イスラーム映画祭4 イエメン映画『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』 東京でのトーク  (咲)

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『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』
2014年、イエメン
監督:ハディージャ・アル=サラーミー

*物語* 
パンを買いに行くと家を出て、裁判所に駆け込む少女ヌジューム。大勢が訴えに来ていて、順番が来る前に閉廷になってしまう。ヌジュームが居残っていると、見かねて判事が声をかける。「離婚したい」という少女は十歳。結婚した経緯を聞く。
村での暮らしが立ち行かなくなり、子だくさんの一家は首都サナアに出て来るが、やがて家賃も払えなくなる。口減らしと結納金目当てに、父親はヌジュームを年の離れた男のところに嫁がせたのだ。判事は行き場のないヌジュームを家に連れ帰る。洋風の立派な家。同年代の娘は学校に通っている。判事の妻は、男と交わったヌジュームを自分の娘に近づけたくない。
 父と夫が警察に連行される。法廷で夫は、結婚は正当と主張。族長は、「よくぞ部族の者を侮辱した」と怒る・・・



イエメン出身で現在はフランスを拠点に活動する女性監督が、実在の女性のノンフィクションをもとに、自身の児童婚の経験も反映させて紡いだ物語。
タイトル「nujud(隠された)」から、 アラビア語のdの文字が星で消されて、mになり、「nujum(星)」に変わる。原作者は、実際に改名したそうだ。

★朝日新聞GLOBE編集部 高橋友佳理さんによるハディージャ・アル=サラーミー監督インタビューをぜひお読みください。
https://globe.asahi.com/article/12212998

映画は、部族社会の根強いイエメンを見せながら、都会と村の格差も見事に描きだしている。首都サナアの伝統的な石造りの家や市場、山間部の棚田、山の頂に建つ家など、イエメン各地の風物もうまく映し出している。
車を運転する男二人がカートを噛みながら、「水すら買う時代。でも、家族の飯よりカート」という場面があった。カートとは、覚醒作用のある葉っぱ。イエメンの男たちは、稼ぎの半分以上をカート購入につぎ込むという。昼下がり、石造りの建物の最上階(五階位)にある応接間に集い、水を片手に、片方のほっぺたをカートでいっぱい膨らませるのだ。
イエメンを旅した時、ちょうど昼時、スーク(市場)のカート売り場で男たちが血相を変えて奪い合うようにカートを買い求めているのを見た。内戦の今も、男たちはカートを手放せないでいるのだろうか。


2019年3月16日(土) 13:10からの渋谷ユーロスペースでの上映後のトークの模様をお届けします。

Focus on Yemen
《イエメンだけの問題ではない“児童婚”》

【ゲスト】
マリヤム・アル=クバーティさん(イエメン出身/筑波大学大学院博士課程)
鳥山純子さん(立命館大学准教授/中東ジェンダー学専門)
通訳:松下由美さん

藤本:
ヌジュームの家族構成をおさらいしておきましょう。
一番上の兄 アリー
次兄 サーミ
姉 ナジューラ
妹 アーヤ

6人兄弟。
ヌジューム役は、監督の姪っ子。顔も出して出演してくれる子は、なかなか見つからない。
今、内戦でマレーシアに逃れてます。

鳥山:専門はエジプトでイエメンには行ったことがありません。イエメンがどんなところかを見せてくれる映画ですね。都会と農村の両方が出てきて、農村からは高速道路を通って町に入りましたね。生活空間も見せてくれる。イエメンのいろいろな面をうまく見せてくれている。
原作と違った部分もありますね。

マリヤム:筑波大学の留学生です。映画、どうだったでしょう? イエメンの文化がいろいろ観れてよかったと思います。(ここまで日本語で)

藤本:最後に出てきた弁護士の方が友達だそうですね。

マリヤム:TEDのトークで知り合いました。アメリカに住んでいて、イエメンの変革を出来ないか、アメリカから活動しています。有名な方ですが、シャイな方です。

藤本:学校も同じですか?

マリヤム:サナアにある有名な学校で、私の妹が学んだところです。

鳥山:映画のインスピレーションになっている、お父さんのつけた名前 ヌジュード(隠された者)。
その原作をうまくかわしながら、映画を仕上げています。

マリヤム:
児童婚は、イエメンで長い間問題になってきました。イスラームや文化的なことと思われガチだけど、もっと違う問題があります。
弁護士は町の人間。村の人の意識との間に溝があります。貧困、教育、家父長制のあり方・・・、法律も都合のいいように作られています。町の人とは意識が違う。私も町で育ったので、今の私があるといえます。
イエメンは内戦で状況が悪化しています。その前から児童婚はあって、結婚にあたってダウリーが支払われます。まさに人身売買です。文化として根付いています。女性に値打ちを与えているのが、女性を守ることだという間違った認識があります。名誉や面子の問題でもあります。

