あいち国際女性映画祭2023 総集編

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2023年9月14日合同記者会見にて(ウイルあいち大会議室)
左から『ツアーガイド』クァク・ウンミ監督、『毒親(ドクチン)』キム・スイン監督、チャン・ソヒ(俳優)、カン・アンナ(俳優)、『修験ルネッサンス』田中千世子監督、『1%の風景』吉田夕日監督

28回目になる「あいち国際女性映画祭」が2023年9月15日(金)~18日(月・祝)に名古屋市で開催され、映画は「ウィルあいち」と「ミッドランドスクエアシネマ」で上映されました。いつもはメイン会場になるウイルあいちのホールが改築中のため、ウイルあいちでは「大会議室」での上映、多くの作品が「ミッドランドスクエアシネマ」での上映になりました。
1996年から始まったあいち国際女性映画祭は、国内外で活躍する女性監督の作品を中心に上映されてきましたが、近年は男性監督の作品でも、女性の生き方や、女性が抱える問題などを提起した作品も上映され、男女共同参画社会の実現に向けて、女性の生き方や女性と男性の相互理解を進めるための様々な作品を上映してきました。映画上映後のゲストトークなどを通じて社会のあり方、国際交流や難民の問題などについて考えるきっかけも提案しています。
今年は、性被害を訴える「Me Too運動」などに焦点を当てた特別企画もあり、この運動のきっかけになった記者たちを描いた『SHE SAID /シ~・セッド その名を暴け』も上映されました。また、1960年代に公開された『鉄腕アトム』の3作品が上映され、鉄腕アトムの声を担当した清水マリさんも来場されるということで、チケットが完売したようです。
今年は初公開を含む計37作品が上映され、コロナ禍(2020~2022)で呼べなかった海外の女性監督や俳優など、4年ぶりに海外からのゲストも登場し、映画祭前日の14日はウイルあいち大会議室での記者会見も行われ、監督や俳優らが作品に込めた思いを語りました。
作品を選定した木全純治ディレクターが注目した作品は3作品。2014年、ロシアのクリミア併合で練習場を失ったウクライナのパラリンピックチームを追ったレシア・コルドーネッツ監督の『プッシング・バウンダリー』、内戦中のシリアで避難を迫られる家族の姿を少女を通して描いたスダデ・カーダン監督の『ヌズーフ/魂、水、人々の移動』、対立関係にあるレバノンとイスラエルの女性2人が二人で旅に出ることになったミハル・ボガニム監督の『テルアビブ・ベイルート』。「国の大きな混乱で最も被害を受けるのは、弱い立場の人たち。そこに鋭い視線を向けている」と評していました。

