9月13日(金)夜、キャナルシティ博多地下のサンプラザステージでのオープニングセレモニーに続き、チャン・リュル監督が福岡で撮った『福岡』で始まった「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2019」。9月17日(火)に福岡観客賞授賞式が行われました。
観客賞は一般上映初日9月14日~16日までの3日間で、観客賞対象作品1回目の上映時の観客投票により決定される賞。私は、17日の朝に福岡入りしたので、ほとんどの作品を観ない状態で授賞式に臨みました。
まずは、観客賞第二位にあたる熊本市賞の発表
★熊本市賞
『アルファ 殺しの権利』Alpha, The Right To Kill(2018年/フィリピン)
ブリランテ・メンドーサ監督
昨年の東京国際映画祭でコンペティション部門審査委員長を務められたメンドーサ監督。アジアフォーカスでは、特別企画としてマスタークラスが開かれ、映画も『アルファ 殺しの権利』『それぞれの道のり』の2本が上映されました。
*ブリランテ・メンドーサ監督 喜びの言葉*
受賞するとは思ってもみませんでした。マスタークラスのために福岡に来たつもりでした。福岡に10年ぶりに戻ってきました。暖かく迎えていただき、ありがとうございます。
14日から来ていた東京の友人や福岡の友人から、『アルファ 殺しの権利』がよかったと聞かされていたので、まさに評判通りでした。
そうなると、第一位は?
★福岡観客賞
『シヴァランジャニとふたりの女』Sivaranjani and Two Other Women
(2018年/インド)
ヴァサント・S・サーイ監督
*ヴァサント・S・サーイ監督 喜びの言葉*
観客賞の受賞、心から嬉しく思います。「福岡の素晴らしい人々から受け取った賞」だと思っています。初めて日本に来て、真心のこもったおもてなしを受けて、ほんとうに感激しています。観客の皆様、特に多くの女性の方々に感謝申し上げます。母のシャンタ、妹のマリーナ、妻、娘たち、そして父と兄、そして友人たちにもこの場を借りてお礼を申し上げます。
映画はまだ観ていなかったのですが、福岡に来る前に、18日の上映後にヴァサント・S・サーイ監督インタビューの時間を頂いていました。まさに先見の明ありでした。作品の詳細とインタビューの模様は後日お届けします。
最後にゲストの方々全員が壇上にあがり、記念撮影。
引き続き、福岡フィルムコミッション支援作品『電気海月のインシデント』の特別上映が行われました。
福岡を舞台に、ハッカーと探偵とアウトローが頭脳戦を繰り広げる物語。
ハッカーにも、ホワイトハッカーとブラックハッカーという区別があることを知りました。ブラックハッカーにやられたのを、ホワイトハッカーに助けてもらうという図式。萱野孝幸監督はじめ、九州勢のキャスト、スタッフで、オール福岡ロケ。
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