3月8日(金)
長編コンペ作品
『アナザー デイ オブ ライフ』ポーランド
1975年 アフリカ南西部のアンゴラ。ベテラン記者のカプシンスキは、ワルシャワから独立戦争の取材に来ている。最前線に行こうとする彼を誰もが無理だと止める。なんとか車を調達し前線へ向かって目にしたものは、道を塞ぐように累々と続く死体だった。
企画から資金調達、製作と完成まで8年かかったという作品。アニメーションを主に実在した人物の画像や映像も多く使われています。19歳の女性兵士の笑顔が忘れられません。カプシンスキは何冊も本を著し日本語訳も出版されています。
オープニング作品
『エセルとアーネスト ふたりの物語』イギリス
ロンドンで出会ったエセルとアーネスト。ようやく一人息子を授かり、アーネストは家族を抱えて懸命に働いた。戦闘が近づいたため、家に防空壕を作り、子どもたちは田舎へ疎開させることになった。
世界中で親しまれている絵本「スノーマン」「風が吹くとき」「さむがりやのサンタ」などの作家、レイモンド・ブリッグズが自身の両親の思い出を書いた本が原作。本人も冒頭に登場します。第二次大戦をはさんでごく普通の家族の話が細やかに描かれていました。2019年秋公開予定。
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