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9月14日の記者会見にて

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『ツアーガイド』クァク・ウンミ監督

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『毒親(ドクチン)』キム・スイン監督

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チャン・ソヒ『毒親(ドクチン)』出演

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カン・アンナ『毒親(ドクチン)』出演

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『修験ルネッサンス』田中千世子監督

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『1%の風景』吉田夕日監督

国内招待作品、海外招待作品、フィルム・コンペティション作品など、普段観る機会の少ない作品が上映されました。
三島有紀子監督(『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』)の『東京組曲2020』は、「コロナ禍で何を感じているのかが忘れられる前に映像に残しておこう」と、緊急事態宣言下の2020年、20名の役者たちが賛同し、各自で日常を撮影したものを三島監督が群像劇風に仕立てました。
また、映画祭のオープニングには韓国のクァク・ウンミ監督による『ツアーガイド』が上映されました。韓国に亡命した脱北者の主人公が、中国で身につけた中国語を活かして通訳ガイドの仕事に就き、仕事のノウハウを身に着け、韓国での生活にとけ込めるまでの大変さが描かれます。脱北者に対する差別などもあり、韓国と中国の関係が悪化し中国からの観光客が激減したりと苦難に直面する主人公が描かれました。
キム・スイン監督(韓国)の『毒親(ドクチン)』は、集団自殺した3人のうちの一人、模範的な生徒と思われていた高校生のユリがなぜ死んだのかを描きます。警察は自殺とみますが、ユリの母親はそれを認めず、ユリに関わる友人や教師に原因があるのではないかと思い込み、捜査を錯乱させます。シェン・ユー監督(中国)による『兎たちの暴走』は、中国四川省の工業都市を舞台に母娘の絡み合う感情が引き起こした事件を描いた作品でした。
田中千世子監督の『修験ルネッサンス』は、高木亮英導師の率いる修験者たちと一般参加者、さらに熊野修験復活を支えた新宮山彦ぐるーぷを中心とするサポーターたちの活動を追った作品です。吉田夕日監督の『1%の風景』は99%のお産が医療施設で行われている現在、1%の選択をした助産所や自宅での出産を希望する女性達4人のお産と、それを支える助産師さんたちを記録したドキュメンタリーで11月11日より一般公開されます 。
映画祭の締めくくりは、傅天余(フー・ティエンユー)監督(台湾)による『本日公休』。常連客を大切に昔ながらの理髪店を40年営む主人公。遠方に住む顧客が病床にあることを知り、「本日公休」の札を下げ、道具を持って車を運転し出向こうとするが、道中、いろいろなことに遭遇。そして顧客のところにやっとたどりつき、髪を整えることができたのですが、そこに至る話の数々があり感動的な作品でした。『客途秋恨』で知られる陸小芬ルー・シャオフェンが、約20年ぶりに映画への復帰を果たした作品。
最後にこれを観て、とてもさわやかな気分で帰宅しました。


授賞式は9月17日に、ウイルあいち大会議室で行われました。

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受賞者と審査員の皆さん

コンペティション受賞者

●グランプリ

【アニメーション部門】
『きつねつき』(日本) 監督:藤井七海

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藤井七海監督


【実写部門】
『The Banners』(韓国) 監督:ユン・ヘソン

●観客賞
【アニメーション部門】
『きつねつき』(日本) 監督:藤井七海

【実写部門】(得票同数、2作品)
『The Banners』(韓国) 監督:ユン・ヘソン
『Double Role』(日本) 監督:川西薫

<審査委員特別賞>
『Double Role』(日本) 監督:川西薫

The Banners川西薫監督_R.JPG川西薫監督


コンペ審査委員

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左から 審査委員長 奥田瑛二(俳優・映画監督)、木全純治(映画祭ディレクター)、佐藤久美(映画祭イベントディレクター)、ショーレ・ゴルパリアン(映画プロデューサー)、李相美(Sang Sang Blocks代表取締役)

映画祭公式HP
撮影・まとめ 宮崎暁美


他のシネマジャーナル「あいち国際女性映画祭2023」関連記事

・「あいち国際女性映画祭2023」開催 (暁)
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/500051190.html

・第28回「あいち国際女性映画祭2023」上映作品とスケジュール
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・第28回「あいち国際女性映画祭2023」上映作品紹介(暁)
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・『ヌズーフ/魂、水、人々の移動』英題:NEZOUH 
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/500744167.html

「ミッキーの毎日・映画三昧」の記事
第28回あいち国際女性映画祭2023(7)フィルム・コンペティション実写部門より『恵子さんと私』『Habitat』(2023-09-21 11:32)
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第28回あいち国際女性映画祭2023(6)フィルム・コンペティションアニメ部門より『How To Get Your Man Pregnant』『いずみのこえ』(2023-09-20 19:25)
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第28回あいち国際女性映画祭2023(5)『ピアノの魂』(2023-09-19 19:43)
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第28回あいち国際女性映画祭2023(3)『ハヨン一家~タイヤル族のスピリット GAGA』(2023-09-17 03:30)
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第28回 あいち国際女性映画祭2023(2)『70歳のチア・リーダー』(2023-09-16 22:19)
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/500777243.html

第28回 あいち国際女性映画祭2023(1)『ツアーガイド』(2023-09-15 14:08)
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/500761614.html

『ヌズーフ/魂、水、人々の移動』英題:NEZOUH 

9月16日(土)ウィルあいち大会議室 16:30~18:20 上映
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©Nezouh LTD - BFI - Film4

