉菜さん来場予定

あらすじ 大学時代に下宿した月光荘の大家・川島雪子が熱中症で孤独死したことを知った薫は、20年ぶりに月光荘に向かう。教養もあり文化的な香りを漂わせる老嬢の雪子と、肉親や職場の人間関係に屈折した感情を抱く小野田。二人の女性の過剰な好意と親切に窒息しそうになった日々が、薫の脳裏によみがえる。第158回芥川賞候補作・木村紅美の同名小説を、主演・吉行和子で映画化。

『作兵衛さんと日本を掘る』 英題:Sakubei and the Mining of Japan
9月4日(水) 16:00/大会議室
日本/2018年/111分
監督:熊谷博子
配給:オフィス熊谷
愛知初公開/監督来場予定

あらすじ 2011年、福岡県の筑豊炭田に生きた炭鉱夫・山本作兵衛の描いた記録画と日記が、日本初のユネスコ世界記憶遺産に登録された。作兵衛は、自らが体験してきた労働や生活を子や孫に伝えたいと2000枚以上の絵を残した。彼の残した記憶と向き合い、元おんな抗夫の人生や、作兵衛を知る人々の証言を通じ、この国の過去と現在、未来を掘る。

『この星は、私の星じゃない』 英題:This planet is not my planet
9月5日(木) 10:00/ウィルホール
日本/2019年/90分
監督:吉峯美和
出演:田中美津、上野千鶴子
配給:パンドラ
愛知初公開/監督、田中美津さん来場予定

あらすじ 日本のウーマン・リブ運動の伝説的なリーダー田中美津。女であることの痛みがリブの田中を生み、虚弱であることのせつなさが、一心の治療を35年間も続けている鍼灸師の田中を生んだ。「この星は、私の星じゃない」と呟きつつ、全身でこの星に立ち続けてきた魂の遍歴を追う。

『イーちゃんの白い杖』 英題:Ii-chan’s White Cane
9月6日(金) 10:00/大会議室
日本/2018年/108分
監督:橋本真理子
出演:小長谷唯織、小長谷息吹
配給:テレビ静岡
愛知初公開/監督来場予定
2019年度児童福祉文化賞(映像・メディア等部門)受賞
第56回ギャラクシー賞報道活動部門奨励賞受賞
UDCast対応

あらすじ 生まれつき目が見えない唯織(イーちゃん)。「学校にいても家にいてもつらい」、「死にたい」と思ったこともある。そんな時、唯織のそばにはいつも2歳下の弟・息吹がいた。重度の障がいを抱え、入退院を繰り返し、手術を何度経験しても前に進む息吹。互いの顔を見たことがない姉と弟、支える家族を20年にわたり記録したドキュメンタリー。

『空と、木の実と。』 英題:Zero as You Are
9月6日(金) 18:30/ミッドランドスクエアシネマ
9月8日(日) 10:00/大会議室
日本/2019年/84分
監督:常井美幸
出演:小林空雅/このみ、八代みゆき
愛知初公開/監督来場予定

あらすじ 国内最年少で性別適合手術を受け《女性》から《男性》になった空雅(たかまさ)。様々な人とふれあうなかで浮かび上がってきたのは、性という枠組みでは括りきれない、多様で豊かな人生だった。とらわれのない《ゼロの自分》に還るため、しくみのなかに埋没せず、自分の感じる力を試すため、空雅の旅は続く。

『一粒の麦 荻野吟子の生涯』
英題:A Grain of Wheat ~Japan’s First Female Doctor’s Struggle~
9月8日(日) 13:10/ウィルホール
日本/2019年/105分(予定)
監督:山田火砂子
出演:若村麻由美、山本耕史
配給:現代ぷろだくしょん
愛知初公開/監督来場予定

あらすじ 明治18年(1885年)医術開業試験に合格して、日本の公許女性医師第1号となった荻野吟子。女性に医者の認可制度がなかった当時、自身の闘病経験から女医の必要性を感じ、女性による女性のための医療の実現を目指して道なき道を奔走する。社会運動家として、医師として、女性として、不屈の精神と大いなる愛に導かれたその生涯を描く。