鳥山:学生に教えていて、「日本に生まれてよかった、イエメンや中東は大変ですね」と言われます。マリヤムさんが教育が大切だとおっしゃいました。本作でいろいろなイエメンを描いています。シェイフ(長老)が裁判の最後に、夫と父親の言い分をサポートします。昔からの伝統だと。
これから教育を受けられるようになれば、解決するのか?  それだけじゃない。
映画の最後に「知識は光なり」とありました。
立場を正当化するために、「伝統」という言葉を使ってないか?
原作では、裁判のシーンはなく、ヌジュームが人生を振り返る形で描いています。
裁判シーンで重層的にイエメンを描いていて、イエメンだけの問題でなく、観ている者自身の問題でもあると投げかけています。

マリヤム:映画を観て、他人事ではなく、自分の目線で考えてみれば、日本はイエメンに比べれば、先進国かもしれないけれど、ジェンダーから見ると問題があると思います。
10歳の子が権力に立ち向かう。家族の評判や、確立した制度と闘う勇気を教えてくれます。

藤本:お姉さんのナジューラはレイプされ、村を出て行かなければなりませんでした。性被害者の方が肩の狭い思いをするのは、日本でも同じ。
夫のお母さんは悪役ですが、でも閉じこもったヌジュームに哀れみの言葉をかけています。でも、自分が乗り越えたことだからというのは詭弁。

鳥山:
「従属はしない」という夫だけど、兄アリーや夫は伝統に縛られています。上からの力に縛られていて、男としての役割が果たせなかった時に最悪の状況になります。
サウジアラビアとの戦争が続いていて、村では暮らせず、一家が町にやってきてうまくいかない中で、お金目的で児童婚が行われます。

マリヤム:イエメンが他の国と違うのは、部族社会であること。アイデンティティーに直結しています。その中にいれば、貧困からも逃れられるし、女性も守られる。より豊かな男に嫁がせればいいだろうと。父親は夫に性交は待ってくれと言ったけど、守ってくれなかった。
兄アリーとサーミーはかなり違う。長男であるアリーは家父長制の考え方。サーミーは心で反応しています。義母は家父長制の犠牲者。教育があれば自分を持つことができる。

鳥山:教育があればはトリッキー。判事の奥さんは、男と交わったヌジュームを自分の娘と同じ部屋に入れたくない。

藤本:児童婚は、他の国にも?

鳥山:どちらかが18歳以下というのが、児童婚の世界基準。日本は女性16歳で結婚できる。児童婚大国ですね。

マリヤム:
世界基準がイエメンに適用されるべきと思って日本に来て、16歳で結婚できると聞いてショックでした。1999年までは、15歳以下は結婚してはいけないという法律があったのに、保守派が取っ払ってしまいました。その後、18歳以上と法改正されたけれど、内戦で批准されていません。

藤本:マリヤムさんは、2014年に来日。内戦の影響で国に帰れてないのですね。

マリヤム:
サナアが故郷。ユネスコの世界遺産です。格差もある社会で、実際、何が起こっているか感じてほしい。内戦ですべて変わってしまい、元に戻ることはありません。

*******

内戦で児童婚どころじゃないのでは思っていたら、実は、仕事がないため、父親は幼い娘を嫁がせることで金を得るという状態が続いているとの報道があった。児童婚の低年齢化がますます進んでいるようだ。
戦争が終わり、経済が活性化すれば児童婚は減るのだろうか・・・
ノートルダム寺院の火災には、すぐに多額の寄付が集まるのに、世界最大の人道危機と言われているイエメンに手を差し出そうとする大きな動きがないのが悲しい。(景山咲子)



イスラーム映画祭4 『その手を離さないで』 

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『その手を離さないで』
英題:Never Leave Me, Bırakma Beni
監督:アイダ・ベギッチ
2017年/ボスニア・ヘルツェゴビナ=トルコ/96分
☆日本初公開

イスラーム映画祭4 名古屋 上映日程
3月31日(日)14:50~
4月5日(金)16:45~


*物語*
内戦で、シリアのアレッポからトルコのシャンルウルファに逃れてきた少年イーサ。母が亡くなり、孤児施設に引き取られる。そこで同じ境遇のアフマドとモアタズと出会う。3人はアダナの町で開催される「僕らはシリアの未来」のイベントで優勝すれば賞金が出ることを知る。アダナに行く交通費を稼ぐために、学校を抜け出し町でティッシュを売り始めるが・・・