 英国、シリア、フランス、カタール/2022年/103分 ドラマ
 監督:スダデ・カーダン
 出演:ハラ・ゼイン、キンダ・アルーシュ
 協力:東京国際映画祭

壁や天井に大穴が開いた家に住み続けるのか去るのか

内戦中のシリア・ダマスカス、爆撃によって壁と天井に大きな穴があいてしまった家族。留まるか避難するか争う父ムタズと母ハラ。その行方を14歳の少女ゼイナの視点で描いた。
避難勧告が出て、周りの人達は避難を始めているのに留まることにこだわる強権的な父親ムタズ。大きな布を持ってこさせ、大穴をふさごうとするがなかなかうまくいかない。風に飛ばされたり、テープが剥がれたり。それでも隙間はあるものの、なんとか壁に布を貼り付けた。
夜になると、天井に開いた穴から隣の少年アーメルが「星がいっぱい見える」と声をかけ、ロープを垂らしてくれた。ゼイナはよじ登り屋上へ。別世界を知る。そこには今まで知らなかった自由があり、それが思いもよらない可能性を秘めた世界へとつながっていく。

第79回ヴェネチア国際映画祭 オリゾンティ・エクストラ部門観客賞受賞
第35回東京国際映画祭TIFFティーンズ部門出品
第27回釜山国際映画祭アジアの窓部門出品

第28回「あいち国際女性映画祭2023」上映作品紹介(暁)

2023年9月15日(金)~9月18日(月・祝)

■上映作品紹介■ 公式HPより

9月15日(金)
ウィルあいち大会議室

『修験ルネッサンス』英題:Shugen Renaissance 10:00~11:30
①修験ルネッサンス_R_R.jpg
 日本/2022年/84分 ドキュメンタリー
 監督:田中千世子 監督来場予定
 出演:高木亮英
 配給:田中千世子事務所

修験道は中世にピークをむかえるが、明治政府は神仏分離を法令で定め、修験宗は明治5年に禁止された。熊野修験復活を願う那智山青岸渡寺の高木亮英導師の率いる修験者たちと一般参加者、そして熊野修験復活を支えた新宮山彦ぐるーぷを中心とするサポーターたちの活動がスクリーンに息づく。

「小澤雅人監督3作品」13:30~15:10
『ほどけそうな、息』 英題:Softening… Breath.
②_1 『ほどけそうな、息』_R_R.jpg 
©2022「ほどけそうな、息」製作委員会
日本/2022年/44分 ドラマ
 出演:小野花梨、月船さらら、水石亜飛夢
 第9回日本セルビア映画祭出品

問題のある家庭から子どもを保護するなど、職務を果すべく尽力する主人公、カスミを中心に、児童相談所の職員が生きづらさを抱える子どもたちや家族を支え、彼らにとっての幸せの形を見つけるため、悩みながら奮闘する日々を追う。

『まだ見ぬあなたに』 英題:Little Wishes
②_2 『まだ見ぬあなたに』_R_R.jpg
©Foster Care Promotion Project
 日本/2019年/30分 ドラマ
 出演:池田朱那、澁谷麻美、高川裕也
 2021年ダマー国際映画祭 観客賞受賞

同級生との一度きりの性交で妊娠してまった17歳の遥。幼い頃に母を亡くし、父は仕事に忙殺されている。誰にも話せないまま中絶できる妊娠週数を過ぎていた。そのこと気づいた図書館司書・潤子は… 。2人の心の旅が始まる。

『一瞬の楽園』 英題:A Moment of Paradise
②_3 『一瞬の楽園』_R_R.jpg
©2020 MAGNETIZE Inc.
 日本/2020年/27分 ドラマ
 出演:入江海斗、ヴ―・トゥ・ザン、古山憲太郎

回復施設への入所を拒み、家出をしたギャンブル依存症の少年・ケンタと、多額の借金に苦しむベトナム人留学生・ハン。2人は偶然出会い、ある約束を交わすことで運命が交錯し、思わぬ方向に導かれていく。

ミッドランドスクエア シネマ2

『ツアーガイド』 英題:A Tour Guide 10:00~11:40
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 韓国/2023年/94分 ドラマ
 監督:クァク・ウンミ 監督来場予定
 出演:イ・ソル、オ・ギョンファ、パク・セヒョン
 
第21回フィレンツェ韓国映画祭出品
第24回全州国際映画祭最優秀俳優賞受賞
第22回ニューヨークアジアン映画祭出品

韓国に亡命した脱北者のハニョンは、中国で身に着けた語学を生かして通訳ガイドの資格を取り、ツアーガイドの仕事に就く。新しい環境に慣れ、仕事に自信がついてきたところだったが、一緒に亡命した弟と連絡が取れなくなり、また、韓国と中国との間で起きた政治的対立によって中国人観光客が激減するなど、やがてさまざまな困難に直面する。
2回目の上映
9月18日(月・祝)10:00/ウィルあいち 大会議室