『骨までしゃぶる』 英題:Nothing But Bones
9月5日(木) 13:00/ウィルホール
日本/1966年/88分
監督:加藤泰
出演:桜町弘子、久保菜穂子
配給:東映

あらすじ明治30年代の廓に売られてきた貧農の娘が表面は華やかに見える廓の世界の内実を知り、密かに反発を覚える。純粋な桶職人との出会いをきっかけに、自分の幸せをつかもうと大胆な行動に出る。遊郭に生きる女たちをリアルかつ妖艶に描き出したエロチシズム溢れる作品。

『あの日のオルガン』 英題:Organ
9月6日(金) 10:00/ウィルホール
日本/2018年/119分
監督:平松恵美子
出演:戸田恵梨香、大原櫻子
配給: マンシーズエンターテインメント
監督来場予定

あらすじ 1944年東京。戸越保育所の主任保母・板倉楓は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた疎開先を模索していた。最初は反発していた親たちも、子どもだけでも生き延びて欲しいと、保母たちに我が子を託すが、見つかった疎開先は荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積みだったが、保母たちは子どもたちと向き合い、勇気づけていた。そんな中、米軍の爆撃機が東京を襲来、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた−。

『カランコエの花』 英題:Kalanchoe
9月6日(金) 14:20/ウィルホール
日本/2016年/39分
監督:中川駿
出演:今田美桜、永瀬千裕
配給:SDP
第26回レインボー・リール東京グランプリ受賞
京都国際映画祭2017クリエイターズ・ファクトリーグランプリ受賞
第4回新人監督映画祭コンペティション・中編部門グランプリ受賞

あらすじ とある高校2年生のクラス。ある日唐突にLGBTについての授業が行われた。しかし他のクラスではその授業は行われておらず、「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」と生徒たちに疑念が生じる。LGBTをテーマに、当事者ではなく周囲の人々にフォーカスしたドラマ。

『mama』 英題:mama
9月6日(金) 『カランコエの花』上映後/ウィルホール
日本/2019年/35分
監督:はるな愛
出演:吉野寿雄、田中俊介
配給:シネマスコーレ

あらすじ 吉野ママこと、伝説のゲイボーイ・吉野寿雄は現在89歳。各界の著名人が訪れた東京・六本木のゲイバーを閉め、今は中川運河沿いにあるバーをまかされている。そこへママを慕ってトランスジェンダーの亜美とゆしん、俳優の田中俊介が訪れ、ママの戦前、戦後のゲイの歴史を引き出していく。

『ある精肉店のはなし』 英題:Tale of a Butcher Shop
9月7日(土)10:00/大会議室
日本/2013年/108分
監督:纐纈あや
出演:北出家のみなさん
配給:やしほ映画社
第18回釜山国際映画祭ワイドアングル部門正式出品

あらすじ いのちを食べて人は生きる。「生」の本質を見続けてきた家族の記録。
大阪府貝塚市で7代にわたり家族で屠畜・解体、販売を行ってきた北出精肉店。家業を継いだ兄弟の心にあるのは被差別部落ゆえのいわれなき差別を受けてきた父の姿。102年続いてきた屠畜場の閉鎖に伴い、北出精肉店も最後の屠畜の仕事を終えて新たな日々を重ねていく。

『ここに生きる』 英題:Kokoniikiru (Here, We Live)
9月7日(土) 13:00/大会議室
日本/1962年/41分
監督:望月優子
国立映画アーカイブ所蔵作品

あらすじ 全日本自由労働組合の委託により、当時国会に提出されていた緊急失業対策法改正案に対する反対運動の一環として製作されたドキュメンタリー。全国の失業対策事業の日雇労働の現場で働く人びとの日々の労働と生活を、実際の現場で撮影した記録映像と、職業俳優を交えた再現ドラマパートを交錯しつつ映し出す。