東トルコを旅した折、シャンルウルファを訪ねたことがある。まだシリアの内戦も、ISの台頭もなかった15年程前のことだ。少年たちがティッシュを売っている中で、水の豊かな大きな池のあるモスクが出てきて懐かしかった。祈りの場だが、人々の憩いの場ともなっていた。今は、この町もシリアからの避難民で溢れているのだろう。
車で小1時間走ったところにある、ハランのおっぱい型(円錐型)の屋根の住居を訪ねた。
ハランは、古代メソポタミアの時代には、商業・文化・政治・宗教の中心都市で、イスラームの時代になっても学問の中心都市だった。モンゴル帝国の襲来で廃墟となり、今は独特の住居で観光名所となっている。

住民の女性にトルコ語で話しかけたら、「トルコ語はわからない」と言われたので、もしやとアラビア語に切り替えたら、話が通じた。もうシリア国境に近いところで、かつてシリアを旅した時には、シリア側で同じおっぱい型の住居を見ている。たまたまそこに国境が引かれたことを感じさせてくれる。
トルコ映画『プロパガンダ』を思い出した。ある日、村の真ん中に突然国境線が引かれて、村人たちが右往左往する物語。片方にしか割礼を施せる者がいないので、少年たちが鉄条網のそばに並ばされて割礼を受ける場面があって、大笑い。でも、実際に突然国境線が引かれてしまった人たちにとっては笑い事じゃない。

『その手を離さないで』のアイダ・ベギッチ監督は、ユーゴスラビア生まれ。10歳の頃に内戦が起こり、国が分裂。今は、ボスニア・ヘルツェゴビナとなった国に住む。ムスリマ(イスラーム教徒の女性)である。自らの内戦の経験が映画に投影されている。
そして、演じている少年たちは、実際にシリア難民。3人とも、父親を亡くし、母親が一人で5~6人の子どもを連れてトルコに逃れてきたという。健気に演じる少年たちの姿に、胸が痛んだ。戦争さえなければ、家族そろって平穏に暮らしていただろうに・・・。
先の見えないシリア情勢。内戦が終結したとしても、国は破壊し尽くされ、元の生活にはとても戻れないだろう。安住の地を求めて、国外に出ても、今やどこも難民の受け入れに難色を示している。ニュージーランドで起こったモスク襲撃事件では、シリア難民の方も犠牲になっている。民族や宗教の違う人々の共生は、今や夢なのかと暗澹たる思いだ。  (景山咲子)

イスラーム映画祭4 『ナイジェリアのスーダンさん』安宅直子さんトーク(3/17)

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◆『ナイジェリアのスーダンさん』Sudani from Nigeria ☆日本初公開
監督:ザカリーヤ
2018年/インド/122分
南インド・マラヤーラム語映画。翻訳:藤井美佳さん。

*物語*
7人制サッカーチームのマネジャーを務めるマジード。父が亡くなり母は再婚したが、夜警をしている義父をマジードは受け入れなれないでいる。
彼のチームはナイジェリアから招聘したサミュエルの活躍で勝ち続けるが、ある日サミュエルが怪我をして入院してしまう。費用負担出来ないので、マジードは彼を自宅に引き取る。母と祖母は、サミュエルと言葉は通じないが一生懸命介護する。
サミュエルは内戦で両親を亡くし、国に祖母と妹たちを残して来ていた。ある日、祖母が亡くなったとの報が届く。国に帰りたいと泣くが、入院の時に預けたパスポートが見当たらない・・・


ナイジェリア出身なのにスーダン人と思われているサミュエルはクリスチャン。一方、マジード一家はムスリム。民族や宗教を越えた友情にほろりとさせられました。
本作でデビューしたザカリーヤ監督。マラヤーラム語映画界の新星として注目されています。
3月17日(日)13:15からの上映後には、本作の舞台である南インド・ケーララ州の事情や、セヴンスサッカーについて、マラヤーラム語映画に詳しい安宅直子さんを迎えてトークが行われました。

《宗教の交差路、南インド・ケーララ州とマラヤーラム語映画》
【ゲスト】 安宅直子さん(編集者/インド映画研究)
※宗教的マイノリティのエスニシティが自然に描かれる事が多い、マラヤーラム語映画の魅力に迫る。

◆監督からビデオメッセージ

ケーララ州では、セヴンスサッカーが盛んで、アフリカから来た選手も多いです。
実際にナイジェリアから来た選手が発熱して、8ヶ月皆が看病したけれど亡くなられたということがありました。是非映画にしたいと思ったのが本作製作のきっかけです。

◆安宅直子さんトーク  
聞き手:イスラーム映画祭主宰 藤本高之さん
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藤本:インド映画らしく、煙草の場面にはテロップがいちいち入りましたね。いつ頃から入るようになったのしょう?

