第11回シニア女性映画祭・大阪2023 未来を変える!

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チラシ大きく見たい方はこちらで 

開催日:2023年3月11日(土)・12日(日)
会 場:とよなか男女共同参画推進センター すてっぷ ホール
    エトレ豊中 5F(定員77人)   
    〒560-0026 大阪府豊中市玉井町1丁目1−1 501
    阪急「豊中駅」直結
    地図→https://tinyurl.com/mvwwh4pd
主 催:「波をつくる女たち」シスターウェイブス
公式HP:http://sister-waves.fem.jp/ 
SisterWavesブログ:https://sisterwave.exblog.jp/
過去映画祭のチラシPDF:http://sister-waves.fem.jp/film-fes_02.html
協 力:フリークの女たち
協 賛:とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ
チケット:前売り800円 当日1000円(入替制)
     1日通し券 1300円
     2日通し券 2300円
     高校生以下・80歳以上・車椅子利用者・介助者・原発避難者は無料
※前売り予約:sister-waves@qc.fem.jp
       携帯:090-2700-4557
※保育あり:先着5人、各回550円

上映作品:
3月11日(土) 10:00開場 『わたしの描きたいこと』 
       13:30開場 『東京メトロ「非正規」物語』
3月12日(日) 10:00開場 『メラルはどこに!』 
       13:30開場 『姉妹よ、まずかく疑うことを習え』

詳細
●3/11(土)10:00開場
『わたしの描きたいこと』

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 監督クオン・ヒョ
 ドキュメンタリー/93分/2012/韓国(日本版2018)
 トークゲスト:中西美穂さん(文化研究者)

2007年、日本の絵本作家の提案で日・中・韓の絵本作家がそれぞれ平和の絵本を作り、3カ国で出版することになった。韓国のクオン・ユンドクさんは元従軍慰安婦の花ばあばシム・ダリョンさんの物語を書くことにした。「慰安婦」は日中韓すべてに関わる問題だからだ。しかし制作途中で日本の出版社から修正依頼が来た。(原画は表現の不自由展2022京都・神戸で展示された。)

【クオン・ヒョ監督紹介】
「日中韓平和絵本プロジェクト」に関わったことから、日本軍「慰安婦」問題に関心を持ち「わたしの描きたいこと」(2012年)を制作。韓国の市民放送局RTV「メディアで開く世界」のプロデューサー、メディア教育などを中心に活動する。

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●3/11(土)13:30開場
 『東京メトロ「非正規」物語』
 
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制作:松原明・佐々木有美
 ドキュメンタリー/82分/2021/日本
 特別ゲスト:女闘労倶楽部(めとろくらぶ)後呂良子さん、加納一美さん。瀬沼京子さん

東京メトロ売店の非正規女性たちは正社員との格差差別に立ち上がり、組合を結成。直談判と座り込みで少しずつ改善を実現。支援の輪を広げ、2020年の最高裁・判決まで頑張り抜く。この映画は彼女たちの8年間の闘いの物語。いまや非正規労働者は2100万人を超え、7割は女性たち。彼女たちの闘いは、高齢女性の貧困問題そのものだ。

【制作者紹介】
1989年、自主ビデオ制作集団「ビデオプレス」設立。労働・反戦・医療・環境問題などを制作。代表作「人間らしく生きよう-国労冬物語」(2001)、「メトロレディーブルース三部作」(2013/2014/2018)など。

※交流会「シニア女性映画祭10周年記念誌出版祝賀会」
 3/11(土)17:00~19:00
 ホテルアイボリー3F(徒歩5分)
 会費:4000円(食事付)
 要予約:20人(締切3/4)090-2700-4557(正木)

●3/12(日)10:00開場
 『メラルはどこに!』

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白服のメラル

監督:メレク・オズマン
 日本初上映!
 ドキュメンタリー/37分/2012/トルコ/字幕:日・英
 トークゲスト:正井礼子さん(ウィメンズネットこうペ代表)

 2011年、トルコ政府は女性を暴力から守るEUのイスタンブール条約を批准した。その直後、一人の女性が殺害された。メラルは夫の暴力に耐えきれず22歳で娘をつれて離婚。自立のため資格をとり、未来への夢に向かっていた。だが元夫がメラルの美容院に現れた…。母の悲しみと怒り、女性への暴力反対を音楽で訴える女たちのドキュメンタリー。

【監督紹介】
 MeLk Özman(メレク・オズマン)
 1974年生まれ。2001年、トルコのフィルモア女性映画祭の設立に参加。
 女性のためのビデオワークショップにも力をいれ、制作者を育成。
 「女たちの反逆-トルコの女性解放運動」など作品多数。

●3/12(日)13:30開場
 山川菊枝の思想と活動『姉妹よ、まずかく疑うことを習え』

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 監督:山上千恵子
 ドキュメンタリー/76分/2011/日本
 トーク:山上千恵子監督

 100年ほど前、山川菊栄は、女性が制度的にも抑圧され声をあげにくい時代に「なぜ女性は生きづらいのか?」と声をあげた。男女平等社会実現のための彼女の思想と活動の軌跡を、インタビューでたどり、その現代的意義を問い、今を生きる人たちにつなぐドキュメンタリー。山川菊栄はいまも呼びかける、「姉妹よ、まずかく疑うことを習え」と。