『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』 英題:Tora’s Pure Love
9月8日(日) 10:00/ウィルホール
日本/1976年/104分
監督:山田洋次
出演:渥美清、京マチ子
配給:松竹
シーン・ボイスガイド付

あらすじ 山田洋次監督・渥美清主演の国民的人気シリーズ『男はつらいよ』の18作目。旅先から故郷柴又に帰ってきた寅さんは、美しい柳生綾に逢い舞い上がるが、不幸な半生を送って来た綾は、不治の病で余命幾ばくもない。周囲の心配をよそに、妹・さくらだけは寅さんの味方をするが。日本映画を代表する名女優・京マチ子が、薄幸のマドンナ綾を好演。

実写部門・アニメーション部門ノミネート作品
1 うめぼしパトロール
2 タイムマシン
3 His name is Pesu
4 浴室の中の果実
5 湯沸かしサナ子、29歳
6 ペールブルーがかさなる
7 CA$H
8 歩く魚
9 ラムネ
10 ランチメイト症候群
11 Magician on the roof
12 不毛
13 わたしのヒーロー
招待オフク
9月6日(金)13:10/大会議室 13作品一挙上映!
途中2回休憩あり/6.『ペールブルーがかさなる』・11.『Magician on the roof』の上映後

『僕の帰る場所』 英題:Passage of Life
9月5日(木) 15:20/大会議室
日本、ミャンマー/2017年/98分
監督:藤元明緒
出演:カウン・ミャッ・トゥ、ケイン・ミャッ・トゥ
配給: E.x.N
第30回東京国際映画祭(2017) 「アジアの未来部」部門出品 同部門の作品賞及び国際交流基金
アジアセンター特別賞受賞

あらすじ東京の小さなアパートに住むミャンマーからやって来た母ケインと幼い二人の兄弟。入国管理局に捕まった夫アイセに代わり一人で家族を支えるケイン。日本で育ち、母国語を話せない子供達にケインは慣れない日本語で愛情を注ぐが、兄弟は父に会えないストレスでいつも喧嘩ばかり。ケインは、これからの生活に不安を抱き、ミャンマーに帰りたい思いを募らせていく。

シンポジウム「日本の難民支援について考えよう」
9月5日(木)17:15 /大会議室 《入場無料》

トーク「中国映画:製作の現場から」
9月4日(水)13:30/大会議室 《入場無料》
ゲスト:リウ・ミアオミアオさん(『紅花緑葉』監督)
中国第五世代監督のリウ・ミアオミアオ(劉苗苗)さんをお迎えし、成長し続ける中国映画産業や映画製作の現場についてお話をうかがいます。
進行役:木全純治 (当映画祭ディレクター)










あいち国際女性映画祭に行ってきました4(暁)  授賞式

フィルム・コンペティションのグランプリほか各賞の受賞者写真をアップしました

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<長編フィルム部門>
☆金のコノハズク賞(グランプリ)
『Danchi Woman』  
監督:杉本 曉子
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<短編フィルム部門>
☆金のカキツバタ賞(グランプリ)
『いきうつし』 
監督:田中 晴菜
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☆銀のカキツバタ賞(準グランプリ)
『2番のユニフォーム』  
監督:ウー・ホンイー
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☆観客賞
『夜間飛行』 
監督:三宅 美奈子
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あいち国際女性映画祭に行ってきました3(暁) 『ナッシングウッドの王子』『マイ・カントリー マイ・ホーム』

9月7日(金)

『ナッシングウッドの王子』
英題:The Prince of Nothingwood
フランス、ドイツ、カタール/2017年/85分
監督・脚本:ソニア・クロンルンド
撮影 : アレクサンダー・ナナウ、エリック・ギシャール
録音 : マチュー・ペロ、ハッサン・シャバンカレ
編集 : ソフィー・ブリュネ、ジョルジュ・クラッグ
プロデューサー : ロラン・ラヴォレ
共同プロデューサー : メラニー・アンダーナハ
出演:サリム・シャヒーン、クルバン・アリ、ソニア・クロンルンド

タイトルは彼への賛辞を込め、ハリウッドに対抗し、「ナッシング(無し)ウッド」!

