11/1 TIFF(白)

本日より参加
P&I上映(プレス向け試写)に並び、1年ぶりに会う方に手を振ったり、情報交換したり。


『スレート』(韓国)
タイトルのスレートとは、撮影開始時「用意、スタート!」と鳴らす「カチンコ」のこと。ナンバーワンのアクションスターを夢見る現代の女の子が、スタントの仕事で撮影場所に行くと寂れたロケセットが。そこはパラレルワールドの入り口、群盗が跋扈し冷酷な独裁者が支配する戦国時代だった。

『ファン・ガール』(フィリピン)
女子高生が大好きなスターの車にまんまと潜り込み、自宅に忍び込むのに成功するが、スターの顔と全く違う実像に愕然。
アイドルに熱をあげるきゃぴきゃぴの甘い話かと思いきや、だんだん辛口に。女子高生にも今を忘れて夢見ていたい理由がありました。スターは虚像と思いたくないファン心理はよっくわかります。スターなら、それなりの人間でいてほしい。

『遺灰との旅』(インド)
家を継いだ長男が亡くなり、残された妻子と、4人の弟妹はそれぞれ思惑を抱いて葬儀に参列する。遺灰を故人の希望通りの3ヵ所にまいた後、遺言書を開く約束だった。ところが車の旅はトラブル続きのうえ、みんなの秘密が一つずつ明らかになり…。
インド映画らしいダンス場面もありませんが、リアルな問題もちゃんと織り込んだ悲喜こもごものストーリー。

『バイク泥棒 』(イギリス)
ルーマニアからイギリスに移民してきた家族。夫はバイクでデリバリーの掛け持ち、妻は子連れで掃除の仕事に出ている。家計を支え、家族の送り迎えにも必要なバイクが盗まれてしまった。夫は妻に本当のことを話せない。
移民のかつかつの暮らし、生きていくことの辛さがひしひしと迫ってきます。

IMG_4606.jpg

『カム・アンド・ゴー』(日本、マレーシア)
大阪・梅田には、アジア各地からやってきた人々が働いたり、学んだりしている。彼らと周りの人々との関わりを、パッチワークのようにつないで生き生きと見せる。7つの言語が飛び交い、様々なエピソードがつまった2時間40分、見事に収束させました。

東京・EXシアター六本木にて『カム・アンド・ゴー』
渡辺真起子、桂雀々、兎丸愛美、尚玄、望月オーソン、リム・カーワイ監督が舞台挨拶に登壇。だいたい一人2日間くらい、全部を撮り終えるまで20日間。構成は監督がしっかり作ったそうですが、俳優には台本もなく、その場その場で説明を受けて作っていったそうです。みなさん自分のパートがどこでどのように使われているのか想像もつかず、「今日初めて観ます」と上映前の舞台挨拶(写真)。
上映後は渡辺真起子、桂雀々、兎丸愛美、リム・カーワイ監督の4人が、制作現場での様子を語りました。
俳優の宿泊先、集合場所の手配・連絡などリム監督自らが担っていたそうで、渡辺真起子さんからは「スタッフに任せて、監督の仕事をしてください」とマメすぎる監督へ(笑)。
2月に『ソン・ランの響き』のリエン・ビン・ファットさんのインタビューの際、「リム・カーワイ監督の映画に出ます」とおっしゃっていたのは、この作品でした。ベトナムから来日して、印刷工場で働く青年役で、最初にもラストにも登場します。「おかあさん、びよき(病気)」の言い方が可愛かった。(白)

この記事へのコメント