『1%の風景』英題:Where Mothers Breathe 13:30~15:20
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©2023 SUNSETFILMS
日本/2023年/106分 ドキュメンタリー
 監督:吉田夕日 監督来場予定
 出演:渡辺愛、神谷整子
 配給:リガード

99%のお産が医療施設で行われている日本で、今も助産所や自宅での出産を希望する女性たちがいる。助産所とは、妊娠中も出産も産後も助産師が一貫して母子をケアする場所。健診の度にお腹にふれ、雑談を交わし、命を生みだす準備を整える。1%の選択をした4人の女性のお産と、それをサポートする開業助産師の日々を記録したドキュメンタリー。

『70歳のチア・リーダー』英題:Calendar Girls 18:30~20:00
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 スウェーデン、アメリカ/2022年/85分 ドキュメンタリー
 監督:マリア・ルーフヴード、ローヴェ・マルティンセン
 出演:キャサリン・ハーディ・ショートリッジ、フラン・ド・ニケ、ナンシー・ミラー
 配給:パンドラ

2022年サンダンス映画祭出品
2022年フォートマイヤーズ映画祭 最優 秀ドキュメンタリー賞受賞

米国フロリダ州を拠点とするシニア女性だけのチア・ダンスチーム<カレンダー・ガールズ>。年間100 回以上もの公演を行い、週3回の練習をこなす。自分たちで振付けし衣装も作る。多くの人を魅了するパワフルな彼女たちの笑顔の裏には、それぞれの葛藤や涙の決断があった。励まし合い挑戦し続ける彼女たちの「青春」を捉えたドキュメンタリー。

9月16日(土)
ウィルあいち大会議室

『プッシング・バウンダリー』英題:Pushing Boundaries 10:00~11:50
⑥プッシング・バウンダリー_R_R.jpg
©Dschoint Ventschr Filmproduktion AG
 スイス/2021年/102分 ドキュメンタリー
 監督:レシア・コルドーネッツ
 出演:ワレーリイ・シシュケービチ、アンジェリカ・チュルキナ、アントン・クリュコフ
 協力:なら国際映画祭

第52回ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭ZONTA Creative Support Award受賞
なら国際映画祭2022インターナショナルコンペティション部門審査委員特別賞
第51回モロディスト・キーウ国際映画祭出品

ロシアのクリミア併合により練習の場を失ったウクライナのパラリンピックチームの選手たちを追う。彼らは政治的な境界線が行き来する傍ら、次の大会への出場権獲得のため、新しい状況にいち早く適応しようと努め、また日々肉体的限界を超えて成長していく。

『テルアビブ・ベイルート』英題:Tel Aviv Beirut 13:00~15:00
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©2021 MOBY DICK FILMS - LES FILMS DE LA CROISADE – TWENTY TWENTY VISION Filmproduktion - TEL AVIV BEIRUT AVC LTD - LA VOIE LACTÉE 
キプロス、フランス、ドイツ/2022年/116分 ドラマ
 監督:ミハル・ボガニム
 出演:ザルファ・シウラート、サラ・アドラー、シュロミ・エルカベッツ
 協力:東京国際映画祭

第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品

1980年代よりイスラエル・レバノン間で起きた紛争を背景に、ヒズボラと戦うためイスラエル軍に協力したレバノン人たちの知られざる話に焦点を当てる。今作では1982年から2006年までの約20年以上に渡り、後に互いの絆を深め、愛する人を救うため共に旅に出るレバノン人とイスラエル人の2人の女性とその家族の人生を描く。

『ヌズーフ/魂、水、人々の移動』英題:NEZOUH 16:30~18:20
⑧ヌズーフ_R_R.jpg
©Nezouh LTD - BFI - Film4
 英国、シリア、フランス、カタール/2022年/103分 ドラマ
 監督:スダデ・カーダン
 出演:ハラ・ゼイン、キンダ・アルーシュ
 協力:東京国際映画祭