戦火の絶えないアフガニスタンで30年以上に渡り、製作&監督&主演を務めて110本もの映画を撮り続けてきた男、サリム・シャヒーン。
厳しい情勢の中で、国民へ娯楽を提供するために映画に情熱を注ぎ、作品の出演、監督、製作、上映など、全てをほとんど自身でこなす。そんな彼の111本目の撮影にフランス在住のソニア・クロンルンド監督が密着したドキュメンタリー。
戦争が続き、娯楽のない人々にとって、映画はつかの間の娯楽。サリムは映画を持って上映のツアーを続け、その間に作品を撮る。そんなサリムの姿を映画は追う。戦争が続き、近くで爆弾が爆発する時もある。そんな危険を冒しても撮影を続けてきたサリム・シャヒーン監督とスタッフたち。カメラはそんな彼らの撮影風景を追う。

この作品はサリム・シャヒーン監督の旅に密着し、映画を愛し、死を賭してでも映画のために闘う、知られざる驚異のアフガニスタン映画人を紹介するドキュメンタリーである。「アフガニスタンのエド・ウッド」の異名を持ち、家族を始め、身近な人たちを映画に利用し、警官や軍人でさえ、彼の映画であれば喜んで本人役で出演する。一方で監督はアフガン国民の声を代弁し、名もなき人々に存在の証を与え、映画に描く。サリム・シャヒーンは彼らのヒーローなのだ。「ハリウッド」に対抗するタイトルである「ナッシング(無し)ウッド」のタイトルも頼もしい。

9月8日(土)

『マイ・カントリー マイ・ホーム』
英題:My Country My Home
日本、ミャンマー/2018年/130分
監督:チー・ピュー・シン
出演:ウィ・モン・シュエ・イー、アウン・イェ・リン、森崎ウイン
協力:大阪アジアン映画祭

ミャンマー人としてのアイデンティティを考える

約30年前、ミャンマーの民主化運動に参加し、祖国を追われ難民として日本に逃れ、東京でミャンマー料理の店を開いたサイ。娘のナンは日本で生まれ育ち女子高生になった。しかし日本人として生きてきた。しかし無国籍と知り、18歳になった時、国籍を日本かミャンマーか選ばなくてはならなくなった。日本国籍をとるつもりだったが、祖国ミャンマーに行き、親戚に会ったり、祖国の景色を見たり、故郷に生きる人たちや、同じように日本育ちだけどミャンマー国籍を取った人たちを知りどちらの国籍を選ぶべきか迷う。
かつては国を追われ日本にたどりついた親の世代、今はお金を得るために日本に来る若者たち。世代によって考え方が違う。
日本とミャンマー、二つの祖国で揺れる少女のルーツをたどる旅を描いた作品。日本とミャンマーとの合作作品。

ミャンマーやミャンマー人を描いた作品をいくつか見てきたけど、ミャンマーの監督が作った作品は初めてだったかも。日本にるミャンマー人は、かつては民主化運動に参加して故国を追われた人だったけど、今やお金を稼ぐために来日する人もいるということを知った。そして日本育ちのミャンマー人二世世代が育って、今度は祖国との板ばさみになっていることを知った。『僕の帰る場所』藤元明緒監督でも、日本育ちの子供たちが日本語しか知らないままミャンマーに帰ってアイデンティティに戸惑うさまが描かれていたけど、その問題は、海外に住む日系二世、三世にもあるだろうし、きっと日本に定着したベトナム難民の子供たちの間にもこういう問題があるのだろうと思った。日本に生まれ育った日本人としては、そういうことを考えることもなかったけど、これだけ国際化が進めば、そういうことはどこにでもあるということになるのだろうと思った。

