第38回東京国際映画祭  アジアの未来

アジアの未来 審査委員
エレン・キム 釜山国際映画祭アジアンコンテンツ&フィルムマーケットディレクター
松永大司 映画監督
西澤彰弘 東京テアトル株式会社 編成担当


★アジアの未来 11作品★

◆佐藤忠男、映画の旅
監督:寺崎みずほ
日本を代表する映画評論家・佐藤忠男はなぜ、「アジアの名作映画探訪」に夢中になったのか。彼が世界で一番愛したインド・ケーララ州の映画『魔法使いのおじいさん』(79)の魅力を探す旅を織り交ぜ、佐藤が映画を通して夢見た世界を探る。

◆みんな、おしゃべり!  英題:The Chatterboxes  クルド語題:Hemû kes diaxive
監督:河合 健
ろう者vsクルド人! CODA(コーダ)の監督による日本手話とクルド語を題材にしたオリジナル脚本。ろう者・聴者双方に向けた字幕付き作品。

◆遥か東の中心で  原題:Door Dar Mianeh Shargh
監督:アラシュ・アニシー
監督デビュー作の撮影準備のさなか、夫との冷え切った関係を抱えてオーディションを行う女性監督。主演に抜擢した女優は父親に仕事を猛反対されており、思わぬ事態が勃発する。イラン発、映画とは何かを問う意欲作。

◆最も美しい葬儀の歌  原題:En Güzel Cenaze Şarkıları
監督:ズィヤ・デミレル
夫を失い泣いてばかりの女性。結婚初夜の準備をする相性の悪いカップル。彼女とベッドで格闘した翌朝、泣いている女から2万ユーロの詐欺の告白を聞くビデオ作家。故人の誕生日を祝う人々。ばらばらの人生が次第に繋がっていく、ユニークな構成のトルコ作品。

◆光輪  原題:후광
監督:ノ・ヨンワン
日々ひたすら荷物の配達をし、崩壊した家族を背負いながら生きる27歳のミンジュンは、映画監督になるささやかな夢を描いている。ある日、謎めいた占い師の言葉が彼のなかに新たな炎を灯す。日々の反復とズレがリズムを作る斬新な韓国作品。

◆黄色い子
監督:今井ミカ
台北のろう者・チェンは、迷子の日本人ろう児と出会う。子どもの心に触れ、自身の記憶と向き合いはじめるチェン。一方、迷子の父は異国で必死に子を捜していた。俳優・制作陣の大半を台湾と日本のろう者が担った画期的な作品。

◆一つの夜と三つの夏  原題:一个夜晚与三个夏天
監督:カンドゥルン[岗珍]
サムギィは幼なじみとの苦い思い出についての映画を撮るため、ラサへ戻ってきた。ずっと心の奥に抱えてきた記憶が甦るなか、突然現れた幼なじみとの再会が現実に静かな波紋を広げていく。チベットから届いた注目作。

◆ノアの娘  原題:Dokhtare Nooh
監督:アミルレザ・ジャラライアン
若い女性は静かな島にひとりテントを張り、孤独に身を委ねている。限られた人との興味深い対話、夢と現実が交錯したような時間の後、彼女は荷物をまとめてテヘランへと戻る。海辺の光景に旅する女性の心象を託した新感覚イラン映画。

◆オペレーターNo.23  原題:地下美人
監督:シア・ハオ[夏昊]
父が失踪し母との関係がギクシャクしている息子が、偶然テレクラに電話してオペレーター23番と知り合う。この出会いが、互いに秘密を抱えた母と息子の関係に予期せぬ変化をもたらすことに。ロウ・イエ作品の常連ハオ・レイが母親役を好演 。

◆老人と車  原題:老破車
監督:マイケル・カム
妻を亡くした老人は、海外の息子の元へ移住する準備を進め、思い出の詰まった愛車を手放そうとする。トランスジェンダーの買い手との出会いや突然の移住延期を経て、老人は過去と向き合い、不確かな未来へと踏み出す。
シンガポール

◆明日のミンジェ 原題:내일의 민재
監督:パク・ヨンジェ[박용재]
プロを目指す有望な陸上選手のミンジェは、裕福な家庭のチームメイトが不当に優遇されたことで追い詰められ、ある行動を起こす。秘密を知ったコーチから取引を持ち掛けられるが。清濁併せ呑む韓国スポーツ青春ドラマ。


★上映作品 検索ページ
https://2025.tiff-jp.net/ja/lineup/list.html


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