第79回ヴェネチア国際映画祭 オリゾンティ・エクストラ部門観客賞受賞
第35回東京国際映画祭TIFFティーンズ部門出品
第27回釜山国際映画祭アジアの窓部門出品

ヴェネチア国際映画祭観客賞受賞作品。主人公の少女を通して、内戦中のシリア・ダマスカスに留まり、やがて避難を迫られる家族と街の様子が描かれる。14歳の少女・ゼイナは少年に誘われ、爆撃で自室の天井に開いた大きな穴から屋上に上がる。彼女にとって、そこには今までにない自由があり、それが思いもよらない可能性を秘めた世界へとつながっていく…。

ミッドランドスクエア シネマ2

『毒親(ドクチン)』英題:Toxic Parents 10:00~11:50
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©2023, Mystery Pictures, ALL RIGHTS RESERVED 
韓国/2022年/104分 ドラマ
 監督:キム・スイン 監督、出演俳優来場予定
 出演:チャン・ソヒ、カン・アンナ、チェ・ソユン日本初公開/
第27回富川ファンタスティック映画祭出品

ある日、湖畔に止められた車から女子高生・ユリを含む3人の死体が発見される。学校で模範とされた彼女がなぜ死んだのか。警察は自殺と断定するが、ユリの母親ヘヨンはそれを認めず、さらにユリの友人イェナと担任教師のギボムが娘の殺人に関わったと主張し2人を告訴する。以来、捜査は難航するが、次第に意外な事実が明らかになっていく。

『東京組曲 2020』 英題:Alone Together 13:00~14:40
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©「東京組曲2020」フィルム パートナーズ
 日本/2023年/95分 ドキュメンタリー
 監督:三島有紀子 監督来場予定
 出演:荒野哲朗、池田良、大高洋子
 配給:オムロ

第24回全州国際映画祭招待上映

緊急事態宣言下の2020年4月22日、映画監督・三島有紀子が実際に体験したことを元に「このコロナ禍で何を感じているのかが忘れ去られる前に映像に残し、記録しよう」と企画。20名の役者たちが賛同し、各自日常を撮影。三島が、集まった映像素材を群像劇に仕上げた「ドキュメンタリー」。

『ハヨン一家 ータイヤル族のスピリット』英題:GAGA 16:00~18:00
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SKY FILMS Entertainment Co., Ltd.
©All rights reserved
 台湾/2022年/112分 ドラマ
 監督:ラハ・メボウ(陳潔瑤)
 出演:チェン・ダーチン(陳徳清)、ホン・ジンホイ(洪金輝)、ホアン・ジンイー(黃瀞怡)
 協力:台湾文化センター、アジアンパラダイス

第59回金馬奨最優秀監督賞・最優秀助演女優賞受賞
第33回シンガポール国際映画祭最優秀アジア長編映画監督賞受賞
2023台北電影奨 長編劇映画賞他11部門にてノミネート

台湾最大の映画賞、金馬奨での受賞の他、台北電影奨でも多部門でノミネートされた話題作。舞台は台湾の高地に暮らす原住民タイヤル族のハヨン家。英題のGAGAはタイヤル族の精神や文化などを意味する。孫娘が海外から帰国して以来、家長の死去、家族の一人が首長選挙に出るなど一家を大きく変える出来事が次々と起こる。

『ピアノの魂』英題:THE SOUL OF A PIANO 18:30~19:30
 ポーランド/2022年/60分 ドキュメンタリー
 監督:ジュディス・フィビゲル
 協力:一般社団法人日本ピアノ調律師協会

2022 Krakówフィルムフェスティバル出品

ピアノに魂は宿るのか?
もしそうなら、それは何なのだろう? とらえどころのないものなのか?それともその魂はピアノの製作者なのだろうか?
1912年にカリシュで生まれたグスタフ・アーノルト・フィビゲル三世は、過酷な歴史に翻弄されながら、家業のピアノ製造とポーランドのピアノ技術者を生涯かけて育てた。教え子達が語る感動の物語。

9月17日(日)
ウィルあいち大会議室
フィルム・コンペティションノミネ~ト作品/招待作品/授賞式10:00~17:40

ミッドランドスクエア シネマ2

『少女ーan adolescent』英題:Shoujyo~an adolescent 10:00~12:20 
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©2001 ゼロ・ピクチュアズ
 日本/2001年/132分 ドラマ
 監督:奥田瑛二 監督来場予定
 出演:奥田瑛二、小沢まゆ、小路晃
 配給:ニッポンムービー大阪=ZERO PICTURES