参考資料

『マイ・カントリー マイ・ホーム』製作記者会見 
スタッフ日記
日本・ミャンマー共同製作映画&ドラマ『My Country My Home』製作発表記者会見  ミャンマーの若き女性監督にお会いする  (咲)
http://cinemajournal.seesaa.net/article/453025578.html

『僕の帰る場所』藤元明緒(ふじもとあきお)監督インタビュー記事
http://www.cinemajournal.net/special/2018/boku/index.html

あいち国際女性映画祭に行ってきました2(暁) 『ドリ-ム』『まわる映写機めぐる人生』『世界で一番ゴッホを描いた男』

2018年9月6日(木)

『ドリ-ム』 原題:Hidden Figures
アメリカ/2016年/127分
監督:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー
配給:20世紀フォックス映画

まだまだ知られていない実話を知りたい

去年公開された『ドリーム』、ベストテンに入れた作品だったので、もう一度観てみようと思い参加した。宇宙開発の話は様々な形で伝えられてきたけど、開発に関わった人の中で開発のこととか中心になった人たちのことがほとんどで、ここに出てきた計算係だった女性たちのような、数字や計算に強い黒人女性が、こんなにもたくさんロケット開発のために働いていたということを知った。
宇宙開発計画初期、アメリカとソ連の宇宙開発競争真っ只中の1961年、コンピュータもまだ発達していない時代に、NASAでは優秀な頭脳を持つ黒人女性たちが、ロケットの打ち上げに欠かせない計算手として働いていた。人種差別・女性差別が今よりずっとひどかった時代。その中でも特に優れた3人の黒人女性を中心に偉業と差別との闘いが描かれている。彼女たちの計算能力にびっくりだけど、そういう能力があっても、まだまだ人種差別がひどかった時代(今でもいいとは言いがたいけど)、アメリカ初の有人宇宙飛行を達成するため、彼女たちを含めてたくさんの人たちが働いている様子が描かれていた。

アメリカの「どうだ、アメリカは!すごいだろう」的なサクセスストーリーを描いた作品は嫌いなんだけど、この作品は、その中でもNASAで働いていた黒人女性たちの闘いと活躍が描かれていて、とても興味深かった。
所長はものわかりの良い人のように描かれていたけど、差別している側は言われないと気がつかない。ロケット打ち上げの「ドリーム」はかなえられたけど、公民権運動に大きな影響を与えた、1963年の「ワシントン大行進」でキング牧師があらゆる人種の自由と平等、民主主義を訴え「私には夢がある」と演説した「ドリーム」は未だに達成されていない。


『まわる映写機めぐる人生』

英題:Projecting Film, Projecting Life
日本/2018年/110分
監督:森田惠子
出演:鈴木文夫、荒島晃宏
配給:映像Sプロジェクト

映画を愛する人、必見の作品


『まわる映写機 めぐる人生』は、森田惠子監督の『小さな町の小さな映画館』『旅する映写機』に続く映画にまつわる三部作の完結編。映画が誕生して123年。映写技師、自主上映活動、映画鑑賞会、日本一古い映画館を維持して興行を続ける人たちなど、映すことに心をかたむけた人たちを訪ねたドキュメンタリー。
この作品のHPに、この作品を作ったきっかけが書かれています。
「『まわる映写機 めぐる人生』を作るきっかけは、「川越スカラ座」の『旅する映写機』の初日(2014年5月24日)に、本作に登場する元埼玉大宮東映の支配人であり映写技師だった石川直二さんが訪ねてくださったことでした。
開館前からいらしてくださり、手にしていたのは私も見るのが初めだった黒革の「映写技術者免状」でした。 「初日なら監督さんが来るかもしれないと思ってね」と、体調を心配する奥さまを説得して大宮から駆けつけてくださったのです。上映後のトークでは、急遽、観客の皆さんに博物館級の「映写技術者免状」を見て頂き、お話もしていただきました。その時のお話がとても興味深かったことと、石川さんの表情があまりにも魅力的だったので、これは撮らなければ…と思ったのです。
方針など何もないまま、6月19日にご自宅を訪問し撮影をスタートさせました。その後はいつものことながら、台本もないまま芋づる式の撮影を重ねてゆきました。そして、映写に関わる皆さんのお話を伺いながら、映像が時代ごとにどのような形で使われてきたのか、ということにも関心が深まり学ばせていただきました。」とあります。
森田恵子監督.jpg
森田惠子監督