安宅:10数年前から、中央政府の保険省の人が映画の中の喫煙シーンはけしからん、若者に影響を与えると、カットするわけにもいかないので、喫煙は危険とテロップを入れるようになりました。検閲局のゆるいところと、厳しいところがあって対応が違います。最初から外国の映画祭に出す場合は入れない可能性もあります。

藤本:かなりドメスティックな映画ですので、届いた時にテロップが入っていて興ざめも甚だしいと思ったのですが、そのままにしました。

安宅:ノーヘルでバイクに乗っているシーンも、ノーヘルだめと繰り返し入ってましたね。

藤本: 『バーフバリ』でもありましたね。

安宅:動物を相手に格闘しているシーンで、動物虐待していない、CGで作ってるとか、入りましたね。

藤本:わかってる!って

安宅:それなのに人間の首チョンはOK。
最近では危険な場所でセルフィーの場面では、「よい子は真似しない」とか。


*人口比率は低いのに、世界で3番目のムスリム大国インド
藤本:世界から見て、インドのイスラームは?

安宅:世界のイスラーム教徒の人口は、絶対数では、1位 インドネシア、2位 パキスタン 3位 インド 4位 ナイジェリア です。インドでは、1億8千万人がムスリムですが、人口比では、14.2%で、マイノリティーです。ヒンドゥー教徒が80%で圧倒的に多いです。ムスリムは一般的に低い階層です。不可触民と同じレベル。もちろん、1億8千万人もいますから、上層部にもいます。映画の大スター、3大カーンもムスリムです。

藤本:ケーララ州の宗教比率は、どうですか?

安宅:ケーララ州には、3つの地方があります。北から、マラバール、コーチ、トラヴァンコール。今回の映画の舞台はマラバールの一番北にあるマラップラムです。
ケーララ州でムスリムは、26.56%。インド全体では、14.2%ですから、構成比率が高いです。また、キリスト教徒は、18.38%ですが、インド全体では、2.3%。
マラバール地方にムスリムが多く、南にはキリスト教徒が多いです。
この映画の舞台マラップラムは特にムスリムの多いところです。

藤本:宗教的にみると、カシミールが今、問題になっていますね。

安宅:カシミールはインド独立まで藩王国だったところ。住民のほとんどがムスリムですが、王様がヒンドゥーで、ほんとは印パどちらにも帰属しないで独立したかった。パキスタン側から民兵の軍事攻撃があった時に、藩王がインド政府に助けを求め、国連が仲裁してL.O.C(Line of Control)が引かれ、未確定国境となりました。印パお互い領有権を主張して争っています。

藤本:去年上映した『熱風』が印パ分離独立をテーマにした映画でした。

安宅:ヒンディー語映画に特にそれをテーマにしたものが多いので、ぜひ今後上映してください。

藤本: 『バンジュラギおじさんと、小さな迷子』がいい映画だったけど、ちょうど公開された後にカシミールで事件が起こりましたね。
ケーララに話を戻したいと思います。

安宅:ケーララ州のイスラームは伝説によれば、インドで一番古く、643年に貿易を通じて、アラブ人がもたらしたとされています。北インドのように、各地を通ってカイバル峠を越えてきたものではなく、アラブから直接入ったものです。北インドの影響が少ないイスラームです。スンニ派が大多数です。モスクも従来のものは丸いドームのものではないです。木造でヒンドゥー教の寺院と同じ作りです。今でも残っています。

藤本:基本的にモスクは、ドームを頂いたものでなく、礼拝する場ですね。

安宅:現在は世界中の交流が増えてきて、湾岸地区に出かける人もいて、最近は、ドーム型のも建てられています。
キリスト教も、古くて、イエスキリストの12使徒の聖トーマスが紀元後52年にケーララに伝えたといわれています。

*人情と誠実なサッカーの地 マラバール
安宅: 中心地は、カリカット(コーリーコード)。13世紀にカリカットを支配したヒンドゥーの王家ザモリンがアラブ商人を優遇。交易で富を得ました。改宗も奨励しました。16世紀、ポルトガルとの戦争に敗れ、ムスリム商人の特権が崩れ、ムスリムが内陸部に移住を余儀なくされました。おそらく移り住んだ先がマラップラムでした。ヒンドゥーの地主のもとで小作作業員になったり、沿岸部で漁民になったりしました。
一つ伝説がありまして、ザモリンより古い時代に、マスカットから交易をしたいとマラバールの海岸をあちこち訪ねたアラブ人が、挨拶廻りするのでデーツ(なつめやし)の入った壺を預かってくれないかと置いていきました。半年ほどして回収しにきたら、デーツはどこも皆、そのままあったそうです。デーツの底に隠してあった金貨はなくなっていたけど、カリカットに預けた壺だけはデーツだけでなく金貨もそのままだったということで、とても人がよくて誠実な人たちと言われています。

藤本: 気づかなったというわけじゃなくて?