第17回パリ映画祭グランプリ・最優秀主演女優賞受賞
AFI映画祭(AFI FILM FEST2002)
 インターナショナル・フィーチャー・フィルム部門グランプリ受賞
第58回ヴェネチア国際映画祭「国際批評家週間」正式出品作品

R15+15歳以上がご覧になれます
小さな田舎町の警官・友川は、モラルを欠いた男。ある日、彼は15歳の少女・陽子と肉体関係を結び、恋に落ちる。あいち国際女性映画祭フィルム・コンペティション審査委員長奥田瑛二の初監督作。本上映にて4Kデジタルリマスター版初公開。

「鉄腕アトム 3作品」英題:Astro Boy 14:00~15:20
鉄腕アトム『ロボット競技大会』 『史上最大のロボット・前編・後編』
『ロボット競技大会』 日本/1964年/26分
世界10か国から集まった10万馬力クラスの高性能ロボットが、5日間で5種目を競うロボット競技大会。日本代表のアトムほか、魅力的なロボットが勢揃い。だが、優勝を狙うデモン1号と製作者たちは、さまざまに卑劣な作戦を用意していた。

『史上最大のロボット 前編・後編』 日本/1965年/26分×2本
分のロボットを世界一にしたいサルタンは、アブラー博士に命じて作らせたプルートに、世界最強の7大ロボットを倒すよう命じた。次々と相手を破壊していくプルート。アトムの身も狙われ、お茶の水博士はサルタンによって誘拐される。
 
 原作・総監督:手塚治虫
 出演:清水マリ、水垣洋子、勝田久 清水マリさん来場予定

『兎たちの暴走』英題:The Old Town Girls 16:30~18:20
⑯兎たちの暴走_R_R.jpg
 中国/2020年/104分 ドラマ
 監督:シェン・ユー(申瑜)
 出演:ワン・チェン(万茜)、リー・ゲンシー(李庚希)、ホァン・ジュエ(黄覚)
 配給:アップリンク

高校生のシュイ・チンは、継母に冷たくされ強い疎外感を感じている。ある日、幼い頃に自分を捨てた母が町に戻ってきたことで、シュイ・チンの生活は一変する。都会的な雰囲気に魅了され、シュイ・チンは少しずつ母との距離を縮めていくが、次第にその華やかさの裏に秘められた闇に飲み込まれていく。中国の工業都市を舞台に、母娘の絡み合う感情を描く。

9月18日(日・祝)
ウィルあいち大会議室

『ツアーガイド』10:00~11:40 上記参照

『骨なし灯籠』英題:Boneless Lantern 12:30~14:20
⑱骨なし灯籠_R_R.jpg
©熊本やまが映画プロジェクト
 日本/2023年/108分 ドラマ
 監督:木庭撫子
 出演:水津聡、まひろ玲希、高山陽平
  監督、水津聡さん、まひろ玲希さん来場予定
 シーン・ボイスガイド付き

亡き妻の骨壺を抱え、死に場所を探し、彷徨う男がいた。古き時代の佇まいを残す豊前街道の町「山鹿(やまが)」で、男は祭りのポスターに描かれた「灯籠娘」に、妻・ゆかりの面影を見る。灯籠師のもとで働き始めるが、孤独は拭えない。町を出ようと決めた、祭りの日。ゆかりの双子の妹、あかりが現れる。「あなたにお願いがあって」。

ミッドランドスクエア シネマ2

『SHE SAID /シー・セッド その名を暴け』
 英題:She Said 10:00~12:10
 アメリカ/2022年/129分 ドラマ
 監督:マリア・シュラーダー
 出演:キャリー・マリガン、ゾーイ・カザン
 配給:東宝東和

第80回ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート

2017年、ニューヨーク・タイムズ紙が報じた1つの記事が世界中で社会現象を巻き起こした。数々の名作を手掛けた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性的暴行事件を告発したその記事は、映画業界のみならず国を超えて性犯罪の被害の声を促し、#MeToo 運動を爆発させた。