森田監督の作品は観たことがなかったけど、タイトルに惹かれて観ることにした。タイトルからは映写技師の人の物語かなと思ったのだけど、映写技師だけでなく、映画の上映活動をしている人や、映画館を続けるためにいろいろ活動している人など、たくさんの映画を愛する人たちが出てきて、映画に対する思いに溢れた作品だった。映画全盛期は掛け持ち上映があり、フィルムを運ぶ専用の人がいたり、上映途中でフィルムが切れた時の応急処置の話など、フィルムの品質が悪かった時代の映写には色々な工夫が必要だったことなど、フィルム上映時のエピソードはとても興味深かった。映画の自主上映をめぐる人たちの交流の話もとても面白かった。また「文化として映画・良い映画を子供たちに見せよう」と、子供たちに社会教育としての映画を届けようと上映会を続けている人たちがいたり、過疎の里山の村での上映会している学生たちがいたりと、様々な形で、映画上映をしている人たちがいるということを知って心強かった。
TVで紹介され、前から行ってみたいと思っていた、日本で一番古い映画館「高田世界館」が出てきて、いつか行ってみたいと思った。そして高野史枝さんが監督した『厨房男子』で撮影を担当した城間典子さんが出てきてびっくり。京都造形芸術大学映画学科を卒業した方で、京都の里山で暮らしながら、手作りの自主上映会を行うところが映されていて、彼女はこういう活動をしているのだと知った。


『世界で一番ゴッホを描いた男』 
原題『中國梵高』
英題:China’s Van Goghs
中国、オランダ/2016年
監督:ユイ・ハイボー、キキ・ティンチー・ユイ
出演:チャオ・シャオヨン
配給:アーク・フィルムズ、スターキャット

模倣から創造へ 最後の展開に拍手

複製画制作で世界の半分以上のシェアを誇る油絵の街、中国南部深圳市大芬(ダーフェン)。出稼ぎでこの街にやって来た趙小勇(チャオ・シャオヨン)は独学で油絵を学び、20年もの間ゴッホの複製画を描き続けてきた。独立し、自らの工房を持ち、弟子もいる生活になったが、絵を描くのも食事も寝るのも全て工房の中。そんな生活の中、ゴッホの複製画なら趙小勇と言われるまでになった。オランダの画商との信頼も得て、交流を続けるうち、いつしか「本物のゴッホの絵を見たい」と思うようになったが、毎日の締め切りに追われる生活の中、その願いはなかなかかなわない。しかし、長年の夢をかなえるため、何人かの仲間と「本物のゴッホの絵」を見る旅行を実行に移す。本物の絵を見ることで、ゴッホの絵に対する想い、絵にかけた想いがわかるのではないか、そして今の自分を見つめ直し、これからの人生や仕事に役立ち、きっと何かを得られるだろうという思いの元、アムステルダムを訪れた。そして得られたものは。
本物のゴッホの絵を見て衝撃を受けた趙小勇は、自分は何をすべきかと考えるようになり、「自分は職人か芸術家か」考えた末、長年離れていた故郷の姿を描き始めた。長年培った絵の技から生まれた作品は見事なもの。

去年、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017でこの作品が上映された時、観損ね、新宿のシネマカリテでの上映も観ることができず、残念に思っていたら、この映画祭で上映されるということがわかり、この作品を観に行こうと、この映画祭に来た。
ゴッホの複製画に人生を捧げる男と、自身の想いの目覚めを追った感動のドキュメンタリーだった。
劇場公開が決まった。

