大阪アジアン映画祭2018 各賞発表 (美)

★グランプリ(最優秀作品賞)
『中英街一号』(No. 1 Chung Ying Street/中英街一号)
香港|監督:デレク・チウ(Derek Sung-kee CHIU/趙崇基)

★来るべき才能賞
ミカイル・レッド(Mikhail RED)
フィリピン|『ネオマニラ』(NEOMANILA)監督

★最優秀女優賞
飯島珠奈(IIJIMA Shuna)
日本|『東京不穏詩』(Bad Poetry Tokyo)女優

★ABC賞
『私を月に連れてって』(Take Me To the Moon/帯我去月球)
台湾|監督:シェ・チュンイー(HSIEH Chun-Yi/謝駿毅)

★薬師真珠賞
ライザ・セノン(Ryza CENON)
フィリピン|『ミスターとミセス・クルス』(Mr. and Mrs. Cruz)女優

★JAPAN CUTS Award
『クシナ』(KUSHINA, what will you be)日本|監督:速水萌巴(HAYAMI Moet)

★観客賞
パン・ホーチョン(彭浩翔)監督『恋の紫煙3』(春嬌救志明)(香港、中国)

大阪アジアンの受賞作品で観ているのは1作品のみ。ガックリ……。あれこれ迷ったり、中国の映画祭とドッキングしていたりで見逃したのも多々あった。こればかりは時の運、チョイス運任せだ。以下は観た作品の感想や大阪滞在日記。(美)

大阪アジアン映画祭 (1)『パンツ泥棒』『ニュートン』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/457877172.html
大阪阪アジアン映画祭 (2)『パキ』『どこでもない、ここしかない』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/457942277.html
大阪アジアン映画祭 (3)『大大ダイエット』『パパとムスメの七日間』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/457966697.html
大阪アジアン映画祭(4)『川流の島』『牌九(パイゴウ)』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/457996618.html
大阪アジアン映画祭 (5)『ポッピー ハリウッドに行く Redux』『ネオマニラ』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/458031145.html

第13回 大阪アジアン映画祭 2018年3月9日~18日(暁)1

今年も大阪アジアン映画祭に来ています。
11日から18日までの滞在予定です。とはいえ、中国映画祭「電影2018」の作品、東京で4作品しか観ることができなくて、11,12日は中国映画祭大阪での作品鑑賞。『追跡』『シティ・オブ・ロック』『ライスフラワーの香り』『無敵名人の最強食譜』『乗風破浪~あの頃のあなたを今想う』の5本を観ました。

大阪アジアン映画祭オープニングの『朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト』(イ・ジュンイク監督)を観たかったのですが、東京での中国映画祭「電影2018」と重なっていたため、東京でのこの映画祭が終わってから大阪に来たので、この作品をオープニングで観ることができず残念でした。でも、今回も中華圏の作品を中心に観ています。

大阪アジアン11日は『ひとりじめ』1本。12日は『ポッピーハリウッドに行く Redux』『大大ダイエット』。
13日からやっと大阪アジアンの作品に集中です。とはいえ13日は『どこでもない、ここしかない』『パパとムスメの七日間』の2本だけ。
泊まっている十三(じゅうそう)の街が好きで、この日は十三の商店街散策や、すじねぎのお好み焼きが有名な山本というお店に食べに行ったり。8回目の大阪アジアン映画祭参加だけど、今までほとんど観光したことがなかったので、今回は少しは観光というか、映画以外にも大阪の街を楽しみたいとここに宿を取りました。3年前の映画祭の時に「第七劇場」での上映が多く、この街に宿を取ったのですが、その時にこの街をあちこち歩きまわり、この街が気に入りました。梅田にも一駅だし、昭和の感じの商店街はあるし、おいしそうな店もいっぱい。そして何より駅前の和菓子屋「喜八洲総本舗(きやすそうほんぽ) 本店」の草餅や金つばが大好き。ほんとはみたらし団子も食べたいのですが、これを買って映画祭に持っていくわけにはいかず、帰りには店は閉じていてなかなか食べる機会がありません。すみません。この和菓子屋さんの話になると夢中になります。今回、3回くらい買いました(笑)。

今回、長く大阪にいるので、費用の関係から4日は安い宿、3日は少しレベルの高い宿を取りましたが、14日は宿を変えるので、朝9時半ころには十三の宿を出て、新今宮の安宿に移りました。ほんとは疲れが出てくる後半に、レベルの高い宿にしたかったのですが、17日がどうしても取れず、後半が安宿になってしまいました。大阪に住んでいた友人からは、新今宮なんて女の人ひとりで夜歩かないほうがいいよとはいわれたのですが、去年、シネジャスタッフのSさんから教えてもらって宿を取ったところ、夜遅く一人で歩いても大丈夫そうなので、今年もこちらに宿を取りました。なんといっても一泊2500円くらいで泊まれるのが助かります。この日は午前中なのに部屋に入れてくれたので、安心して映画祭に出かけることができました。しかし、この街はタバコくさい。歩いていると街がタバコくさいのには閉口します(笑)。

