香港特別行政区設立25周年記念映画祭 「香港映画の新しい力」

香港特別行政区設立25周年記念映画祭
「Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」

2022年11月9日(水)〜13日(日)
会場:Bunkamuraル・シネマ
料金:800円 均一(税込)
公式サイト:https://makingwaves.oaff.jp/

*上映作品* 

『黄昏をぶっ殺せ』
TIME/殺出個黄昏/2021年/広東語/99分
監督:リッキー・コー(高子彬)
出演:パトリック・ツェー(謝賢)、フォン・ボーボー(馮寶寶)、ラム・シュー(林雪)、  チョン・シューイン(鍾雪瑩)、サム・リー(李燦森)
11月9日(水) 19:00〜


『リンボ』
LIMBO/智齒/2021年/広東語・日本語・英語/118分 協力:東京国際映画祭
監督:ソイ・チェン(鄭保瑞)
出演:ラム・カートン(林家棟)、リウ・ヤースー(劉雅瑟)、メイソン・リー(李淳)、フィッシュ・リウ(廖子妤)、池内博之
11月10日(木) 19:00〜


『ワン セカンド チャンピオン』
ONE SECOND CHAMPION/一秒拳王/2021年/広東語/98分 
配給:ライツキューブ
監督・原作・出演:チウ・シンハン(趙善恆)
出演: エンディ・ザーウグヲクイン(周國賢)、チャーノン・サンティナトーンクン、リン・ミンチェン(林明禎)
11月11日(金) 16:00〜


『同じ空の下』
LOOK UP/一樣的天空/2022年/広東語/117分
監督・脚本:ダニエル・チャン(陳翊恆)、ティム・プーン(潘梓然)、エルビス・ハウ(侯楚峰)、サニー・イップ(葉正恆)
出演:イヴァナ・ウォン(王菀之)、セッ・ソウ(石修)、チュウ・パッヒム(朱栢謙)、ケビン・チュウ(朱鑑然)
11月11日(金) 19:00〜


『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』
A CHINESE GHOST STORY/倩女幽魂/1987年/広東語/96分 配給:ツイン
監督:チン・シウトン(程小東)
出演:レスリー・チャン(張國榮)、ジョイ・ウォン(王祖賢)、ウー・マ(午馬)
11月12日(土) 16:00〜


『サンシャイン・オブ・マイ・ライフ』
SUNSHINE OF MY LIFE/一路瞳行/2022年/広東語/96分
監督:ジュディ・チュウ(朱鳳嫻)
出演:カラ・ワイ(惠英紅)、カリーナ・ン(吳千語)、ヒューゴ・ン(吳岱融)
11月12日(土) 19:00〜


『6人の食卓』
TABLE FOR SIX/飯戲攻心/2022年/広東語/116分
監督:サニー・チャン(陳詠燊)
出演: ダヨ・ウォン(黃子華)、ルイス・チョン(張繼聰)、ステフィー・タン(鄧麗欣)、 イヴァナ・ウォン(王菀之)、リン・ミンチェン(林明禎)
11月13日(日) 16:00〜


『神探大戦』
DETECTIVE VS. SLEUTHS/神探大戦/2022年/広東語/101分
協力:東京国際映画祭
監督:ワイ・カーファイ(韋家輝)
出演:ラウ・チンワン(劉青雲)、シャーリーン・チョイ(蔡卓妍)、レイモンド・ラム(林峯)、カルメン・リー(李若彤)
11月13日(日) 19:00〜


第23回東京フィルメックス  ラインナップが発表されました

filmex 2022.jpg


第23回東京フィルメックス / TOKYO FILMeX 2022
会期:2022年10月29日(土)~11月5日(日) (全8日間)*10月4日現在予定
会場:有楽町朝日ホール(10/29-11/5)
公式サイト:https://filmex.jp/2022/

神谷直希プログラム・ディレクター2年目となる第23回東京フィルメックスの上映作品が発表されました。

上映スケジュール&チケット販売方法 ★10月12日発表されました
*チケット販売は10月16日(日)10am開始

◆東京フィルメックス・コンペティション
アジアの新進作家が2021年から2022年にかけて製作した作品の中から、9作品を上映。
3名の国際審査員が、最優秀作品賞と審査員特別賞を選び、11/5(土)に行われる授賞式で発表します。