【監督紹介】
 1980年からビデオ制作を始める。2001年、ソウル女性映画祭「Dear Tari」で観客賞受賞。「30年のシスターフッド」(2004)、「闘いつづける女たち」(2017)など。2004年、映像記録を残すため<女たちの歴史プロジェクト>を瀬山紀子と立ち上げる。
(暁)

第18回大阪アジアン映画祭 ラインナップ(暁)

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2023年3月10日(金)から19(日)に開催される第18回大阪アジアン映画祭の開催概要および上映作品ラインナップをお知らせします。
今回はコロナ禍で2020年から途絶えていたゲストとの交流を再開するほか、上映会場の1つに2022年春にオープンした大阪中之島美術館が加わります。
なお作品ラインナップのうち、スペシャル・オープニング作品(メイン会場であるABCホール初日の3月15日水に上映)については後ほど。

第18回大阪アジアン映画祭(OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2023)
開催概要
★期間:2023 年 3 月 10 日(金)〜19 日(日)
★会場:ABCホール、シネ・リーブル梅田、梅田ブルク 7、大阪中之島美術館、国立国際美術館
★料金:1300 円、22歳までの方500円 全席指定席
★販売方法:梅田ブルク7、シネ・リーブル梅田上映分は各劇場ウェブサイト及び劇場窓口にて販売。ABCホール、大阪中之島美術館上映分は映画祭ウェブサイト及び会場窓口にて
※チケットは 3月5日(日)より上映会場ごとに順次発売開始。料金や販売方法等の詳細については、2月以降、映画祭ウェブサイトにて。
*公式HPはこちら

◆上映情報

●スペシャル・オープニング作品、クロージング作品を除いた作品数は48作品(うち、世界初上映13作、海外初上映8作、アジア初上映2作、日本初上映19作)、15の国と地域の作品を上映。

●グランプリ、来るべき才能賞を競う「コンペティション部門」
・香港からは、黄秋生(アンソニー・ウォン)主演、移民問題と父子の絆を描いた『白日青春』、“家族”の在り方を問う『香港ファミリー』、『少年たちの時代革命』林森(ラム・サム)監督最新作の『窄路微塵』(きょうろみじん)。
・台湾からは、昔ながらの理髪店が舞台の人情劇『本日公休』、背筋の凍る青春ホラーサスペンス『黒の教育』(『あの頃、君を追いかけた』の主演男優柯震東=クー・チェンドン監督デビュー作)。
・インドからは、宮崎アニメの大ファンで、愛猫をミャーザキと名付けたカップルの話『マックスとミンとミャーザキ』、『ブルブルは歌える』監督によるコロナ禍での家族の危機を描いた『トラの旦那』。
・インドネシアの#MeToo問題に切り込んだ『ライク & シェア』、タイのヒットメーカーGDH559製作、双子姉妹監督が描く双子姉妹の初恋の行方『ユー&ミー&ミー』。
・ジョージアで生きる女性たちの、心と体の解放と自立を描いた『私だけの部屋』
・日本からは4作品が入選。「日本映画豊作の年」と暉峻プログラミング・ディレクター。
★アンシュル・チョウハン監督(『コントラ』)、尚玄、MEGUMI、松浦りょう、藤森慎吾真矢みき出演、少女の事件を題材に魂の救済を描く『赦し』
★いまおかしんじ監督(『れいこいるか』)が亡くなった同志たちを想う『天国か、ここ?』
新人気鋭監督作は、生きづらい世の中へのメッセージが込められた2作、
★宮嶋風花監督(『親知らず』)が長澤樹、窪塚愛流らを迎えて贈る『愛のゆくえ』
★細田佳央太、駒井蓮出演、金子由里奈監督(『眠る虫』)が大前粟生による同名小説を原作に手がけた『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』
以上14作を上映。

●暉峻プログラミング・ディレクター肝煎りの「特別注視部門」
・米アカデミー賞国際長編映画賞バングラデシュ代表、ミステリー『風』
・サンダンスで審査員賞受賞のほか20か国以上の映画祭で上映、映画愛にあふれるフィリピン映画『Leonor Will Never Die(英題)』
・今年のベトナム正月(テト)映画『姉姉妹妹2』(シリーズ前作『姉姉妹妹』はOAFF2021ABCテレビ賞)
・『なまず』『ベイビー・ブローカー』「梨泰院クラス」出演のイ・ジュヨンによる初監督短編『ドア前に置いて。ベル押すな』
など14作を上映。

●斬新で挑戦的な作品を紹介する「インディ・フォーラム部門」
・主演唐田えりかの演技が光る、石橋夕帆監督(『左様なら』)による『朝がくるとむなしくなる』
・主演に松井玲奈を迎え、夏都愛未監督(『浜辺のゲーム』)が佐賀を舞台に描く『緑のざわめき -Saga Saga-』
・息子(山中崇)と認知症の父(嶋田久作)を描いた長部洋平監督の短編『TOMA2号』
・時代に翻弄された石垣島の台湾移民を追った『海の彼方』の続編となる短編『海の彼方 それから』
・海外映画祭で上映が相次ぐ、瀬戸かほ主演、Keishi Kondo監督によるSF・ホラーのジャンルを超えた一作『New Religion』
・大阪芸術大学在学中の杵村春希監督による初長編『カフネ』
など9作を上映。
・また、新進気鋭の田中晴菜監督に注目し、短編『甘露』『Shall We Love You?』の2作を特別上映.