14日は『愛して星に』『ミスターとミセス・クルス』 TAIWAN NIGHT +『私を月に連れてって』。今回、21時からの作品が多くて、映画が終わると22時半過ぎ。映画祭に来た友人たちとの楽しい飲み会と映画談義の時間がなかなか組めずにいたのですが、この日は21時ころ終わらせたので(『傷心わんこ』を諦めました)、やっと飲みに行けました(笑)。このところ、食事や飲み会に付き合ってくれているシネジャ読者のKさんと飲みに行こうと思ったら、映画ライターのUさんから「神戸在住のNさんと飲みに行くけど行かない?と声がかかったので、喜び勇んでご一緒させていただきました。Nさんの文章はシネシティ香港があった頃、よく読んでいたので、いつもどんな方が書いているのかなとずっと気になっていたのでお会いできてよかったです。いろいろと映画の話ができ、気持ちよく宿に帰りました。

15日は14時からだったので、宿のそばにある通天閣を見に行ってみようと昼頃出かけてみました。いつも映画のことしか考えずに大阪に来ていたので、観光情報などはあまり持っていなかったのですが、なんとここが新世界でした(宿から5,6分)。近くにいたのに知らなかった(笑)。これは探検する価値あるぞと思い、新世界をキョロキョロしながら通天閣まで行きました。通天閣に上がろうと思っていたんだけどそれには時間切れで、新世界に心曳かれながら映画祭へ。それにしても平日の昼間というのに、たくさんの人がいました。
この日は、『仕立て屋 サイゴンを生きる』『朴烈 植民地からのアナキスト』『男たちの挽歌2018』『ダイ・トゥモロー』を観ました。
昨日(14日)、シネ・リーブルって福島駅から近いんだということを知ったので、この日からシネ・リーブルも福島駅から行くことにしました。梅田や大阪はあちこち出口を探しながら行くので、駅を出るのに5分以上かかってしまうけど、福島なら駅をすぐ出られるし、道もABCホールと反対方向に空中庭園を目指して行けばいいので行きよさそう。とはいえ、実は今回、私は歩く距離が長いとしんどいので、だいぶタクシーを使っています。

16日は迷ったけど、『恋の紫煙3』『パキ』 HK NIGHT +『青春の名のもとに』『どこか霧の向こう』。『恋の紫煙3』の時には、ほとんど知った顔がなかったけど、大阪以外から来た人たちは『中英街一号』のほうに行った人が多かったみたい。私は『中英街一号』は最終日に観ることにしたので、このチョイスでした。『恋の紫煙3』はシネ・リーブルでの上映で、その後はABCだったので、シネ・リーブルからABCまでタクシーで行ったけど680円でした。そんなに近かったんだと驚き、そのあと『どこか霧の向こう』を観に、またシネ・リーブルへ戻る時もタクシーで移動。
Hong Kong NIGHT+『青春の名のもとに』をチョイスした人は、けっこうたくさんいたと思うので、皆さん、トークを聞かずに大慌てでABCからシネ・リーブルへ移動でした(笑)。

17日以降の話と、作品の紹介、感想、イベントレポートはまた次回以降に。なんせ、0時すぎに宿に帰って、風呂に入って、落ち着くのは午前3時近くという生活を送っているので、原稿書きや写真整理が間に合わずです。すみません。


日中国交正常化45周年記念 中国映画祭「電影2018」東京/大阪/名古屋 (美)

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2017年に日中両国の国交正常化から45周年を迎えたことを記念して公益財団法人ユニジャパン(東京国際映画祭事務局)、上海国際影視節有限公司(上海国際映画祭事務局)と共同で映画を通して友好を深めたく企画した。

代表で挨拶なさった方が「その国の映画を3本観たら大体のことが理解できると思います。是非、この映画祭の中で3本は観ていただきたいと願っています」と述べられた。ミッキーもその通りだと思うので是非ともご覧いただきたい。

🎬『《芳华》YOUTH 』フォン・シャオガン監督/大阪うめだホールにて

軍隊文工団の青年たち青春群像劇。

シドニーでは英語字幕が早く消えてしまい、ほとんどわからずじまいで観たが、1970年代の国の政策下で訓練された「文工団」の様子、そこでのプラトニックな男女の出会い、その方たちの現代の様子まで描かれていた。オーケストラあり、歌あり、ダンスありの素晴らしいもので、厳しい練習の様子も映し出されていた。

字幕なしでそれだけわかったが、すごく感動したので日本語字幕で1日も早く観たかった。

願いが叶った。感動はシドニーの倍、最後のシーンでは涙が(この頃、涙もろい……大阪ステーションシティシネマで観た『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』でもボロ泣きした)こぼれた。

これは是非是非公開していただきたい作品。中国の民衆の辛い時代がわかるので、3本の中の1本には入れてほしい。