日中国交正常化45周年記念 中国映画祭「電影2018」東京/大阪/名古屋 (美)

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2017年に日中両国の国交正常化から45周年を迎えたことを記念して公益財団法人ユニジャパン(東京国際映画祭事務局)、上海国際影視節有限公司(上海国際映画祭事務局)と共同で映画を通して友好を深めたく企画した。

代表で挨拶なさった方が「その国の映画を3本観たら大体のことが理解できると思います。是非、この映画祭の中で3本は観ていただきたいと願っています」と述べられた。ミッキーもその通りだと思うので是非ともご覧いただきたい。

🎬『《芳华》YOUTH 』フォン・シャオガン監督/大阪うめだホールにて

軍隊文工団の青年たち青春群像劇。

シドニーでは英語字幕が早く消えてしまい、ほとんどわからずじまいで観たが、1970年代の国の政策下で訓練された「文工団」の様子、そこでのプラトニックな男女の出会い、その方たちの現代の様子まで描かれていた。オーケストラあり、歌あり、ダンスありの素晴らしいもので、厳しい練習の様子も映し出されていた。

字幕なしでそれだけわかったが、すごく感動したので日本語字幕で1日も早く観たかった。

願いが叶った。感動はシドニーの倍、最後のシーンでは涙が(この頃、涙もろい……大阪ステーションシティシネマで観た『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』でもボロ泣きした)こぼれた。

これは是非是非公開していただきたい作品。中国の民衆の辛い時代がわかるので、3本の中の1本には入れてほしい。