安宅:そういう可能性もありますね。笑


*7人制のセヴンスサッカーとは?
安宅:ご存じのように、インドではクリケットが王様のスポーツです。サッカーを宣伝するのにクリケットの超国宝級の選手を使ったりするような風潮です。
クリケットの盛んなインドで、ケーララはサッカーが盛んな地域の一つ。
サッカーが盛んなのは、ケーララのほか、西ベンガル、『あまねき旋律』の舞台になった北東部(NIR)の8州。これにあえて付け加えるなら、ゴアですね。なぜかはわからないのですが。

藤本:ケーララと西ベンガルは共通して左翼政党の強いところですね。

安宅:左翼勢力とサッカーの関係ってよくわからないですが。
ケーララのサッカーは発祥は1950年代位です。
セブンサッカーは、FIFAの公式試合には認められないものです。
グラウンドに立てるのは7人の選手。試合は、60分。フィールドも小さいです。ルールは若干11人サッカーと違うらしいです。なぜ、広まったかというのはわからないのですが、一説には広いグラウンドがなかったからと言われています。
公式試合と認められていないのに結構人気で、スポンサーがついて、外国からの選手の招聘も可能になっています。

藤本:映画では、スタジアムで女性の観客があまり映ってなかったのですが、ほんとは女性も好きなのでしょうか?  そのあたりを知りたくて、僕と安宅さんとでいくつか質問を作って監督にずっと前から送っていたのに、全然返事をくれなくて、やっと二日前に届いたのが冒頭のメッセージでしたね。

安宅:
一番聞きたかったのは、なぜナイジェリアの人をスーダン人というのか、ですね。あの地方だけなのか、ケーララでアフリカ人のことをスーダン人というのかなど知りたかったのですが。

藤本:質問には答えてくれないけれど、イスラーム映画祭のfacebookには、ものすごく「いいね!」をしてくれるので、そこからたどっていろいろ質問してみたいですね。


*インドのアフリカ人
安宅:先祖代々住み着いているアフリカ人と、20世紀、21世紀になって、留学や商売で来ているアフリカ人の2種類があります。
先祖代々住み着いている人たちは、俗にシッディー、シーディーと言われています。
大航海時代にポルトガルの奴隷貿易で連れて来られた人たちです。多くはムスリムで、一部ヒンドゥーもいます。グジャラート州やカルナータカ州に特に多いと言われています。人口は、2万とも5万とも言われています。住む地域によって言語が違って、もうお互い言葉も通じません。アフリカのどこから連れて来たのかの記憶もほとんどなくて、母語も住んでいる地域の言葉です。音楽や踊りにアフリカ的要素が残存しています。色が黒いことから差別されています。インド人は色の白さを尊ぶ人たちで、肌の色に対する差別があります。

*イスラミケイト(Islamicate)映画とは?
安宅:Islamic 映画ではなく、Islamicate映画。ジャンルは一般のインド人にはピンとこないと思うのですが、批評家や研究者にとって大事なものです。商業映画のジャンルの中に、ソーシャルという現代を描く作品があって、圧倒的に多いのですが、その中にサブジャンルとして、ムスリムが登場する「イスラミケイト映画」があります。ムスリム・ソーシャルともいいます。
イスラームの教義上、アッラーや預言者を描けませんよね。メインの登場人物としてムスリムが現われる作品をイスラミケイトと呼んでいますが、減少傾向にあります。

藤本:イスラーム映画祭もイスラミケイト映画祭と言わないといけないですね。

安宅:そうではないと思います。ほかのジャンルが圧倒的にあるインドだからこそで、イスラーム圏の国ではすべてがムスリムの出て来る映画だと思いますので。

藤本:イスラーム映画祭も、立ち上げる時に、イスラーム映画なんてものはないと散々怒られたのですが、イベントを打ち立てるのにわかりやすい方がいいので、イスラーム映画祭(仮)としていたのですが、時間がきて、そのままイスラーム映画祭にしました。毎年、イスラーム映画というのはないと4年間言い続けています。

安宅:一つ注意しないといけないのは、イスラミケイト映画は必ずしもイスラーム教徒だけを相手に作られているわけではなくて、インドの人すべてを対象に作られたものということです。監督や出演者もムスリムだけでなく、様々です。
北インドのいわゆるボリウッドといわれるヒンディー語・ウルドゥー語映画においては、分厚い蓄積があります。
『十四夜』『熱風』『踊り子』『ガリボーイ』(ヒット中)『アルターフ』(DVDあり。原題がMission Kashimir)『Haider』もカシミールを舞台にしたものです。
南インドでは、イスラミケイト映画は極めて低調で、ムスリムの多いマラヤーラム語圏のみです。
インドで上映される映画は、90%が自国の作品。残りの10%のほとんどがハリウッド映画。それ以外は、ほとんど入りません。字幕でなく、自分が聞いてわかる言葉の映画が観たい。英語もわかるからハリウッド映画は観るけど、ほかの外国語のものは観ないという傾向があります。

