東京・大阪・名古屋の3 都市で2018 年公開予定作含む、最新の中国映画10 本が紹介されました(すべて日本初公開)。
下記の作品が上映されました。
▼『追跡』(中国語タイトル:『追・踪』)
監督:李霄峰(リー・シャオフォン) 中国未公開
▼『シティ・オブ・ロック』 (同:『縫靱機楽隊』)
監督:大鵬(ダーポン)
▼『乗風破浪(じょうふうはろう)~あの頃のあなたを今想う』(中国語タイトル:『乗風破浪』)
監督:韓寒(ハン・ハン)
▼『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 (中国語タイトル:『解憂雑貨店』)
監督:韓傑(ハン・ジェ)東京のみの特別上映
▼『無敵名人の最強食譜(レシピ)』、(中国語タイトル:『絶世高手』)
監督:盧正雨(ルー・ジェンユー)
▼『ライスフラワーの香り』(同:『米花之味』) 中国劇場未公開
監督:鵬飛(ポンフェイ)
▼『奇門遁甲(きもんとんこう)』(中国語タイトル:同)
監督:袁和平(ユエン・ウーピン)
▼『南極の恋』(中国語タイトル:『南極之恋』)
監督:呉有音(ウー・ユーイン)
▼『無言の激昂』(中国語タイトル:『暴裂无声』) 中国未公開
監督:忻鈺坤(シン・ユークン)
▼『芳華(ファンホァ)-Youth-』(中国語タイトル:『芳華』)
監督:馮小剛(フォン・シャオガン)
中国映画 10本(上映は東京10本、大阪・名古屋各9本)
私は、このうち東京で4本、大阪で5本の作品を観ることができました。
それに先立って2018年2月に、日中平和友好条約締結40周年記念 映画上映会「チェン・カイコー特集」&「特集 日中の架け橋となった映画たち」の上映会も行われました。
2018年は日中平和友好条約締結40周年。ここ数年日本映画が中国でも大ヒットし、日中両国政府は映画製作を通じた交流を促進するため、日中映画共同製作協定の締結に向けた準備を進め、日本と中国の映画交流が新しい段階を迎えつつあるそうです。それを記念し、文化庁の日中映画人交流事業の一環として企画されたもので、ここでも『始皇帝暗殺』『さらば、わが愛/覇王別姫』『君よ憤怒の河を渉れ』『山の郵便配達』『初恋のきた道』の5本の作品を観ました。
『君よ憤怒の河を渉れ』は、中国で大ヒットした作品ということで、ずっと気になっていた作品でしたが、これまで観る機会がなく、2月に公開されたジョン・ウー監督の『マンハント』の元になった作品でもあり、観る機会がありありがたかったです。また、その他の作品は日本公開時に観てはいましたが、20年前くらいの作品で、久しぶりに観たら、ストーリーを忘れていたり、こんな場面あったかしらと思ったりして、とても懐かしく観ることができました。それに、あの当時はまだそんなに中国映画を観ていなかったけど、その後たくさんの中国映画を観て、今回20年ぐらいたって観ると、当時観た時の印象と違う印象を持ったりと新しい発見がありました。また、2月24日に公開される『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』(原題:妖猫伝 )のために来日していた陳凱歌監督のトークもあり、貴重なイベントでした。
3月8日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズでオープニングイベントが行われ、『シティ・オブ・ロック』監督兼主演&『奇門遁甲』主演の大鵬と、『無言の激昂』忻鈺坤監督、温素純プロデューサーが舞台挨拶にたちました。
大鵬(出演、監督)
中国映画祭「電影2018」、それぞれの上映作品については次回以降に
この記事へのコメント