『本日公休』英題:Day Off 14:00~15:50
⑳本日公休_R_R.jpg
©2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved
 台湾/2023年/106分ドラマ
 監督:フー・ティエンユー(傅天余) 監督オンライントーク予定
 出演:ルー・シャオフェン(陸小芬)、アニー・チェン(陳庭妮)、ベアトリス・ファン(方志友)
 配給:オリオフィルムズ、竹書房

2019金馬創投會議入選
第18回大阪アジアン映画祭観客賞、薬師真珠賞(陸小芬)受賞
第25回ウディーネ・ファーイースト映画祭最優秀脚本賞受賞あらすじ

常連客を大切にし、昔ながらの理髪店を40年営むアールイ。遠方に住む顧客の1人が病床にある事を知り、店に「本日公休」の札を下げ、道具を持って車で自らそこまで出向こうとするが…。アン・ホイ監督の『客途秋恨』(1990)等で知られる台湾の名優、ルー・シャオフェンが脚本を気に入り、今作で約20年ぶりに映画出演を果たした。

※詳細はあいち国際女性映画祭2023の公式HPで
https://www.aiwff.com/2023/schedule/

第28回「あいち国際女性映画祭2023」上映作品とスケジュール

2023年9月15日(金)~9月18日(月・祝)

■上映作品とスケジュール■

9月15日(金)
ウィルあいち大会議室
『修験ルネッサンス』10:00~11:30
『小澤雅人監督3作品』13:30~15:10

ミッドランドスクエア シネマ2
『ツア~ガイド』10:00~11:40
『1%の風景』13:30~15:20
『70歳のチア・リ~ダ~』18:30~20:00


9月16日(土)
ウィルあいち大会議室
『プッシング・バウンダリ~』10:00~11:50
『テルアビブ・ベイル~ト』13:00~15:00
『ヌズ~フ/魂、水、人々の移動』16:30~18:20

ミッドランドスクエア シネマ2
『毒親(ドクチン)』10:00~11:50
『東京組曲』202013:00~14:40
『ハヨン一家 〜 タイヤル族のスピリット』16:00~18:00
『ピアノの魂』18:30~19:30


9月17日(日)
ウィルあいち大会議室
フィルム・コンペティションノミネ~ト作品/招待作品/授賞式10:00~17:40

ミッドランドスクエア シネマ2
『少女~an adolescent』10:00~12:20
『鉄腕アトム 3作品』14:00~15:20
『兎たちの暴走』16:30~18:20


9月18日(日・祝)
ウィルあいち大会議室
『ツア~ガイド』10:00~11:40
『骨なし灯籠』12:30~14:20

ミッドランドスクエア シネマ2
『SHE SAID /シ~・セッド その名を暴け』10:00~12:10
『本日公休』14:00~15:50


※詳細はあいち国際女性映画祭2023の公式HPで
https://www.aiwff.com/2023/schedule/

「あいち国際女性映画祭2023」開催

第28回「あいち国際女性映画祭2023」
2023年 9月15日(金)~9月18日(月・祝)

主 催 公益財団法人あいち男女共同参画財団、あいち国際女性映画祭2023運営委員会
会 場
愛知県女性総合センター(ウィルあいち) 名古屋市東区上竪杉町1
 ※現在ウィルあいちの特定天井等耐震改修工事のため「ウィルホール」での上映はなし。
ミッドランドスクエア シネマ2
 名古屋市中村区名駅4-11-27 シンフォニー豊田ビル2階

国内外で活躍する女性監督による作品、女性に注目した作品を集めた「あいち国際女性映画祭2023」。28回目を迎える今回は、世界初公開1作品、日本初公開4作品、愛知初公開9作品を含む招待作品等22作品と、フィルム・コンペティション作品15作品(ニューヨーク・ジャパン・シネフェストからの招待作品3作品を含む)、全37作品が上映されます。
4年ぶりに海外から女性監督や出演俳優等のゲストを招いてトークイベントが行なわれ、特別企画では鉄腕アトムのアニメ3作品の上映後、女性声優の草分け的存在であり、アトムの声優を約40年間務めた清水マリさんをゲストに迎えトークイベントを行うなど見どころ満載です。
今年度の映画祭はミッドランドスクエア シネマでの上映回数を増やして開催します。