*イスラミケイト映画を観る視点
安宅:いくつも観ているとわかってくるのが下記のような視点です。
・ムスリム固有の社会問題を扱っているか?
   原理主義を扱ったものなど
・社会派の芸術映画   
   女性の地位をめぐるものなど
・他者の目にエキゾチックに映る習慣  
   結婚式や伝統芸能など
・教義そのものに向き合おうとしているか?
   少ない。昨年イスラーム映画祭で上映した『アブ、アダムの息子』など。
・特に必然性がないが、たまたま主人公がムスリムという設定
   都市型のスリラーで誘拐犯がムスリムだとしても、必然性はなくて、どれが正しいというものはなく、イスラーム圏の映画に近いもの。

この映画も、舞台をケーララ南部のキリスト教徒の多い地域にして、ナイジェリア人をムスリムにしたらどうだろうと。

藤本:それだけケーララ州がほかのインドの州と毛色が違うということですね。

安宅:最後のマジードが義父と和解する場面には、イスラームがベースの殺し文句が出てきて、字幕を翻訳する人にとっては泣かせどころ。使えない言葉もあって、困るところです。

藤本:藤井美佳さんが見事に訳してくれましたね。

安宅:あれは使えないなぁ~とか考えるのが結構楽しいですね。

藤本:マジードは古いタイプの男性ですね。勉学も諦めなくてはならなくて学歴もない。見合い相手の女性の方が大学に行ってます。ケーララ州では女性の方が意識が高いのかなと。

安宅:ひとことでは言えないのですが、駄目な男を女性が導く映画が最近のマラーヤム語映画には多いですね。

藤本:サミュエルは最後に不法入国だったとわかるのですが、日本だったら、不法入国の彼をバッシングするかもしれない中、マジードがサミュエル本人を見て受け入れますね。それが自分たちのコミュニティなのだと。懸命に介護するお母さんとお祖母さんも魅力的でしたね。

安宅:二人とも女優さん。ケーララの映画祭で助演女優賞を受賞しています。マジードも主演男優賞を受賞。脚本賞も取ってます。

藤本:去年の『アブ、アダムの息子』のサリーム・アフマド監督は、イランのマジッド・マジディ監督が好きで、ケーララ映画祭で撮ったツーショットを見せてくれました。ケーララの映画人にイラン映画が好まれているのはなぜかも監督に聞きたかったところです。

安宅:インドでは自国映画かハリウッドという選択肢なのですが、それを補うものとして、ケーララではフィルムソサエティというものが盛んで、昔から公民館などで外国映画を上映していて、クオリティの高い映画を観たいという要求が高いようです。
ケーララ国際映画祭も人気です。キム・ギドク監督の作品が上映された時にば朝から行列ができました。もしかしたら無修正でエッチなシーンが観られるかもという期待もあったのかもしれませんね。

藤本:残念ながらお時間が来てしまいました。本日はありがとうございました。




イスラーム映画祭4 『僕たちのキックオフ』 コルキ監督インタビュー

『僕たちのキックオフ』は、イラク北部の町で、クルド、トルコ、アラブ、アッシリアの子どもたちが民族対抗のサッカー試合を開くという、とても愛おしい物語です。

上映日程: 
3月16日 (土) 19:15~
3月18日(月) 11:00~

チケットは、3日前からこちらで予約できます。
渋谷ユーロスペース  オンラインチケットサービス
http://www.euro-ticket.jp/eurospace/schedule/

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イスラーム映画祭4で、上映されるのを機に、2008年のNHKアジアフィルムフェスティバルで上映された折に来日した監督インタビューをお届けします。(シネマジャーナル75号に掲載したものを改編)
写真:2008年11月撮影。左は、ペルシア語通訳のショーレ・ゴルパリアンさん。コルキ監督は、生まれ故郷イラクのクルド地区からイランに避難して23年間暮らしていたので、ペルシア語も達者です)



『僕たちのキックオフ』
 英題:Kick Off
監督:シャウキャット・アミン・コルキ
2008年/イラク:クルディスタン=日本/81分

*ストーリー*
イラク北部キルクーク。爆撃の跡の残る競技場で家を失った人たちが暮らしている。青年アスーは、美しいヘリンに恋心を抱くがなかなか告白できない。ある日、アスーは子どもたちを元気付けようと、民族対抗親善サッカー大会を計画する。不公平のないよう取材に来た外国人を審判に指名して試合が始まる・・・


◎シャウキャット・アミン・コルキ監督インタビュー

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2007年のアジアフォーカス・福岡国際映画祭で『砂塵を越えて』が上映された折に来日し、顔なじみになったコルキ監督。
(写真は、2007年福岡で撮影したもの)
インタビュー当日、買い物に夢中になり、約束の時間に戻って来られず、帰国の日、昼食をとりながらお話を伺った。

