今年も山形へ(暁)

4年前の2015年第14回から参加している山形国際ドキュメンタリー映画祭。ほんとは始まった1989年から行きたかったのだけど、ちょうど映画祭がある頃にシネマジャーナル本誌が入稿直前にぶつかっていて、ずっと行くことができずにいた。そして東京国際映画祭の直前ということもあり、その前に済ませておきたい原稿書きなどもあったので行けなかったのですが、4年前、台湾のドキュメンタリー映画特集があり、意を決して山形にでかけたのでした。そして映画祭の雰囲気と山形の街、そして映画祭に集う映画好きたちとの交流の楽しさにすっかり魅了されました。会社をリタイアし、弾丸日程ではなくゆっくり出かけられることになったのもあり、前回からはとうとう全日来ることに。もっともシネマジャーナルが一昨年(2017)、年1回4月発行になったからというのもありますし、母の介護が終わったということもあります。おかげでゆったりこられることになりました。でもその代わりネットが中心になったので、これまでのように帰ってからレポートを書けばいいというのではなくネットに載せなくてはならず、映画のあとおちおち交流を楽しむというわけにはいかなくなったのがちょっときつい。飲んで帰ったあとパソコンに向かう日々です。

一昨年は開会式前日の夜行バスに乗り、当日の朝、山形に着いて、蔵王の山頂まで行ったのですが、今年も前日の夜行バスに乗り、開会式当日の10日早朝に山形駅に着き蔵王に行ってきました。スキーをやっていた私にとって、蔵王はスキーでしか来たことがなかったのですが、紅葉の時期の蔵王もすばらしかったので、今年も蔵王へ。

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鳥海山

しかし、去年と同じ地蔵岳山頂ではなく、中央高原という隣の斜面を登るロープウェイで鳥兜山山頂に向かいました。すばらしい天気で真っ青な空でした。そして、飯豊・朝日連峰、月山、鳥海山まで見ることができました。ロープウェイの方たちによるとよほど良い天気でないと、鳥海山までは見えないといっていたのでほんとにラッキーでした。展望台には山形県ゆかりの斉藤茂吉の碑もありました。
2014年に心臓弁膜症であることがわかり手術をし、その後順調に回復していると手術をした先生には言われてはいるのですが、最近、また歩くとけっこう息が切れるようになりました。それでもかつては山登りが趣味だったので、そんなに歩かないでロープウェイで登れる蔵王に行ったのです。
去年は前日、初雪が降り、雪と紅葉がとてもきれいでした。でも周りの山々の名前はわかりませんでした。今年は紅葉にはまだ早かったけど、遠くの山々が見え、ロープウェイの案内の方が山の名前を教えてくれました。教えてくれた飯豊、朝日、月山、鳥海山とも30年くらい前に登った山々で、とても感慨深いものがありました。
あまり天気がいいので、刈田岳のお釜も行ってみることにしました。ここは山形駅前から1日1便直通バスが10月末まで出ています。ロープウェイを降りてバスに乗ったらびっくり。平日だから空いているだろうと思ったらたくさんの人が乗っていて空きはなく、しかたなく補助席に座って約1時間。刈田岳の山頂停留所まで行きました。バスを降りてお釜が見えるところまでフウフウ言いながら登っていくと、お釜とその周りの山々の景色が広がりました。ここは40年前、高校の修学旅行で来たところだったのですが、その時とはずいぶん感じが違っていて、こんなだったかなと思いました。中の水の量が少なかったのと周りの崖が崩壊によってかなり崩れていたのかもしれません。それにしてもいい天気なので、ほんとにたくさんの人が来ていました。

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お釜

それでも飯豊・朝日連峰のほうの空を見ると券雲が出ていました。天気が崩れる前に現れる雲として知られる券雲。大型の台風が近づいていると予報が出ていたのでその前触れだったのでしょう。やはり次の日11日は、曇りから雨の天気でした。そして12日は朝から雨。関東地方はすでに台風の影響で、新幹線の運行中止などが出ていました。それなのに、12日は東京から来た仲間たちと映画終了後飲みに行ってしまいました。この日は王兵(ワンビン)の8時間26分!におよぶ『死霊魂』という作品を観たので、これはもう語らずにはいられないということで、この作品を観た4人の仲間で雨の中すずらん街へ。帰りはそうとう雨風がすごくて、宿にたどり着いたときにはズボンも靴もグチャグチャ。それでも「ああ山形に来た」という満足感でいっぱいでした。おかげで原稿どころではなかったのだけど、とにかくオープニングだけはアップしなければとまとめていたら、結局朝になってしまった。映画祭に行ったら5時間くらいは寝ようと思っていたのに、これでは東京にいるときと一緒。いかんいかん(笑)、映画中に寝てしまうから寝なくては。
作品紹介についてはまた後ほど。


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