公式HP『世界で一番ゴッホを描いた男』



















あいち国際女性映画祭に行ってきました1(暁) 『リメンバー・ミー』『梅の木の俳句』

9月4日~8日まであいち国際女性映画祭に参加しました。

2018年9月4日(火) なんなんてこったの1日目

9月5~9日に開催された「あいち国際女性映画祭2018」、今年は4日の記者会見から出ようと4日の朝10時半頃、新幹線「のぞみ」で東京駅を出た。台風上陸が間近に迫っていたので、昼頃に名古屋着ならなんとか間に合うだろうと思って出たんだけど、列車は途中からゆっくりになり11時55分に浜松駅で新幹線は止まってしまった。それから22時頃まで動かず状態。幸い駅に停車していたのだけど、臨時停車でホームには接していなくて、隣に止まっている「ひかり」と「のぞみ」の間に梯子を渡し、「ひかり」を経由してホームに出ることができた。長時間車両の椅子に座っていたけど、少しは外に出ることができたのが不幸中の幸いだった。でも、台風が日本海側に出て通過したら動くのかと思ったら、架線が切れたとのことで、結局10時間近く浜松駅に留まることになった。やっと22時頃動いたけど、止まり止りで、結局名古屋には夜中0時頃着。すでにその時間では、泊まる予定のウイルあいちの宿泊所には入れず、新幹線ホテルに泊まることになった。こんな状態で少し疲れたけどそれでもなんとか名古屋にたどり着くことができた。朝、始発前の5時頃には起こされて、あとは名古屋駅の新幹線待合室で7時頃まで寝て、朝食を食べてからウイルあいちに向かったけど、なんとも大変な幕開けでした。

9月5日(水)

名古屋駅構内で、名古屋名物の小倉アンのモーニングセットで朝食。そして映画祭会場のウイルあいちへ。午後3時からでないと宿泊受付はできないというので、傘や大荷物を持ったまま映画祭会場へ。今回、3日間ウイルあいちに泊まれることになったのはいいのだけど、毎日違う部屋になってしまった。当初、和室しか取れずそこで3連泊の予定だったけど、間際になって洋室の空きが出て、洋室にを変更してもらったら毎日部屋が変わるはめになってしまったというわけ。それでも会場のそばに泊まることができるというのは大変ありがたい。10時からウイルホールで上映される『リメンバー・ミー』へ。

『リメンバー・ミー』
中国/2017年
監督:彭小蓮(ポン・シャオレン)
出演
黄宗英(ファン・ゾンイン)本人
阿偉:賈一平(ジャ・イーピン)
彩雲:馮文娟(フォン・ウェンジュン)

上海と映画への想いに溢れた作品だった

伝統的な中国オペラで活躍している女優彩雲は、映画スターになることを夢見て、田舎の村から上海にやってきて、幼馴染の阿偉(アーウエイ)が暮らしている古い家に転がりこんだ。阿偉は撮影監督になることを夢見て、ドキュメンタリー作品を撮っている女性監督の元でカメラマンの仕事をしている。その作品は1930年代に中国で活躍していた趙丹(チャオ・タン)と妻で女優でもある黄宗英(ファン・ゾンイン)のことを扱っているのか、現在も存命の黄宗英に取材するシーンが出てくる。そして趙丹出演作の『カラスと雀』『街角の天使』のシーンも流れる。
阿偉が住んでいるのは上海の古い街、石庫門の今にも取り壊わされそうな古い家。阿偉の家に趙丹が出演する昔の映画フィルムがたくさんあるので、住んでいるところは、昔映画館だったところなのかもしれないと思ったけど、後で監督に確認したらそうではないと答えていた。
そのフィルムを見て映画に想いを馳せる阿偉と、そのフィルムを見てその作品のシーンを演じることを思いつく彩雲。彩雲が映画のいくつかのシーンを同じように演じ、阿偉が撮影。それをネットにアップ。それを見て彩雲に映画出演の声がかかった。
古い映画人へのオマージュと近代的なネットによる映像アップという状況。商業映画とインディペンデント映画。現在の、北京と上海の映画事情と香港との関わり。古い上海と現代の上海。壊されていく古い街の向こうには近代的な高層ビルが見える。そんな対比が描かれる。
彩雲は北京での撮影に向かうが、阿偉は上海に残って仕事をする道を選ぶ。映画への夢を追いかける二人だけど、何を見つけることができるのだろう。
ポン・シャオレン監督.jpg
彭小蓮監督

