山形国際ドキュメンタリー映画祭2023 (暁)
山形国際ドキュメンタリー映画祭が10月5日[木]~12日[木]に開催されます。「山形国際ドキュメンタリー映画祭2023」の上映プログラムなど開催概要などが決定しました。4年ぶりになる山形での映画祭開催です。
インターナショナル・コンペティション審査員は、ヤンヨンヒ(映画監督)、チャン・リュル(映画監督)、オスカー・アレグリア (映画監督)、エリカ・バルサム(映画批評家)、ほか1名、アジア千波万波の審査員はリム・カーワイ(映画監督)ほか1名。
世界の「いま、ここ」を切り取った最先端の映像芸術を迫力ある大画面で体感できる場、ここでしか見られない貴重な映画を大勢の観客とともに楽しみ語り合う喜び、興奮と熱気あふれる会場が復活します。豊かな温泉や食べ物、自然の絶景に恵まれた秋の山形に、世界の最新の力作が揃います。皆さまぜひ足をお運びください!
公式HPより
山形国際ドキュメンタリー映画祭2023
[日程]2023年10月5日[木]-12日[木]
[会場]山形市中央公民館、山形市民会館、フォーラム山形、やまがたクリエイティブシティセンターQ1 ほか
[主催]認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
[共催]山形市
[助成]文化庁文化芸術振興費補助金(映画祭支援事業)
[特別協力]国立映画アーカイブ
[協力]ユニフランス、アンスティチュ・フランセ日本、ゲーテ・インスティトゥート東京、経済産業省
プログラム
インターナショナル・コンペティション
世界各地より応募された中から15作品を上映。
アジア千波万波[New](約20作品予定)
アジアの新進ドキュメンタリー作家の作品を紹介。
特別招待作品[New]
ドキュメンタリー映画の巨匠監督の最新作等話題作を紹介するプログラム。
日本プログラム[New]
日本のドキュメンタリー作品の様々な試みを世界に向けて紹介するプログラム。
主に新しい作品で構成する。
野田真吉特集:モノと生の祝祭[New]
戦前より映画制作に関わり、数多くの創造運動に参加したドキュメンタリー映画作家であり、詩人でもある野田真吉。日本のドキュメンタリー映画史において重要な作品を生み出してきたにもかかわらず、これまで体系的に紹介されることがなかった野田の多岐にわたる活動を回顧する特集プログラム。没後30年の節目にあたる今年、映画作家の自由を求め続けた野田の軌跡をたどり、その創造活動の核心に迫る。
※フィルム作品中心の回顧上映。
野田真吉(1913-1993)について:1937年にP.C.L映画製作所に入社、戦後は東宝争議を闘ってフリーの映像作家となり、企業PR映画や教材映画、社会運動と連携するドキュメンタリー、実験映画、民俗神事芸能の記録などを手がけた。また、「記録映画作家協会」や「映像芸術の会」、「杉並シネクラブ」などの芸術・映画運動にも参加、「日本映像民俗学の会」の発起人でもある。
Double Shadows/二重の影 3[New]
YIDFFでは、映画についての映画、すなわち「映画史」や「映画」そのものを主題ないしは対象として制作された映画を2015年、2019年に特集した。3回目の今回も、映画史や映画制作の手法を批評的に捉え、その探究自体を作品にした国内外のドキュメンタリー作品を集め、プログラムを組む。
やまがたと映画[New]
山形という町を映画によって再発見するプログラム。ドキュメンタリー映画にとどまらず、山形に関連したさまざまな作
品を集め、上映する。 今年は昨年他界した故髙橋卓也理事の業績に関連した追悼上映を中心に行う。
ともにある Cinema with Us 2023[New]
今回で7回目となる、東日本大震災に端を発する作品を特集するプログラム。発災から10年を超え、震災についての記憶
も薄れつつある現在、伝聞でしか当時を知らない世代も増えてきた。そうしたなか、震災の記憶、そして現在とともにあるために、映画/映画祭はどのようなことが可能か。 新しい作品だけでなく、311ドキュメンタリーフィルムアーカイブなどこれまでの蓄積を踏まえながら特集する。
未来への映画便2[New]
主に高校生・大学生を対象とした、ドキュメンタリー作品を鑑賞し映画批評を体験するワークショップ型の映画教育プログラム。鑑賞を軸としながらも参加者自身が思考し、他者との関係や異なる文化や社会について理解を深める試み。
また国内外で行われている映画鑑賞教育の実施団体や専門家と議論や交流を行うワークショップも同時に行う。
街を見つめる人を見つめる――ユネスコ創造都市の世界
山形市および山形市創造都市推進協議会が主体となり、ユネスコ創造都市ネットワークに「映画」分野で認定されている各都市にて制作された優れた映画を紹介するプログラム。今年は公募で選ばれた6都市からの8作品と山形市制作作品5作品を上映し、それらの作品を通して各都市に暮らす人々の多様な生活や経験、街の独自性を共有する。
詳しくはこちら
ヤマガタ・ラフカット! ヤマガタ映画批評ワークショップ
「ヤマガタ・ラフカット!」では、撮影・編集途上にあるプロジェクトを公募、粗編集版の上映と公開対話を行い、より豊かな映画の誕生を模索する。
「ヤマガタ映画批評ワークショップ」は、公募によって選出された一般参加者がプロの批評家の添削を受けながら、映画祭上映作品についての「批評」を執筆し、発表するワークショップ企画。
*新・香味庵クラブ について
映画祭の夜の社交場、ゲストと観客、市民と映画関係者の出会いの場として、1993年の開始以来、世界中の映画人に愛された「香味庵クラブ」。その空間は残念ながら2020年の丸八やたら漬の廃業とともになくなってしまいましたが、山形国際ドキュメンタリー映画祭2023では「新・香味庵クラブ」として場所を変え再始動。
新たな会場は山形七日町ワシントンホテル2階のレストラン 三十三間堂(山形市七日町1丁目4-31)です。
30年にわたり山形国際ドキュメンタリー映画祭を支えてくれた思いは受け継がれていきます。ぜひご注目ください。
山形国際ドキュメンタリー映画祭2023公式HP
https://www.yidff.jp/2023/2023.html
タイムテーブル
https://www.yidff.jp/2023/schedule/pdf/yidff2023timetable.pdf
イベント情報
https://www.yidff.jp/2023/info/23events.html
チケット情報
https://www.yidff.jp/2023/info/23tickets.html
問い合わせ
https://www.yidff.jp/contact.html
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