●【特集企画】《Special Focus on Hong Kong 2023》
・おバカなコーチと訳あり少女たちのドッジボール大会優勝への道を描いた汗と涙のコメディ『深夜のドッジボール』
など5作を上映。(3作はコンペ部門と重複)

●「特別招待作品部門」
・ある老人の60年越しの壮絶な復讐劇を描く本格エンタメ『リメンバー(原題)』
・黒沢清監督作などの撮影監督を務めた瓜生敏彦の監督デビュー作。フィリピンの最貧困エリアに暮らす子どもたちを8年間かけて撮った『子どもの瞳をみつめて』の2作上映。

●【協賛企画】《芳泉文化財団の映像研究助成》
山中貞雄初監督作『磯の源太 抱き寝の長脇差』の脚本を基に作られた時代劇を含むサイレント短編集『サイレントムービー』など3作品を国立国際美術館で無料上映。

●【特別企画】《大阪万博と高橋克雄》
70年大阪万博のために製作され、オーストラリアの教師と大阪の小学生の交流を描いた短編や日本館のパビリオンで上映されたアニメーションなど、映像作家の故高橋克雄による貴重な3作品を無料上映します。

*公式HP上映作品一覧はこちら

■主催:大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪市/一般社団法人大阪アジアン映画祭/大阪商工会議所/公益財団法人大阪観光局/朝日放送テレビ株式会社/生活衛生同業組合大阪興行協会/株式会社メディアプラス)
■支援:芸術文化振興基金助成事業
■HONG KONG GALA SCREENING 協賛
香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部(香港経済貿易代表部)
■協賛:神戸女学院大学文学部英文学科/公益財団法人芳泉文化財団
■問い合わせ:大阪市総合コールセンター(なにわコール)TEL.06-4301-7285(年中無休 8時から21時)、FAX.06-6373-3302
大阪アジアン映画祭運営事務局 TEL.06-4301-3092(月曜日から金曜日:11から17時)
Email:info@oaff.jp





第12回死刑映画週間 国家と戦争犯罪の死刑

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2023年2月11日(土)~2月17日(金)
会場:渋谷ユーロスペース


国家はどんな理屈を使ってでも、「人殺し」としての戦争を始めてします。
ウクライナ戦争は私たちに、改めてその事実を教える。
戦争犯罪を裁く必要性もあるだろうが、国家は死刑制度を通しても、「人殺し」の権限を独占している。
死刑執行の裁量権を持つ法相、法相は地味な仕事で、死刑のはんこを押した時くらいしかテレビに出られない、お金も集まらない、と嘆いた。
戦争でも死刑でも、兵士や公務員に他者の殺害を命じる立場にある者は、こんなにも無責任だ。
今回の7本の映画は、そんな人間社会の過去と現在に異議を発し、国家に万能の権限を与えてよいのかと問いかける。

詳細は、こちらのサイトをご覧ください。 
http://eurospace.co.jp/uploadfile/master/000654.pdf


◆上映作品とトーク予定 (★上映は、トークのない日にもあります)

『白い牛のバラッド』原題:Ghasideyeh gave sefid  英題:Ballad of a White Cow
監督:ベタシュ・サナイハ マリヤム・モガッダム 
2020年/イラン・フランス/ペルシア語/105 分
2月14日(火)19:00からの上映後 村山木乃実さんトーク
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/485593789.html

『海と毒薬』
監督:熊井啓 1986年
2月11日(土)13:30からの上映後 伊藤真美さんトーク

『愛は降る星のかなたに』
監督:齋藤 武市 1956年
2月17日(土)19:10からの上映後 太田昌国さんトーク

『悪は存在せず』英題:There Is No Evil 原題:Sheytan vojud nadarad
監督:モハマド・ラスロフ 
2020年/ドイツ・チェコ・イラン/152分
2月15日(水)18:30からの上映後 中村菜穂さんトーク
http://cineja3filmfestival.seesaa.net/article/478620118.html

『チェチェンへようこそ-ゲイの粛清』原題:Welcome to Chechnya
監督:デイヴィッド・フランス
2020年/107分/アメリカ・イギリス
2月13日(月)19:00からの上映後 石川大我さんトーク
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/485714202.html

『抗い―記録映画作家 林えいだい』
監督:西嶋真司 2016年/100分
2月12日(日)13:30からの上映後 西嶋真司さんトーク

『顔のないヒトラーたち』
監督:ジュリオ・リッチャレッリ 
2014年/ドイツ/123分
2月16日(木)18:50からの上映後 柳原伸洋さんトーク