◆クルド人は、どこにいても第一にクルド
オスマントルコの時代に、3000~4000万人いたクルド人は、1921年にイギリスが入ってきて、ばらばらに国籍を持つことになってしまいました。イラクでは、サッダーム・フセイン大統領の時代に、ハラブチェで大量虐殺されたりしています。私がイラクから避難して23年過ごしていたイランは、他の国に比べればクルド人にとってまだいい状況でしたが、気持ちは第一にクルド人です。生まれたイラクでも、長く暮らしたイランでもない。でも、ナショナリストではありません。私は政治家ではなく文化人。政治を外せば、皆一緒に平和に暮らせるということを映画を通じて描きました。

◆出演した子どもたちの民族は本物

ヘリンは、父がクルド人で、母がアラブ人。政治的なことがなければ、民族が違っても愛があれば結婚できる。昔から続いてきたことです。なぜ、子どもまで敵にならないといけないのでしょう。民族別チームは、ほんとにクルド、トルコ、アラブ、アッシリアの子どもたち。自分の住んでいた村の隣村は、昔からキリスト教徒のアッシリア人が住む村でした。

◆戦争に阻まれた青春

アスーがヘリンに結婚を申し込めないでいるのは、第一にクルドの男は愛を告白するのが苦手だから。特にアスーは、弟が地雷で片足を無くし精神を病んでいて、経済的にも苦しいのがネックになっているのです。アスーは文化人なのに、戦争の為に厳しい生活を強いられています。部屋にも本がたくさんあったのが見えたと思います。アスーのキャラクターは、一生懸命チェンジを起こしていこうとする人物なのですが、あれが精一杯。もっと伸びるタイプの人物なのに。アスーは、僕の一部でもあります。

◆主役の二人

アスー役を演じた人は、テレビドラマのシリーズにも出ていて、人気があります。ヘリン役の女性は、演劇学校を出て芝居もしている人。短編には3作出演していますが、長編は初めて。高校の美術の先生でもあります。
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*私が「美人ですね」と言ったら、「たいしたことないよ。僕が映画で綺麗に見せているんだよ」と自慢げ。アスー役の方は、じぃ~っと相手を見て、人の癖を観察するそうで、「僕のことは、女優たちが厚化粧してやってくると、“全部取って!”という手振りをするって」とおっしゃっていた。顔洗って出直して来いという次第。

◆映画は未完成 ポスプロはイランで

107のデータに分けてメールで送り、東京で繋ぎました。ダウンロードするのに、丸一日かかってしまい、まだ満足のいく出来ではありません。色は、ロケ地で撮ってきた写真は白黒のイメージ。現実を描こうとすると白黒だと思ったのですが、NHKの方から、望みの感じられるカラーを入れたほうがいいと言われ、白黒でもない、カラーでもない、もっとも現実に近い色に出来上がりました。
サウンドなどポスプロは、これからイランでやります。
(ちなみに監督の住むイラクのアルビルへは、イランのテヘランまで飛行機で行き、そこから車で12時間かけて国境を越えて帰るとのこと)

◆映画の題材が山ほどある!
今回一緒に来日したプロデューサーのハサンさんがいなかったら、これまでの2本の長編映画はできませんでした。トルコとイラクの国境に住むクルドの女性の厳しさを描いた脚本を書いたけれど、まだ映画化できていません。ほかにも山ほどアイディアがあって、たくさん映画を作りたい。金銭的、精神的援助をよろしくお願いします!

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コルキ監督は、悲惨な状況の中でもユーモアを忘れないクルド人そのもの。映画の中で、上空をいつも飛んでいたヘリコプター。「僕が飛ばしたって書いてね」とおっしゃったが、キルクークの不安定な情勢を象徴しているものだと厳しい現実を思った。

様々な言葉が飛び交う競技場。トルコ人とクルド人の男の子が「今日は楽しかったね」と語り合うのは、共通語のアラビア語である。
日本語字幕も、メインのクルド語はカッコなしだが、アラビア語は<  >、トルコ語は《  》、英語は[  ]と工夫がしてあるのが嬉しい。

監督が当初考えていたタイトルは『ヘリン』。クルドとアラブの混血の彼女は、まさに民族融和の象徴。
ヘリンは、鳩の意味。平和がいつの日かクルドの地にも宿ることを願わずにいられない。

         取材:景山咲子

イスラーム映画祭4 ★東京★ 上映日程とトークセッション

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イスラーム映画祭4の東京でのスケジュールが発表されました。
★印は、上映後にトークがあります。
トークの詳細は、末尾に掲載しました。

また、上映作品の内容は、こちらをご覧ください。


3/16 (土)
11:00 その手を離さないで
13:10 わたしはヌジューム、10歳で離婚した ★
16:05 気乗りのしない革命家&イエメン:子どもたちと戦争 ★
19:15 僕たちのキックオフ