【国際審査員】
審査委員長:リティ・パン(Rithy PANH)フランス・カンボジア / 映画監督
キキ・ファン(Kiki FUNG)香港 / 映画プログラマー
キム・ヒジョン(KIM Hee-Jung)韓国 / 映画監督

(日本語タイトル横の★=長編監督デビュー作)

『地中海熱』 Mediterranean Fever
パレスチナ、ドイツ、フランス、キプロス、カタール / 2022 / 108分 /
監督:マハ・ハジ( Maha HAJ )
占領下に置かれたパレスチナ人のアイデンティティの問題を背景に、二人の中年男の思いがけない友情の帰結を皮肉たっぷりに描く、マハ・ハジの長編第2作。
カンヌ映画祭「ある視点」部門でプレミア上映。最優秀脚本賞受賞。

『ダム』★ The Dam
フランス、スーダン、レバノン、ドイツ、セルビア、カタール / 2022 / 80分 /
監督:アリ・チェリ( Ali CHERRI )
ナイル川の大規模ダムのほとりの村で、川で生まれた泥と水でレンガを作る職人の男。やがて彼が作り続ける不思議な泥の建造物が独自の生命を獲得していく。レバノン出身のビジュアル・アーティスト、アリ・チェリの長編デビュー作は魅惑的な寓話である。

『ソウルに帰る』Return to Soul
ドイツ、フランス、ベルギー、カタール / 2022 / 116分 /
監督:ダヴィ・シュー ( Davy CHOU )
韓国で生まれ、フランスで養父母に育てられた25歳のフレディが初めて韓国に降り立ち、実の両親を探し始める。エレガントな撮影と編集で、瞬間を生きるフレディの存在そのものが力強く迫りくる作品。カンヌ映画祭「ある視点」部門で上映。

『自叙伝』★ Autobiography
インドネシア、フランス、シンガポール、ポーランド、フィリピン、ドイツ、カタール / 2022 / 116分
監督:マクバル・ムバラク ( Makbul MUBARAK )
青年Rakibは地元の首長選挙に立候補を表明した家主の選挙キャンペーンを手伝うことになるが…。父親的存在からの承認を求める一人の青年を通じ、暴力と欺瞞に満ちたインドネシアの近過去を寓話的に描く。
ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。国際映画批評家連盟賞受賞。

『アーノルドは模範生』★ Arnold is a Model Student
タイ、シンガポール、フランス、オランダ、フィリピン / 2022 /
監督:ソラヨス・プラパパン ( Sorayos PRAPAPAN )
数学オリンピックでメダルを獲得したアーノルド。だがある日、彼は大学入試で学生のカンニングを助ける地下ビジネスに加担してしまう。ソラヨス・プラパパンの長編デビュー作。
ロカルノ映画祭新進監督コンペティション部門でワールドプレミア上映。

『石門』Stonewalling
日本 / 2022 / 148分 /
監督:ホワン・ジー&大塚竜治 ( HUANG Ji & OTSUKA Ryuji )
妊娠に気づいたものの、今子供を持つことも中絶も望まなかった20歳のリンは、診療所で死産の医療訴訟に巻き込まれている両親を助けるために、自分の赤ん坊を提供しようとする。
ヴェネチア映画祭ヴェニス・デイズ部門でワールドプレミア上映。

『再生の朝に -ある裁判官の選択-』撮影監督 大塚竜治さんインタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2011/saiseinoasani/index.html


『同じ下着を着るふたりの女(原題)』★The Apartment with Two Women
韓国 / 2021 / 140分 / 配給:Foggy
監督:キム・セイン ( KIM Se-in )
中年シングルマザーの母親と20代の娘の、暴力と依存の悪循環に陥った親子関係を描く。2021年10月に初上映された釜山映画祭でニューカレンツ賞を受賞し、その後はベルリンを始めとする多くの国際映画祭で紹介されてきた新鋭キム・セインの驚くべき長編デビュー作。

『Next Sohee(英題)』Next Sohee
韓国 / 2022 / 138分 / 配給:株式会社ライツキューブ
監督:チョン・ジュリ ( JUNG July )
プロバイダーにサービスを提供するコールセンターの職に就いたソヒは、仕事に意欲的に取り組んでいたが……。韓国で実際に起きた10代の若者の自殺事件から着想を得たというチョン・ジュリ監督の待望の長編第2作。カンヌ映画祭批評家週間クロージング上映作品。