今年の映画祭
(1) 国内外の女性監督を始め多彩なゲストトークの開催
作品上映後、女性監督等を招きトークイベント(全11回)を実施。今年度は、コロナ禍で中止していた海外からのゲストの招待を4年ぶりに再開、『ツアーガイド』『毒親(ドクチン)』の上映では、海外在住の女性監督や出演俳優が来日して登壇。
<作品別ゲスト一覧>
【海外作品】
 ・『ツアーガイド』(韓国映画)★クァク・ウンミ監督
 ・『毒親(ドクチン)』(韓国映画)★
  キム・スイン(監督) チャン・ソヒ(俳優) カン・アンナ(俳優)
 ・『テルアビブ・ベイルート』(キプロス他映画)
  ショーレ・ゴルパリアンさん(映画プロデューサー)
 ・『本日公休』(台湾映画)★フー・ティエンユー監督 ※オンライン
 
【国内作品】
 ・『修験ルネッサンス』田中千世子監督
  ・『1%の風景』★吉田夕日監督
  ・『東京組曲2020』★三島有紀子監督
・『骨なし灯籠』木庭撫子(こばなでしこ)監督

【特別企画】
  ・『少女~an adolescent』★奥田瑛二監督
  ・ 鉄腕アトム『ロボット競技大会』『史上最大のロボット・前編、後編』★清水マリさん(声優)
  ・『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』★
  山本恵子さん(NHK名古屋放送局コンテンツセンター副部長兼解説委員)

★ミッドランドスクエア シネマにて開催

フィルム・コンペティションの実施
9月17日(日) 10:00~
国内外の女性監督が制作した50分以内の短編作品で、アニメーション部門4作品、実写部門8作品、招待作品3作品を上映。
審査委員長は、昨年に引き続き俳優で映画監督の奥田瑛二さん

授賞式では、各部門の「グランプリ(賞金各20万円)」
及び観客の皆様に審査していただく「観客賞(賞金各3万円)」
を授与


シンポジウムの実施
9月15日(金) 13:30~15:10 小澤雅人監督3作品上映後
「日本に暮らす外国人たちを知っていますか?」
映画『一瞬の楽園』に登場するベトナム人のバックグラウンドを聞きながら、日本に住む留学生や日本社会で働く外国人の現状について、小澤監督と話し合います。また、難民支援活動を続ける羽田野さんと、日本の難民受け入れの現状について考えるシンポジウムを実施します。
   
ゲスト:小澤雅人監督、羽田野真帆さん(名古屋難民支援室コーディネーター)
進行役:佐藤久美(名古屋国際工科専門職大学教授・当映画祭イベントディレクター)

詳細は「あいち国際女性映画祭」の公式HPで https://www.aiwff.com/

前売りチケット
(1)ウィルあいち会場上映作品 ※ 全て自由席 作品別チケット
前売1枚1,000円 障害者・子ども・学生1枚600円
7月26日(水)~9月14日(木)
・ウィルあいち内 あいち国際女性映画祭事務局
・愛知芸術文化センター・今池ガスビルの各プレイガイド
・ローソンチケット
 https://l-tike.com/aiwff /
・Boo-Wooチケット
https://l-tike.com/bw-ticket/cinema/aiwff/

当日チケット
1枚1,300円 障害者・子ども・学生1枚600円
9月15日(金)~9月18日(月・祝)
・ウィルあいち会場チケット売場
・ローソンチケット
 (URLは前売と同じ)
・Boo-Wooチケット
 (URLは前売と同じ)

※ローソンチケット及びBoo-Wooチケットの販売期間は、9月15日(金)から各作品上映日の前日まで
9月16日(土)から9月18日(月・祝)の上映作品が対象  

ミッドランドスクエア シネマ上映作品 ※ 全て指定席
前売・当日1枚1,300円 障害者・子ども・学生1枚600円
7月26日(水)~9月18日(月・祝)
・ミッドランドスクエア シネマ窓口
・ミッドランドスクエア シネマチケット購入サイト
http://www.midland-sq-cinema.jp/

※8月31日(木)までは
・あいち国際女性映画祭事務局
・愛知芸術文化センター・今池ガスビルの各プレイガイド
でも購入できますが、別途ミッドランドスクエア シネマの窓口で席の指定を受ける必要があります。