3/17 (日)
11:00 二番目の妻
13:15 ナイジェリアのスーダンさん ★
16:30 西ベイルート
19:00 幸せのアレンジ

3/18 (月)
11:00 僕たちのキックオフ
13:30 気乗りのしない革命&イエメン:子どもたちと戦争 ★
17:00 乳牛たちのインティファーダ
19:00 その手を離さないで

3/19(火)
11:00 西ベイルート
13:30 わたしはヌジューム、10歳で離婚した  ★
16:30 幸せのアレンジ
19:00 イクロ2 わたしの宇宙

3/20(水)
11:00 ナイジェリアのスーダンさん
13:45 二番目の妻  ★
16:30 その手を離さないで
18:40 気乗りのしない革命家&イエメン:子どもたちと戦争

3/21(木)
11:00 イクロ2 わたしの宇宙
13:10 西ベイルート ★
16:00 判決、ふたつの希望 ★
18:50 乳牛たちのインティファーダ ★

3/22(金)
11:00 幸せのアレンジ
13:15 その手を離さないで ★
16:30 ナイジェリアのスーダンさん
19:00 わたしはヌジューム、10歳で離婚した


【イスラーム映画祭4東京篇TALKSESSION情報】

“Focus on Yemen”では、児童婚や内戦といった、遠い国の話で終わらせてはいけないテーマだけでなく、イエメンという国そのものの魅力にも迫ります。

①3/16(土)13:10 
『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』上映後
Focus on Yemen《イエメンだけの問題ではない“児童婚”》
【ゲスト】
マリヤム・アル=クバーティさん(イエメン出身/筑波大学大学院博士課程)
鳥山純子さん(立命館大学准教授/中東ジェンダー学専門)

②3/16(土)16:05  
『気乗りのしない革命家』
『イエメン:子どもたちと戦争』上映後
Focus on Yemen🇾《世界最悪の人道危機~イエメン内戦とそこに生きる人々~》
【ゲスト】
藤目春子さん(認定NPO法人ICAN/外務省NGO相談員)

③3/17(日)13:15
『ナイジェリアのスーダンさん』上映後
《宗教の交差路、南インド・ケーララ州とマラヤーラム語映画》
【ゲスト】
安宅直子さん(編集者/インド映画研究)
※宗教的マイノリティのエスニシティが自然に描かれる事が多い、マラヤーラム語映画の魅力に迫ります。

④3/18(月)13:30 

『気乗りのしない革命家』 『イエメン:子どもたちと戦争』上映後
Focus on Yemen🇾 《紛争地の看護師が見たイエメン内戦》
【ゲスト】
白川優子さん(国境なき医師団)
※ご著書『紛争地の看護師』でも触れられているイエメンで医療支援をされた際のお話をお聞きします。

⑤3/19(火)13:30 
『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』上映後
Focus on Yemen《幸福のアラビア~イエメンに暮らして~》
【ゲスト】
和家麻子さん(危機管理コンサルティング会社勤務/2004年~2005年サナア留学)

⑥3/20(水)13:45
『二番目の妻』上映後
《ジェンダー、マイノリティ、社会的テーマと映画祭》
【ゲスト】
松下由美さん(映画プレゼンター/キュレーター)
※昨今はインド映画の通訳としてもご活躍中の松下さんと、映画祭で社会的テーマを掲げる意義について語り合います。

⑦3/21(木)13:10
 
西ベイルート』上映後
《アラブ映画史でたどる中東問題》
【ゲスト】
佐野光子さん(アラブ映画研究者/写真作家)
※レバノン内戦やパレスチナ問題など複雑な中東情勢がわかる映画をご紹介いただきながら、次の『判決、ふたつの希望』にもつながる解説をしていただきます。

⑧3/21(木)16:00

『判決、ふたつの希望』上映後
《ベイルートとレバノン映画の今》
【ゲスト】
佐野光子さん(アラブ映画研究者/写真作家)
※かつてベイルートに住まわれ、 映画祭直前にもレバノンへ行かれる佐野さんに現在の現地の様子もお聞きしながら、レバノン映画の今昔についてお話をいただきます。

⑨3/21(木)18:50
 
乳牛たちのインティファーダ』上映後
《それでも、わたしたちはパレスチナに行く》
【ゲスト】
古居みずえさん(ジャーナリスト/映画監督)
高橋美香さん(写真家)
※パレスチナ取材の同志であるお2人に、現地取材の醍醐味と悦びについて語っていただきます。

⑩3/22(金)13:15
『その手を離さないで』上映後
《中東に関心を寄せる日本の若者たち》
【ゲスト】
山田一竹さん(Stand with Syria Japan代表)
村山木乃実さん(東京外国語大学大学院 博士後期課程)
堀谷加佳留さん(トルコ語実務翻訳者)
※中東に関する活動や研究をされている若いみなさんに、
そのきっかけや想いについてお聞きしたいと思います!