『遠いところ』A Far Shore
日本 / 2022 / 128分 / 配給:ラビットハウス
監督:工藤将亮 ( KUDO Masaaki )
沖縄の地で、貧困に晒され、暴力と隣り合わせで暮らす若い母親が、依存と自立との狭間で葛藤しながらも、自分の足で歩いていこうとする様を描く。カルロヴィヴァリ国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映された工藤将亮監督の長編第3作。


◆特別招待作品

★オープニング作品★
『ノー・ベアーズ(英題)』 No Bears
イラン / 2022 / 107分 / 配給:アンプラグド
監督:ジャファル・パナヒ ( Jafar PANAHI )
映画監督ジャファル・パナヒの目を通して並行して語られる2つの愛と抵抗の物語。ここ十数年、芸術的自由に関する自己言及的作品を作り続けてきたパナヒの最新作。パナヒがイラン当局に拘束される中、ヴェネチア映画祭でプレミア上映され、特別審査員賞を受賞した。

★クロージング作品★
『すべては大丈夫』Everything Will be OK
フランス、カンボジア / 2022 / 98分 /
監督:リティ・パン ( Rithy PANH )
カリスマ的なイノシシの将軍に率いられた動物たちが人間たちを奴隷として支配するディストピアの世界。カンボジアの大虐殺から、近年は一般的な専制政治や虐殺をテーマにしつつあるリティ・パンの最新作。ベルリン映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞。

2015年6月 『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』上映の折のリティ・パン監督トーク
http://www.cinemajournal.net/special/2015/cambodia/index.html


『ホテル』The Hotel
香港 / 2022 / 112分 /
監督:ワン・シャオシュアイ( WANG Xiaoshuai )
COVID-19の影響でチェンマイのホテルに足止めされた宿泊客たちの間に次第に巻き起こる波紋。『在りし日の歌』のワン・シャオシュアイ監督が実際に2020年の旧正月を過ごしたホテルを舞台に描く人間模様。トロント映画祭でワールドプレミア上映。

『ナナ』Before, Now & Then
インドネシア / 2022 / 103分 /
監督:カミラ・アンディニ( Kamila ANDINI )
1960年代のインドネシアで紛争に巻き込まれ、親族や家族を失ったナナが、思いがけない友情を通して自分自身を解放し、自由な人生を再び希求し始める姿を描くカミラ・アンディニの長編第4作。
ベルリン映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映。銀熊賞(最優秀助演賞)受賞。

『見えるもの、見えざるもの』が、2017年の東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞した折のカミラ・アンディニ監督のコメントと写真はこちらで!
http://www.cinemajournal.net/special/2017/filmex/index.html


■メイド・イン・ジャパン
『彼女はなぜ、猿を逃したか?』Why Did She Let the Monkeys Loose?
日本 / 2022 / 98分 /
監督:高橋泉( TAKAHASHI Izumi )
動物園の檻を壊して猿を逃がし、逮捕された女子高生・未唯の取材を始めるルポライターの優子。だが誹謗中傷に晒される未唯の中の真実を探ろうとするうち、徐々に彼女の精神の均衡は崩れていく。高橋泉と廣末哲万による映像制作ユニット「群青いろ」の最新作。

『石がある』There is a Stone
日本 / 2022 / 104分 /
監督:太田達成( OTA Tatsunari )
見知らぬ街を訪れた女性が河原で水切り遊びをしている男と出会い、他愛のない遊びの時間から、物語に静かなさざ波が引き起こされていく。ジャック・ロジエのヴァカンス映画を想起させもする、太田達成監督の『ブンデスリーガ』(16)以来となる2作目の長編。


■ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集
台北中日経済文化代表処台湾文化センター、東京国際映画祭との共催で今年監督デビュー30周年を迎えるツァイ・ミンリャン監督の作品を特集上映。

『ふたつの時、ふたりの時間』What Time is it There?
台湾、フランス / 2001 / 116分

『西瓜』The Wayward Cloud
台湾 / 2005 / 114分 /

『ヴィザージュ』Face
フランス、台湾 / 2008 / 141分 /