日越外交関係樹立45周年記念事業
ベトナム映画祭2018 Liên hoan phim VN 2018
ベトナム映画祭2018 Liên hoan phim VN 2018
9月1日(土)~9月9日(日)
横浜 シネマ ジャック&ベティ
〒231-0056 神奈川県横浜市中区若葉町3丁目51
象の鼻テラス・神奈川県庁本庁舎
〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通1丁目
10月6日(土)~10月19日(金) 大阪 シネ・ヌーヴォ
11月10日(土)~11月23日(金) 東京 新宿K's cinema
11月24日(土)~12月7日(金) 愛知 名古屋シネマスコーレ
http://vietnamff2018.com
https://www.facebook.com/vietnamff2018/
前売チケット:チケットぴあで発売中(Pコード467- 670)
1回券 1300円、3回券 3300円、パスポート 10000円
※ 劇場窓口、プレイガイド、オンラインショップにて発売
(パスポートはオンラインショップでの販売のみになります)
★ボランティアスタッフを募集中!申し込みフォームはこちら
◆上映作品
『ベトナムを懐(おも)う』(英題:Hello Vietnam)監督:グエン・クアン・ズン
『漂うがごとく』(原題: Choi voi 英題:Adrift)監督:ブイ・タク・チュエン
『モン族の少女 パオの物語』監督:ゴー・クアン・ハーイ『ニンホアの家』(英題:A House in Ninh Hoa)監督:フィルップ・ヴィトマン
『フェアリー・オブ・キングダム』(原題:TAM CAM 英題:THE UNTOLD STORY)監督:ゴ・タイン・バン『The Rebel 反逆者』(原題:Dong mau anh hung 英題:The Rebel)監督:チャーリー・グエン『ひと夏の初恋』(原題:Ha Cui Tinh Dau 英題:First Love,Last Summer)監督:トラン・クアン・シン『超人X』(原題:Sieu Nhan X)監督:グエン・クアン・ズン(ユン)『サイゴンボディガード』(原題:Ve Se Sai Gon)監督:落合賢『仕立て屋 サイゴンを生きる』(原題:Co Ba Sai Gon)監督:チャン・ビュー・ロック『目を閉じれば夏が見える』(原題:Nhắm Mắt Thấy Mùa Hè 英題:Summer in Closed Eyes)監督:カオ・ティ・ニ
◆スケジュールhttp://vietnamff2018.com/schedule
◆イベント (入場無料)
NHKドキュメンタリー『遥かなる父の国へ」上映+トーク
9月8日(土)11:30 @神奈川県庁本庁舎大会議室
NHKドキュメンタリー 『遙(はる) かなる父の国へ ~ベトナム残留日本兵家族の旅~』2018/70分
『草原に黄色い花を見つける』カフェ上映
9月8日(土)20:00予定 @象の鼻テラス
『草原に黄色い花を見つける』(原題:Toi thay hoa tran co xanh)監督:ヴィクター・ヴー/2015/103 分
1980年代後半のベトナム中南部のフーイエン。ティエウとトゥオンは仲の良い兄弟。両親と4人暮らしだ。ティエウは近所の幼馴染のムーンが気にかかっている。学校でもつい目で追ってしまうけれど、内気で話しかけることもできない。
ある日、不幸な目に遭ったムーンをしばらくティエウの家で預かることになった。ティエウはムーンと一日中一緒にいられるので気もそぞろ。けれどもムーンは無邪気なトゥオンとばかり遊んで、ティエウは面白くない。嫉妬にかられてとんでもないことをしてしまった。
ホラーやアクション作品が多かったというヴィクター・ヴー監督が初めて子どもが主役の映画を手がけました。ベトナムでは知らない人がいないという小説家グエン・ニャット・アインの原作をベースに、緑豊かな農村で育っていく少年の淡い初恋を描いています。
たくさんの登場人物を絞り込んだ脚本は、シネジャでも何度か取り上げたベトナムのヴィエト・リン監督によるもの。思春期にさしかかった少年の視線で語られる家族や学校、農村の暮らしがたっぷりの光と澄んだ空気の中で展開します。ベトナムでの公開ではハリウッドの大作に負けない大ヒットだったそうです。懐かしい風景が広がり、少年期の心の成長の物語が入っていることに誰もが共感できるからでしょう。(白)
『焼いてはいけない』上映+シンポジウム
9月9日(日)15:30 @神奈川県庁本庁舎大会議室『Đừng đốt(焼いてはいけない)』(原題:Dung dot)監督:ダン・ニャット・ミン(2009/100 分)
ベトナム戦争に医師として身を投じたダン・トゥイー・チャムは、医薬品も乏しい中必死の医療を続けていた。アメリカ軍の攻撃はますます激しくなり、トゥイーは殉職してしまう。アメリカ軍兵士のフレッドは、診療所のがれきの中から日記を見つける。中をあらためたベトナム人通訳が、フレッドに「Don't burn !」と声をかけたことから、処分せずにアメリカに持ち帰る。35年のときを経て、ベトナムの遺族のもとへ日記が戻ることになった。
若いベトナム人女性医師の日記をもとに映画化された作品。敵を人と思わないのが戦争です。アメリカ兵はこの敵国人の日記の中に、自分たちと違わない血の通った人間を見ます。繊細で愛情深く、気高い志を持って任務を全うしていた女性でした。図書館で原作の「トゥイーの日記」を見つけました。極限状態の中にあっても美しいものを見つけ、傷ついた人を癒し、家族や友人に心を馳せるトゥイー。平和な世まで生きていたら、どんなにか良い仕事をし、国を建て直すのに役立ったことか。彼女の日記は数奇な運命を経て、会いたかった母親の元へと戻り、出版されて多くの人に感銘を与えました。2度と戦火に追われることのないよう、一人ひとりが自分のできることを考えなくては。(白)
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