7月22日からオンライン配信が始まります。
どの映画を観るかのご参考にしていただければ幸いです。
7月17日(月・祝)
11:00 『エフラートゥン』(トルコ)
イスタンブルの時計屋で修理の仕事をしている盲目の女性エフラートゥン。父の形見の時計の修理を頼みにきた男性オフラズは、一目で彼女に惚れる。エフラートゥンもまた、彼の声に惚れる。レトロな雰囲気で描かれるロマンチックな恋の物語。
ジュネイト・カラクシュ監督と、奥さまのヤームル・カールタル・カラクシュ(編集、VFXアドバイザー、アニメーション)
14:20 『助産師たち』(フランス)
日々奔走する助産師たちの姿をフィクションで描きながら、実際の出産シーンを何人もの方から承諾いただいて入れ込み、ドキュメンタリーかと見まごう作品。
重労働に見合わない低賃金に抗議する助産師たちの姿が最後に映し出される。
また、助産師にも出産する母親にも、移民の人たちがいて、現代のフランス社会が描き出されている。
レア・フェネール監督
7月18日(火)
10:30 『この苗が育つ頃に』(シリア)
シリア北部ロジャヴァ・クルディスタン地区の村。父親は娘ゼラルを連れて荷台付きバイクでヨーグルトを売りにコバニの町に行く。途中で老人を遠い村に送ったり、迷子になった少年ハムデを乗せたりして、ヨーグルトがなかなか売れない・・・
トルコ出身のクルド人であるレーゲル・アサド・カヤ監督が、シリアのクルド地区で撮った心温まる物語。シリアですることがあると来日は諦め、ビデオメッセージで挨拶された。
13:50 『バーヌ』(アゼルバイジャン・イタリア・フランス・イラン)
アゼルバイジャンの首都バクーで暮らす女性バーヌ。権力者である夫のDVに耐えられず、離婚訴訟を起こし、息子の親権を巡って闘う。折しも第二次ナゴルノ・カラバフ紛争中で、ナゴルノ・カラバフの帰属がアゼルバイジャンなのかアルメニアなのかということに重ね合わせて描くという物語が秀逸。
ターミナ・ラファエラ監督自身がバーヌを演じ、自立する女性の意思の強さを顔の表情で示している。
17:00 『ジェイルバード』(イタリア、ウクライナ)
刑務所内で囚人の両親の間に生まれたジャチント。父のように慕う看守ジャックに守られた刑務所の中の生活は、外の世界より落ち着ける。自らも看守となる・・・
ジャチントの顔がとてもユニーク。真剣な話かと思ったら、コメディータッチのハートフルな物語。
7月20日(木)
10:30 特集「中国映画の新境地~KATSUBEN Selection~」
『椒麻堂会』
監督:チュウ・ジョンジョン(邱炯炯)
出演:イ・スーチェン(易思成)、カン・ナン(関南)、チュウ・シミン(邱志敏)
2021年 / 香港、フランス / 179分
川劇(四川オペラ)の名優チュウ・フー(邱福)がこの世を去る。冥界へ赴く道すがら、これまでの人生を振り返る・・・ 半世紀にわたる中国の歴史に翻弄された人生。
14:20 『僕が見た夢』(アルゼンチン、ウルグアイ)
SKIPシティで2018年に観客賞を受賞した『家(うち)へ帰ろう』のパブロ・ソラルス監督最新作。
演劇塾に通う少年フェリペ。演劇を嫌う母にはサッカーで遅くなると嘘をついている。指導する先生(パブロ・ソラルス監督)から、オーディションへの参加を勧められ、モンテビデオの町に行き、祖母の家に泊めてもらう。突然訪ねてきて、大きくなった孫に何を話していいかわからず、とめどもなくしゃべり続ける祖母。ついに父親が俳優として活躍していたときのことを話してくれる・・・
《オンライン配信》
2023 年 7 月 22 日(土)10:00 ~ 7 月 26 日(水)23:00
1.単品レンタル
国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門) 1作品300円(税込)
国内コンペティション(短編部門) 1作品100円(税込)
2.見放題プラン
全コンペティション作品が見放題
視聴料金 1,480円(税込)
https://www.skipcity-dcf.jp/online.html
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