彭小蓮監督の故郷上海への愛と、壊されてゆく古い古民家への思い入れ、忘れられている趙丹や黄宗英など古き良き中国映画を若い人にぜひ知ってもらいたいという思い、若い映画人を目指す二人へのエールに満ちた作品だった。
中国で作った字幕がひどかったけど、せめて上映前に観客に字幕の件を断ったほうがよかったのではと思った。以前、東京でも中国映画週間でそういうことがあり、観客が離れていったことがあったのでちょっと心配。こちらは日本人ボランティアが参加し、今はちゃんとした字幕での上映が続いている。


『梅の木の俳句』
イタリア・日本/2016年
監督:ムージャ・マライーニ・メレヒ
撮影監督:マウラ・モラレス・バーグマン
編集:レティツィア・カウドゥッロ
音楽:坂本龍一

同盟国イタリア人が日本で強制収容されていたことに驚き


イタリアの著名な文化人類学者&東洋学者であり、写真家、登山家でもあったフォスコ・マライーニ(1912-2004)は、1938年研究のため家族とともに来日。しかし、第二次世界大戦下の1943年、イタリア休戦協定後、ファシズム政権への宣誓を拒否したため、イタリア人とはいえ敵性外国人として家族(妻トパツィア・アッリアータと三人の幼い娘ダーチャ、ユキ、トニ)とともに名古屋の施設に強制収容され、1945年8月15日まで過酷な経験を強いられた。
70年の時を経て、フォスコの孫であるムージャ・マライーニ・メレヒ(トニの娘)監督は、祖父母一家の足跡と家族の記憶を辿り、東京、名古屋、フィレンツェなどの地を訪れ、自分の家族の過去の記録を作品にした。
名古屋での天白寮という収容所での生活は、監視の警察官たちによるいじめや搾取を受けたという。規律に定められた食料配給も奪われ、ゴミ溜めを掘り起こして食料を探したほどだった。飢餓状態になり、父親は決死の抗議をしたり、日本人にとっては耳の痛い話が続く。名古屋空襲で天白の収容所が消失し、その後は石野村(現 豊田市東広瀬町)にある広済寺に移り、終戦まで暮らした。
祖母と母が語ってこなかった家族の歴史に向き合い、祖母や母親、伯母で作家のダーチャ・マライーニへのインタビューを実現させ、当時の写真や映像も取り入れた。

第2次世界大戦の時、日本の同盟国であるイタリア人なのに敵性外国人として日本の収容所に強制収容された人がいたとは驚きだった。
そして、こんな過酷な日本での生活をしたにもかかわらずフォスコ・マライーニは、戦後、世界中に日本文化を伝え、ヨーロッパの日本文化研究の礎を築いたという。アイヌ研究や舳倉島の海女に関する本も出している。1953年に再来日し、日本各地を巡って記録映画を撮影。1970年の大阪万博ではイタリア館広報部ディレクター、イタリアでの日本研究学会の会長職を勤め、日本、イタリア間の文化・学術交流に貢献した人ということを知った。 2013年には「フォスコ・マライーニ賞」というのが創設され、日本語によるイタリアに関する優れた著作の中から選ばれるという。日本でのイタリア文化への理解と関心を促進することを目的として創設された賞らしい。
長女のダーチャ・マライーニは小説家・劇作家・詩人で、主にフェミニズムや反ファシズムをテーマにした作品で知られ、ノーベル賞候補に何度もなっているそう。ムージャ・マライーニ・メレヒ監督の母トニも詩人・作家とのことで、文化人一家に育った監督だからこその作品かも。